ハンコをパタリと押して・・・なんだか鼻息が荒くなり、してやったりと思が先か・・・
シトシトと後悔が頭を揺らして・・・情けない顔になっているのか・・・。
冷たい川から上がって・・・転がる大きな石伝いに歩けば・・・
可愛いスタンプの足跡が・・・プカプカと並んで・・・
両手両足・・・四つん這いになって歩けば・・・
小さな手と足のハンコが並んでいる・・・。
大人になる条件は星野の数ほどあるけれど・・・
自分のハンコを持つ意味が・・・ドスリと心に落ちた時があり・・・
なんだか大人な気分で、大きな大人を相手に大人のハンコを使ったりして・・・
ハンコ文化ももうすぐ薄くなるみたいですが・・・
土蔵の中から出て来た古い掛け軸や・・・何事か歴史を変えるほどの書物の下には・・・
パチリと押された印が目立ち・・・
書かれた言葉や絵に・・・大きな力はあっても・・・
バランスよく締めの名前や印を残す事に・・・とても大きな存在感を感じます・・・。
兄弟が多く・・・長男以外は家を出て、仕事も家も自分で手にする社会は・・・
幼い頃から・・・否が応でも大人にまざり、かしこくならなければいけない・・・
そこには、暮らしの中で生まれる、責任や・やさしさ・・・
社会に出ての・・・強さやずるさが生まれて行きます・・・。
暮らしの中で、毎日からだを動かさなければいけない・・・古民家の暮らしは・・・
普通とは違う景色を見る事が出来るのかも・・・。
自然の中で覚えた強さは・・・人も暮らしも強くなるんだと思います。