録画人間の末路 -

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Photon2の発売日が2月に延期、下位モデル追加

2015-01-09 10:51:11 | 次世代ビデオへの懸念
AMDのAPUを採用した珍しさと欲しい機能を一通り備えた充実さ、「何かの間違い」との噂も根強い軽量さなどがあってAMD愛好家のみならず注目を集めていたBungBungame社のWinタブレット、photon2。発表当初は旧年中にも、という話でしたが音沙汰なく、ひょっとしたらこのまま登場しないかも・・・という懸念すら出てきていましたがどうやら2月に延期されただけのようです。

BungBungameのAMD APU搭載タブレットが2月発売へ


今回の発表で注目なのはA6 Micro-6400Tを採用した下位機種が加わったこと・・・とあるんですが、A6 Micro-6400Tなんて過去のAMDのMullinsの発表にもなく、聞いたことのないAPUなんですよね。検索してもないし。ひょっとしたらA4 Micro-6400Tの間違いかも知れません。これを採用しているのだとすると、A10 Micro-6700Tと比べてもあまり劣らないので、with Bingが採用できたことも考慮に入れると1~2万円ほど安くなる可能性があり、かなり魅力的になるかも知れません。

A10 Micro-6700T 4コア 2.2GHz(最大) TDP4.5 SDP2.8
A4 Micro-6400T  4コア 1.6GHz(最大) TDP4.5 SDP2.8

劣るのは最大クロックくらいですから。しかしリンク先のimpressの記事はなんか不正確ですね。A10 Micro-6700Tのクロックを1GHzと書いてますが、そんな情報どこにもないんですよ。ただ、2.2GHzというのもあくまで"最大"なので、多くのケースでは1GHzで動くのはあり得る話ですが、基本的にSocのクロックは最大表記ですから。ひょっとしたらBungBungameの渡した資料がそうなっていたのかも知れませんが、あえて低い表記優先にしたというのも考えられます。記事が公開されたのが9日の0時ピタリである点、製品情報のリンク先にはまだ何も掲載されていない点、他サイトでは情報がない点からBungBungameはphoton2の情報公開をimpressを優先して渡していると考えられます。それだけに記事や情報は正確に書いて欲しいし、注目を集めているのだからそれだけの責任を追って欲しいものです。

最近は8タブの値段が非常に下がり、ビックカメラのタブは20000円前後の価格ながらメモリとeMMCの容量が上位機種なみということで注目を集めていますが、やはりWindowsなら持って使うのと同じくらい置いて使いたいですから、10インチクラスでスタンドのついた本機はわたしにとって「こいつを見てからWindowsタブレットを選ばないと後悔する」機種となると思います。実機を触れる日が待ち遠しいです。


追記:Itmediaでも記事が貼られました。

BungBungame、4コアAPU採用のWindowsタブレット「Photon 2」日本投入を発表

なのでimpressに"絞って"を"優先"に改めました。やっぱりA6-6400T表記。「メーカー発表の型番」となっているのでBungBungameがそういう資料を渡したようです。その割にMicroが外れてるんですが。


さらに追記:
なんで昨年内に間に合わなかったか考えてみた。
・昨年の記事の時はAPUがM6700TのみでOSがWith Bingになっていた
・今回の発表ではM6400Tが追加され、そちらだけがWith BingとされていることからM6700Tは通常のWindows8.1と思われる
→つまり、BungBungameは最初のPhoton2でWith Bingを格安で提供してもらうための申請を行ったが審査に漏れてしまったため、条件を満たすM6400Tを採用して再設計。MSに再審査を要求してやっと通った(With Bingの条件に最大クロック2GHz以下、のようなネットブックの7Starter並の条件があるのかも)のではないか。その協議に時間がかかった
・BungBungameはM6400TのみでPhoton2を提供するつもりだったが、AMDとM6700Tに関して半独占的契約を結んでいたため、逆にこれが足かせとなってM6400T一本にすることができなかった。やむを得ず両方を製造することになり、製造工場の調整やマニュアル・パッケージの見直しなどでこれまた時間がかかった

これなら2か月の遅れなどむしろ短すぎて大変だった、とすら言えるのかも・・・。邪推ですよ邪推。

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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-01-09 20:35:37
う~ん、目玉の商品ということで特別仕様のものが提供(or BIOSレベルでカスタマイズ)されてる可能性も微レ存?。
しかし私もそのままウヤムヤになるのかと思ってましたが、忘れられてなかったようでなによりです。
後は、「お ね だ ん」だけですね(笑)。
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Unknown (slava)
2015-01-10 11:25:34
値段なんか気にせず一番強いやつを買う(白目)

二ヶ月だと基板改版して評価する時間を取るのはほぼ無理だと思われるので、ソフト周り、たとえばBIOS辺りのバグ取りをやっているのでしょうか。
それとも筐体の不都合かな?

何にしても無事に発売に漕ぎ着けることを祈ります。
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Unknown (krmmk3)
2015-01-10 20:20:11
>2015-01-09 20:35:37さん
とりあえず出ただけでも良かったです。
お値段は6700T機7万円前後、6400T機5万円台後半と予想してます。

>slavaさん
男らしい! わたしはこの間やっちゃったのでしばらくそういう発想で買えないです(^^;)
都合は邪推して本文に追加してみました。まぁ今度こそ大丈夫でしょう。、
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Unknown (Unknown)
2015-01-11 16:32:20
予想価格がそれだとするのまだ高いですね…

タブレットこそAPUの強さが出ると思うのでもっとAMDにもその他メーカーにも頑張ってほしいものです
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Unknown (sazanami)
2015-01-11 22:12:25
 AMDですからね、Intelじゃない以上この遅れは当然だと思います。
 IntelならすんないいくのがAMDだとすんなりいかないなんて何年も自作やっていたら慣れますよ。
 
 A4-1200は能力の限界か、firefoxがまもとに動作しない域まで達しました。
 カスペルスキーはそこまで重いと思っていないのですが、なかなかに厳しい内容に戸惑っています。

 OSを変えるしか無いのですが、AndroidにWineなどが使用できるようになってから考えたいと思っています。
(Linuxはいまいち慣れない、せめてLinuxbeanがインストールできれば良かったのですが、TN10Eという機種は64bitOSのみインストール可能という縛りがあり、インストールできなかったため頓挫しています。) 
 
 何度も書きますが、SSD交換できればそれに超したことはないのですが、タブレットの改造はできれば御の字なので厳しいところでしょう。

 わたしの用にCPU能力で困っているのも考え物ですが、ペンや反応速度などタブレットの能力を見るには総合力が必要になります。

 バッテリーが6~7時間がちょっと気になります。
SharpあたりがタブレットにAMD使えばだいぶ変わると思いますが、現実問題無理でしょう。

 わたしは今回は高見の見物と行きます。

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Unknown (krmmk3)
2015-01-11 22:48:13
>2015-01-11 16:32:20さん
最初情報が6万円って話だったのでそこから推測してみました。それでもスペックが近いThink Pad 10比較でずいぶん安く予想してるんですけどね。

>sazanamiさん
納品の信頼度がIntelに比べると劣るという話はよく出ますね。実際本当かどうかは分からないですが。
A4-1200の性能はさすがに低いでしょう。ブラウザをAPU最適化と言われているMaxthonにするというのはどうでしょうか。
SHARPってしばらくまともなPCを作ってないんじゃなかったでしたっけ。
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