暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

新・旧

2018年03月20日 | 古民家

 伝統工法で建てることで本来の木造住宅の良さを、最大限生かしてくれる事になります・・・

金属と木材の素材の違うものを合わせると、結露などで木材が傷んだり・・・・

力のかかり方に無理があったりします・・・・そんな考えや想いでいましたが・・・

先日もお話したように、社寺仏閣に限らず一般建築でも、金属やガラス繊維などの・・・

違う素材を組み合わせた補強方法や、経年劣化に対する素材の変更が行われているそうです・・・

構造強度を保つ為に、伝統建築でも耐力壁を必要とする場合もあります・・

耐震ダンパー(建物の揺れを吸収する装置)や面格子パネルなど・・・

見えない壁の中や、見た目の雰囲気を損なわない工夫もされてきています。

重要文化財でも補強の鉄骨梁はボルト・ナットで締め付けたり・・・

部材の入手の困難さ・・・補修費用の捻出・後継者不足・技術継承の難しさ・・・

国が保存するための費用にも予算があるので、湯水のように使うわけにもいかないのと・・

次に手直しするまでの期間を長くするための、工法や素材の工夫なのだと思います・・・。

代々伝わってきた文化や技術の継承が途絶えるのでは・・・そんな想いと・・・

それでも時代の流れ、社会の状況に合わせた技術で残していかなければ・・・

無になってしまうよりかはいいのか・・・?

いろんな問題が絡んでくるので、何が正しいのか・・・答えが出せないでいます・・・。

コメント
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