録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

期待と不安が交差する・・・仮面ライダー50周年新作発表

2021-04-04 11:30:42 | 特撮・モンスター映画
東映の誇るヒーロー、仮面ライダーがこの4月で生誕50周年だそうです。いやめでたい。ウルトラマンなどと違って特定のシリーズ・話が高く評価されるシリーズではありませんが、定期的に作り続けられてこの年数ですからすごいものです。ただ、現在の仮面ライダーは仮面ライダーというよりメタルヒーローによりすぎた気がしてからわたしはテレビシリーズのチェックを外してしまい、CSで劇場版をやっているときに見る程度に成り下がってしまいましたが。
その50周年企画発表、が注目されていました。いくつも新作の発表がありましたが、その中の一本にあったのが「シン・仮面ライダー」です。


このタイトルを見たときにちょっと予感はありましたが、案の定脚本・監督は庵野秀明監督です。うーん、さすがに庵野監督=シン、はワンパターン過ぎないですかねぇ。企画は他作品よりもっと早かった! なんて声もあるようですが、タイトルはどうにでもなるでしょう。このタイトルならシン・仮面ライダーより真・仮面ライダーやってほしい(あるんですわ、序章しか作られなかったビデオ映画が)。
正直庵野秀明氏が「実写等身大ヒーローもの」の「監督」って時点でちょっと嫌な予感がします。今でこそエヴァンゲリオンだったり「シン・ゴジラ」だったりをヒットさせた大監督のイメージを持つ庵野秀明氏ですが、エヴァンゲリオンはアニメですし、「シン・ゴジラ」は監督ではなく総監督、現場の監督は盟友の樋口真嗣監督が務めています。「シン・ウルトラマン」はまだ公開されていませんが、庵野秀明氏の参加は脚本にとどまっていますし、実際の出来は樋口真嗣監督の腕次第かと。
で、次の「シン・仮面ライダー」は脚本と監督・・・となると、個人的にはアレしか思い出さないのですよ。そのタイトルは「キューティーハニー」。倖田來未氏による主題歌のカバーこそ話題になりましたが、確か興行的にはコケましたよねぇ、制作会社潰れましたし。Wikipediaによるとテレビ局など余計な分子の声が入るようになったことや予算的制約のせいもあったようですが、 やはり監督の責任もなくはないかと。もちろんあれから年月は経ってますし、東映も全面的にバックアップすると思いますし同じことにはならないでしょうが、どうも個人的には盛り上がってこないなぁ。だったら書くな、って言われるかも知れませんが。


わたしとしてはむしろ楽しみなのはこっち。


明確に「仮面ライダーBLACK」のリメイクをうたっており、期待が高まります。不勉強なため白石和彌監督の作品は見たことがないのですが、それだけに未知への期待と理想とする完成形の想像がいい具合に入り混じっている感がわたしの中で漂います。あえて過去の同監督作品は見ないで鑑賞に及んだ方がよさそうです。

しかし、日米合わせてこうも特撮そのものやその流れをくむ作品が連発する時代をまた迎えるとは、数年前には想像もしていなかったなぁ。この時代を作った功労者の一人が庵野監督であることは間違いありません。変なレポートで特撮を過去の遺産扱いしたときは怒りも覚えましたが、ちゃんとその責任を取ったことは(ちょっと偉そうな言い回しかも知れませんが)高く評価しています。「シン・仮面ライダー」もいい意味で期待を裏切ってくれればそれでいいのです。ただ、タイトルは再考した方がいいと思いますが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楽天モバイル、エリアギリギ... | トップ | フジHDの「外資規制違反疑い」... »

コメントを投稿

特撮・モンスター映画」カテゴリの最新記事