前々回のミスに気づいてからはもう情けないやらなにやら、コメント返しにも書きましたが、穴があったら入りたい気分でありました。ほんのちょっとだけブログ閉鎖して逃げようという考えが頭をよぎったくらい。久々に鬱に追い込まれました。
まぁもう落ち着いたので、汚名返上のためにも再度VCEの画質のチェックを行いましょう。本当は今日は書くべきこと・やるべきことがたくさんあるのですが、全部キャンセルしてこっちに全力を注ぎます。
なお、前々回のエントリーは間違えた、と言っても画質の評価のみで速度の計測は別に間違っていません。ただし、この速度はA'sVideoConverter5.0.0だからこそ出せた速さで、他のソフトでは出せないだろうと思います。
利用するパソコンはいつもの
・A10-5800K
・GA-F2A85X-UP4
・DDR3-1600 12GB
・Windows7 Pro SP1 64bit
なものを使います。なお、本日A'sVideoConverterに5.0.1と5.0.2が立て続けにリリースされていますが、VCEには関係なさそうなことと、上記環境ではGPUデコードを切るとトランスコードに失敗してしまうようになってしまいましたので、引き続き5.0.0を使います。もっとも速度は対象にしませんが。
比較対象としては当然IntelQSVを・・・と言いたいところですが、まだCore i7 2600Kを利用できる環境にしていません。こっちじゃLGA1155のいいMicroATXマザーは売ってないし、通販はもう一つ味気ないし、来月早々にまたまたまた東京行きますので、せっかくならそのとき買おうかと考えましたので後回しになってます。なので、QSVで作ったサンプルおよび元データが試験用に残してある動画をVCEでトランスコードして、それと比較することにしました。以前からウチを見て下さっている方から「またアレかよ」と言われそうな画像になってますが、そこら辺ご勘弁を。ついでですのでSpursEngineと、今回作り直したx264のサンプルも掲載します。なお、VCEのエンジンはメインコンセプト社製と聞いていたので、古いものですが同じくメインコンセプト社製AVCエンジンを搭載しているTMPGEnc XPRESS 4.0でエンコードした動画から切り出した画像も貼ります。ただし、このエンジンはインターレース保持状態だとあまりにひどい画になってしまうため、解除を有効にしています。
・1920x1080リサイズ無し ・インターレース保持 ・SpursはGOPを240に ・4MbpsVBR 1Pass ・基本速度はデフォルト ・ProfileはVCEのみMainで他はHigh(選べないので)
さて、待望の画像比較です。静止画の一部しか掲載できませんが。
元データ

リクエストがありましたので。これが元です。
x264

多少の乱れはありますが、さすがの画質です。
SpursEngine

x264と甲乙つけがたい画質を実現しています。いまさら褒めてもしょうがないですが。
XPRESS H.264

ここだけ見ると結構画質が良かったりしますが、条件が違うので。
全体的にはもう少しベタついてます。
IntelQSV(HD3000)

最新のものではないですが、今もそれほど大きく変わっているとは思えません。
かなりつぶれているのが分かります。ちょっと実用的とは言いがたいものです。
VCE(A10-5800K)

一見したところVCEの再現率は高めに見えますが、それは典型的なブロックノイズで画が形成されているためです。全体的にちょっと荒っぽい画になっているのが分かるはず。ビットレートを低く抑えた場合、だいたいこんな感じでして、高速で動く画面などは細部が確認しにくいため、結構良く出来ている印象を受けますが、ゆっくり大きく動く映像では乱れが少々目立つものになっています。また、今回aviファイルを元データとしてのですが、なぜか再生時のインターレースが目立ちすぎる上に再生ソフトをどう設定しても消すことが出来ず、かなり印象の悪い動画となってしまったことも付け加えておきます。MPEG2からのトランスコードならどうにかなるんですが。
MPEG2からの変換と考えた場合、経験上QSVやCUDAよりはおそらく上ですがSpursEngineには及ばずということになるでしょう。少々残念な結果になってしまいました。もちろん速度と画質の両方を考慮に入れるのなら素晴らしいエンジンであることになんら変わりは無いのですし、他にエンコードソフトが出るまで結論を出すのは速い気もします。が、何はともあれまずは画質と考える場合に最初に選ばれるものではないかも。もう少し改良の必要がありそうですね。
あとほとんど関係ない話。
今回保存しておいたaviを使うためにGrass Valley(旧カノープス)サイトに行ったところ、いつの間にかGrass Valley HQ CODEC(旧Canopus HQ CODEC)が完全無償化してました。今までは旧カノープス製品からしかHQ CODECへのエンコードが行えなかったんですが、今は汎用のソフトで行えるようになってます。まぁ必要な人はほとんどいないでしょうが、キャプチャー用などに試してはいかがでしょうか。
まぁもう落ち着いたので、汚名返上のためにも再度VCEの画質のチェックを行いましょう。本当は今日は書くべきこと・やるべきことがたくさんあるのですが、全部キャンセルしてこっちに全力を注ぎます。
なお、前々回のエントリーは間違えた、と言っても画質の評価のみで速度の計測は別に間違っていません。ただし、この速度はA'sVideoConverter5.0.0だからこそ出せた速さで、他のソフトでは出せないだろうと思います。
利用するパソコンはいつもの
・A10-5800K
・GA-F2A85X-UP4
・DDR3-1600 12GB
・Windows7 Pro SP1 64bit
なものを使います。なお、本日A'sVideoConverterに5.0.1と5.0.2が立て続けにリリースされていますが、VCEには関係なさそうなことと、上記環境ではGPUデコードを切るとトランスコードに失敗してしまうようになってしまいましたので、引き続き5.0.0を使います。もっとも速度は対象にしませんが。
比較対象としては当然IntelQSVを・・・と言いたいところですが、まだCore i7 2600Kを利用できる環境にしていません。こっちじゃLGA1155のいいMicroATXマザーは売ってないし、通販はもう一つ味気ないし、来月早々にまたまたまた東京行きますので、せっかくならそのとき買おうかと考えましたので後回しになってます。なので、QSVで作ったサンプルおよび元データが試験用に残してある動画をVCEでトランスコードして、それと比較することにしました。以前からウチを見て下さっている方から「またアレかよ」と言われそうな画像になってますが、そこら辺ご勘弁を。ついでですのでSpursEngineと、今回作り直したx264のサンプルも掲載します。なお、VCEのエンジンはメインコンセプト社製と聞いていたので、古いものですが同じくメインコンセプト社製AVCエンジンを搭載しているTMPGEnc XPRESS 4.0でエンコードした動画から切り出した画像も貼ります。ただし、このエンジンはインターレース保持状態だとあまりにひどい画になってしまうため、解除を有効にしています。
・1920x1080リサイズ無し ・インターレース保持 ・SpursはGOPを240に ・4MbpsVBR 1Pass ・基本速度はデフォルト ・ProfileはVCEのみMainで他はHigh(選べないので)
さて、待望の画像比較です。静止画の一部しか掲載できませんが。
元データ

リクエストがありましたので。これが元です。
x264

多少の乱れはありますが、さすがの画質です。
SpursEngine

x264と甲乙つけがたい画質を実現しています。いまさら褒めてもしょうがないですが。
XPRESS H.264

ここだけ見ると結構画質が良かったりしますが、条件が違うので。
全体的にはもう少しベタついてます。
IntelQSV(HD3000)

最新のものではないですが、今もそれほど大きく変わっているとは思えません。
かなりつぶれているのが分かります。ちょっと実用的とは言いがたいものです。
VCE(A10-5800K)

一見したところVCEの再現率は高めに見えますが、それは典型的なブロックノイズで画が形成されているためです。全体的にちょっと荒っぽい画になっているのが分かるはず。ビットレートを低く抑えた場合、だいたいこんな感じでして、高速で動く画面などは細部が確認しにくいため、結構良く出来ている印象を受けますが、ゆっくり大きく動く映像では乱れが少々目立つものになっています。また、今回aviファイルを元データとしてのですが、なぜか再生時のインターレースが目立ちすぎる上に再生ソフトをどう設定しても消すことが出来ず、かなり印象の悪い動画となってしまったことも付け加えておきます。MPEG2からのトランスコードならどうにかなるんですが。
MPEG2からの変換と考えた場合、経験上QSVやCUDAよりはおそらく上ですがSpursEngineには及ばずということになるでしょう。少々残念な結果になってしまいました。もちろん速度と画質の両方を考慮に入れるのなら素晴らしいエンジンであることになんら変わりは無いのですし、他にエンコードソフトが出るまで結論を出すのは速い気もします。が、何はともあれまずは画質と考える場合に最初に選ばれるものではないかも。もう少し改良の必要がありそうですね。
あとほとんど関係ない話。
今回保存しておいたaviを使うためにGrass Valley(旧カノープス)サイトに行ったところ、いつの間にかGrass Valley HQ CODEC(旧Canopus HQ CODEC)が完全無償化してました。今までは旧カノープス製品からしかHQ CODECへのエンコードが行えなかったんですが、今は汎用のソフトで行えるようになってます。まぁ必要な人はほとんどいないでしょうが、キャプチャー用などに試してはいかがでしょうか。
VCEだけ色とコントラストが変動していませんか?
この比較だけでは難しいですが、今後に期待といったところでしょうか。
暗部のコントラストをあげて潰れを減らして、全体的に明度をあげた感じがします。
ソフトの問題なのでしょうか?
ブロック自体はQSVよりもやや小さめな気がしますが、オリジナルとの差が気になります。
ぜひオリジナルもアップしてください。
>kazuさん
わたしはあまりそういう感じはしませんでした。QSVと並べたので特にそういう風に見えるのかも知れませんが。
オリジナルの方も貼っておきましたので参考にしてください。
本当は動画を上げるのが一番なんでしょうけど、今の法律本気で怖いので。
ただブロックノイズなどの出かたを見ると、ここまで来たらHEVC待つかと思わなくも…
ブロックノイズの見え方からして処理が一つ二つ抜けている気がします なんだか DviX 旧バージョンを新しいので再生した時を思い出すw
>GPUデコードを切るとトランスコードに失敗
速度は落ちるがブロックノイズが出ないとか?
どちらかというと、ソフトの性質でAVIファイルからのトランスコードが苦手なところが影響しているのかも知れません。もう少し設定を詰められそうな気もするんです。
>emanonさん
エンコードではなくトランスコードのようなので、多少処理が落ちてるのかも。
GPUデコードのチェックを入れておかないと、Failesになっちゃうんです。今回のは5.0.0の最速モードでやりました。
ただ、言われるように動画を見るのが一番なのかもしれませんね。
とりわけ用途にかなうように小さい解像度で小さい表示装置で。
ループフィルタ切るとブロックが目立ちます。
高速設定ではループフィルタ無効なのかもしれませんね。
ちょっと興味が出てきたのでAMD APP SDK 見てみました。
インターレースの設定がコメントアウトされていたのでまだインターレースサポートがないようです。
中身見ての雑感は、ドキュメントが全くといっていいほど無いのとサンプルコードが参考にならないという困ったSDKだな、と。
そのうち何かをどこかで発表できるといいんですけどね。
静止画で動画の画質を語るには限界がありますからね。もう少し印象はいいんですよ。
>2012-10-19 21:47:44さん
メインコンセプト製ですから、新しいものでもインターレースが苦手というのもあるんでしょうか。サンプルコードが参考にならないとすると、最適化されたソフトが出るのは難しそうですね。
スピードは実再生時間の6分の1~10分の1以下で非常に早いですが、ビットレートを低くするとブロックノイズが出やすいですね。十分なビットレートを設定すれば自分の目には綺麗にエンコードできているように見えます。あとはモバイル用に解像度の低いファイルを短時間に作るとか、そんな用途ですかね。
1番気になったのはシークバーで再生箇所を飛ばすと再生が始まるまでに非常に長い時間がかかることです。(30秒~1分ほど)フレームの設定がおかしいのかな。