柴高の毎日

8月1日より、goo blogでの公式ブログに移行しました。

32期生、久しぶりの母校訪問!!

2017-08-24 08:34:00 | 一般
 先日、32期生卒業生が久しぶりに母校に姿を見せた。現在、某大学の事務職員をしており、大学広報の一環として同僚と2人で進路指導の先生と面談。その後、高校3年間担任としてお世話になった教師(なんと自分ですねん)と昔話に花を咲かせた。

 彼女は現在26歳。9年前に過ごした懐かしい3年3組の教室にて記念撮影。ついでにこれを読んでいる中学生や在校生が参考になるような質問をあれやこれやとぶつけて、インタビュー風に記事をまとめてみた。

 現在、彼女は多くの大学生の悩みを聞いたり進路指導をしている。そんな彼女が後輩である生徒諸君に贈った言葉に耳を傾けてほしい。

※彼女は32期生で「卒業を控えた3年生」でないが、記事カテゴリは「中学生の皆さんへ」とした。



(1)なぜ柴島高校を選んだのか?

 「総合学科」に惹かれたからです。普通科の高校を志望することに漠然とした不安を感じていたときに柴島高校を知り、興味があった分野の授業があることがわかり、選びました。

(2)高校生活で一番印象に残っていることは?

 3年間所属していた軽音楽部です。私は目立つ生徒ではありませんでしたが、大会や日々の活動を通じて協調性や、好きなことに向き合う楽しさや厳しさを学べたことが今でも印象深く残っています。



(3)高校生活で後悔していることがあれば書いてください。

 ひとつだけあります。それは、私は縁があって年間学級代表を務めたのですが、最後の文化祭で演劇ができなかったことです。理由はたくさんあると思いますが、もし私に当時もっと統率力があれば、みんなの個性を大切にしながらもっと盛り上げられたのでは?といまだに思い出します。

(4)なぜ大学の心理学科を選んだのか?

 専攻分野は中学生の時からずっと決めていました。大学を選ぶ決め手になったのは、高校3年生の校内の進路説明会(各大学・短大・専門学校の担当者が高校に訪れ、説明してくれる機会)の時に、志望大学の担当職員の方が学生たちのことを「あいつらは~」と楽しそうに話してくださったことです。きっとこの大学はみんな仲が良いのだろうなという印象がずっと残っていて、選びました。



(5)社会人となった今、大学を進学するときや大学を選ぶ時に一番大切なことは何か?

 もちろんカリキュラムや歴史、使える制度などを調べるのはもちろんですが、最終的には、自分の感覚を信じることです。誰かの印象や感覚ではなく、自分自身が「この大学、いいな」と思えたポジティブな感覚を大切にして進路先を選ぶことが一番大切だと私は思います。

(6)大学時代はどうでしたか?充実していましたか?

 とても充実していました。大学内外で素晴らしい人たちや機会に恵まれ、たくさんの経験をしました。思い出が多すぎるのでシンプルにいうと「学費以上に大学を使い切った!」と卒業式のときに感じました。

(7)高校と大学の違い、大学と社会人の違いは何ですか?

 能動的(積極的)に行動することです。大学は、高校時代にしたかったことや、新たに興味が出たことにチャレンジする機会がたくさんあります。でも、その機会は待っていても掴めません。積極的に動いてみると、自分が想像している以上に大学はたくさんのことができるはずです。

 社会人になると、大学時代のように積極的に動くだけでなく、今まで経験したことをその場面に合わせて組み替えて発信することが求められます。どちらも勇気がいることですが、その分チャレンジできたあとの達成感も大きいです。



(8)母校柴島高校の後輩にエールや言いたいことがあれば書いてください。

 皆さんの周りにはどんな人がいますか?

 私の周りには「柴島高校が大好きだ」と思わせてくれる人がたくさんいます。皆さんも「柴島高校が大好きだ」と思わせてくれる人との出会えること、また、皆さん自身が誰かにとっての「柴島高校が大好きだ」と思わせる人になることを心から願っています。

(9)卒業してから思う柴島高校のいいところ。大学時代の友人の高校時代の話などと比較してなど。

 個性豊かな人がたくさんいるところではないでしょうか。その個性たちを知り「自分は人と違っていてもいいんだ」ということや、自分相手の長所に人よりたくさん気づくことができたと思っています。なにより、大学時代の友人に高校の話をするたびに「ほんと個性豊かな人が多いよね」と羨ましがられます。

(10)卒業してから思う柴島高校の改善してほしいと思うところ?

 特にありません。思い出フィルターが美化してくれてるのでしょうか。しいて言えば、冷房の効きが階によって違うので3年生のときは寒かったことくらいですね。



 誠実な人柄で3年間クラス担任を支えてくれた彼女なら、大学職員として、そして人生のパートナーを迎えたばかりの女性として、末永く幸せな人生を歩んでくれると確信している。

 3年間助けてくれてありがとう。そしておめでとう。

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