建物などを建てるときに「足場」を組みますが、昔は・・歩く部分が木の板でした・・・
長年使い込んだ足場の板は、傷が付いて、汚れて・・何とも言えない味が出てきます・・・
米国の建物や工場で使われていた床材や外壁材も、乾燥した空気の下で長い年月風雨にさらされたような・・
日本の材には無いような雰囲気があります・・・
30年前は叩き売られていた様な古民家も、今では多くの利用したい・・・住みたい・・・
活用をしたい・・・そんな声が多くありますが・・・
現実は・・・住めるように・・・お店が出来るようにリフォームするには多くの費用が必要になります・・・。
関東圏でも少し田舎に行けば、戸建ての木造2階建ての住まいが2千万円台で購入出来きます・・・
古いものにそこまで費用を投資できるか・・・価値観の違いにもなってきますが・・・
今、目の前にある古民家と同じ建物を建てる事はとても難しいと思います・・・
なぜなら・・・
同じ材料が手に入らない・・・
施工出来る職人さんがいない(少ない)・・・・
建売を買うのと同じ費用では予算が足りない・・・など・・・など・・・
古いものに価値を求める人は多いと思います・・・なぜなら、同じものは二度と手に入らないから・・・
どうして魅力があるかと言うと・・・時間をかけて熟成してきたものは・・・
時を刻むことでしか表現できなくて・・言葉には表せないたくさんの事を与えてくれるからだと思います・・・
人も物も・・・住まいも町も・・・時間を掛けて大切に育ていければと思います。