くまのポーランド生活

ポーランドでどんな生活してるの?
こんな生活してます。

2008-02-15 06:37:47 | 普通の生活
先日、電車に乗っていたときに私の向かいの席の方の携帯がなり、彼は電話に出ました。
そのときの彼の会話。
「の、、の、、、、の、、の、、、の、なら~じぇ」
これだけを聞いたら会話しているのかどうか分からないですよね。

この「の」はポーランドでは相槌の言葉なんだそうです。
彼は電話の相手の話を聞いて相槌をしていたのです。
日本語にしてみれば「うん、分かった、ふんふん、うん、、じゃあね」とでもなるのでしょうか。

この「の」、会話でよく聞きます。
先週、同居人実家でいつものように夕食を食べてからリビングルームでお茶を飲んでいました。
その時に、同居人父上が弟に話しかけていました。
弟は「の、、の、、の」と言って話のきりのいいところで相槌をしていました。
相槌だと分かっていてもどうも「の」を聞くと、英語の「NO」と勘違いしてしまい、弟は父上の話に対して違うと言っているのだろうか?と最初は思ってしまいます。
で、後から「あ~、相槌だったっけ」と思う。これ私のいつものことです。

この他「の」は、
”no co?”(の つぉ)「で、なに?」とか
”no nie?”(の にえ)「~でしょう?」「~だよね?」とか
”no tak!”(の たぁく)「そう、そう」とか、
なんでもかんでも「の」が言葉の始めにあるような気がします。
意味が分からなかった頃は、なんで「の」から始まるの?ととても不思議でした。

ポ語って「の」のみならず、「あ」「い」「う」「お」「な」「ぽ」「ど」など日本語では、ひらがな一文字の言葉であっても、ポ語では一文字以上の意味があります。(当たり前といえば当たり前か、、、)
日本でいうひらがな一文字のこれらの言葉は会話の時は、他の言葉とくっついて話されるので初めの頃は(今も)どこで単語が切れているのか分からなくて、分からない言葉を辞書で調べる時に苦労します。

電車での会話の最後の「なら~じぇ」もna razieで、「な」と「ら~じぇ」別々です。
razieもrazからきていますので、razieで辞書には載っていません。
私にとってポ語は単語を調べるのに時間がかかるので苦労します。

 今日のポ語 

do zobaczenia (またね、また近々)

”ど ぞばちぇにぁ”

これも2つの単語なんですが、実際には1つの単語のように聞こえます。
zobaczyc'が動詞で”見る、面会する”という意味でdoが”~まで”という
意味なので、”また会う時まで”=see you laterということなんですね。