昨日は同居人の友人宅に招待をうけてお邪魔しました。
ポー人女性です。
ごちそうになった食事はポー料理というより、イタリアン。
彼女はイタリアが大のお気に入りのようで何度も行っているとのこと。
ワインにオリーブ、チーズ各種、彼女が作ったチーズとハーブの入ったクラッカー、モッツェレラ&バジル&トマトなど、前菜からイタリア~ン。
メインは肉料理(ちょっとポー料理っぽい)。
デザートはティラミス。
お腹いっぱいになりました。ごちそうさまです。
彼女は今週末からのGWにイタリアに行くので、GWが待ち遠しいと行っていました。
今回はナポリ中心らしいです。
イタリアって行ったことないですが、案外広いんですよね。
色んな観光地があってそれぞれの地を楽しめるらしい。
で、彼女の話に依ると、初めてイタリアに行った時、小さな町を訪れたらしいです。
町の中を走るバスに乗って観光の途中、バスの運転手がバス停でもないところで止まってバスから出ていったきりしばらく帰ってこない。
彼女は一体何があったのだろうか?と様子を探っていたらしい。
観光の時間が短くなるなぁ~とちょっといらいらしていたとのこと。
他の乗客たちは待つことには全然抵抗がないらしく、不満もいわずお喋りをしながら運転手の帰りを待っていたらしいです。
どうやら、その止まったところは運転手さんの母親の家で、通りがかったので挨拶に寄った。
家に入ったら、母親から朝食を出されたから食べて一休みしてから、バスに戻って仕事再開したらしいです。
日本じゃ考えられないことですよね。(ポー国でも)
その話を聞いて私はとんでもなく驚きました。
イタリアの生活ペースはのんびりと聞いてはいましたが、そこまでのんびり?!
彼女が言うには、そこはとっても田舎なので和気あいあい&みんながみんなを知っているみたいな感じなので、特にゆっくり&のんびりらしいです。
日本の生活のスピードは住んでいる時はあまり思いませんでしたが、外国に暮らしてみて(比べる国があると)、日本は速過ぎだよって思います。
そんな彼女、初めてのイタリアは生活ペースが遅くていらいらしたそうですが、今はそのペースがすごく心地よくて好きだっていいます。
だから、(比べると)速いポー国の生活ペースからの逃避で休みのときはイタリアに行くのだそうです。
私は、「郷に入ったら郷に従え」で、異国の生活ペースに慣れるように努力していますが、きっともう日本のペースにはついていけない自分になっていると思います。
今日のポ語
tempo (速さ、速度、テンポ)
”てんぽ”
生活のテンポってヨーロッパに来て各国違いがあるのだなと分かりました。
スペインものんびりだと聞きました。
日本人は速いのに慣れてしまっているせいか、「待つ」ということに関しては
「待てない」人々だと思います。
ポー人は、共産時代に並ぶことに慣れているせいか、待つことに関しては
寛容な人々だと思います。