口下手の筆まめⅤ~夫の気持ち、男の気持ち~

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青春の思い出が消えていた

2010-08-01 23:59:59 | インポート
 この日は、京都・貴船で川床料理。お昼に出町柳集合だったのだが、学生時代に1年間だけ叡電沿線の上高野に下宿していたわたしはそのアパートがいまどうなっているか確かめたくて、一足早く出かけ、途中から合流することにした。卒業後も京都市内には1年間住んだことがあり、このあたりも自分の<持ち場>だったが、そのあと京都に遊びに行く機会を含めても足を運ぶことはなかった。上高野を訪れるのは、おそらく実に30年ぶり。

 出町柳から八瀬遊園行きに乗り、宝が池で鞍馬行き方面と分かれ、三宅八幡下車。相変わらず駅前には何もなく、地元以外の人が駅の場所を探し出すのは大変なことではなかろうか。大学に入ったばかりで地理もよくわからないときは、静かで、江の島電車みたいなのに乗って(当時江電に対して明確な知識を持っていたわけではないが)通学するのも悪くはないなと思っていたのだが、やはりちょっと遠かった。学内の移動に自転車が必須で、自転車で通うなら25分。いったん下宿に帰ってしまうと、あたりには何もなく、再び市街に出てくるのが億劫だった。何よりつらかったのは冬。比叡おろしが吹きすさび、寒いといわれる京都市街よりさらに数度気温が低いと言われた。事実、雪が積もって自転車なら転んで事故になりそうという時に、市街に出てきたら雪は解けてしまってどうってことなかったということもあった。結局、1年で上高野は逃げ出し、銀閣寺あたりに新たな下宿を見つけた。





 さて、アパートは予想通り壊されてしまって、民家になっていた。実は似たようなたたずまいの民家が連なっていたため、どこがアパートの敷地だったかさえもよく判別できなかった。近くにあった家主さんの家も雰囲気が変わっていた。あのときはお爺さんだけで守りをしていたが、失礼ながらもう当然お亡くなりになったと思われ、お子さんらが戻ってあとに住まわれているのだろう。

 今度は、鞍馬線の八幡前駅に出て(下宿から言えば三宅八幡駅が南の玄関なら、八幡前駅は西玄関。不動産広告的にいえば2WAY?通勤可能)、川床料理メンバーが乗る電車の時刻が分かっていたので、ここで合流。計12人。貴船口駅周辺は涼を求める観光客らでいっぱいで渋滞、料亭にたどりつくのに小1時間かかった。


 料理など、写真がうまく撮れていたら後ほどアップします。

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