自分が覚えている町の風景が、ビミョーに変化して行く姿を見ているのに・・・
真新しい公園や施設が建って・・・いざそこに何があったのか・・・?
思い出そうとしても目に浮かばない・・・
そうやって、数年もすると・・・すっかり知らない街に生まれ変わっているのだろう・・・。
初めての場所は妙にフワフワして・・・歩くのも、車で走るのも楽しくて・・・
多少迷った所で、そこは日本・・・何とかなるもので・・・
さまよい歩きながら街並みを伺うのも・・・おつなものかと思います・・・。
区画整理された田んぼが綺麗と思うか・・・いびつな形の畔が並ぶ田んぼを美しいと感じるのか・・・?
街並みも一緒で、整然と並ぶ中にも歴史ある佇まいを感じる場所もあれば・・・
ガチガチと騒がしく整理整頓されていない中に、ひとりひとりの暮らしが映る町もあります・・・。
面白みのない快適な住まいがツラツラと並ぶ街は・・・歩いていても空虚で・・・
何故か、無性にむなしくなる気がして・・・。
100年、暮らしを見守り続けて来た建物を、老朽化・耐震性を問題に解体する考え方・・・
歴史も、これからの暮らし方、街並みも風景も思い描く事の無い・・・
目を閉じれば思い浮かぶ街づくりは、これからも進んで行ってしまうような気がします。