mineoのプレミアム1DAYの速度

MVNOというのはあちこちで新規お得キャンペーンをやっているため、結構頻繁に乗り換えるものらしいのですが、わたしは相変わらずmineo使ってます。一時は隠して"最適化"の名のもとデータの圧縮を勝手にやっていたことが不信を招いて、ちょっとだけ乗り換えを検討していたのですが、"ゆずるね"宣言をして12時台にパケットを消費しない行動を月に10回成功すれば、見返りに23時～7時までパケット消費なしの通信なしが行えるのが非常に好感触で、前述の不信を補って余りある足止め要因になってくれています。なお、この”ゆずるね"宣言を月に20回成功すればmineo回線の"プレミアム"を24時間好きな時に使えるようになる、という特典もあります、サービス開始当初は20回の成功はなかなかできなかったのですが、最近はすっかり"ゆずるね"宣言が習慣化したこともあってすでに数回分プレミアム利用権が貯まっています。これ、譲ることもできるんですが、なんとなく貯めてあります。それももったいないなぁ、実際どの程度の速度が出るんだろ･･･。と思って体験してみることにしました。

プレミアム回線だけでなく通常の回線でも速度を測ってみましょう。環境は、

１．SIMもモバイルルーター｢L-01G｣に挿した状態で回線に接続

２．WiFi経由でノートPC、ThinkPad x13 Gen1(Ryzen7 PRO 4750U搭載)に接続

３．Googleの"internet speed test"検索で出てくるスピードを実施

４．計測した場所あPC･ルーターの位置ともほぼ同一、誤差は数十センチ以下

５．時間は基本23時を少し過ぎてから

と、してあります。まずは通常回線

下り16.3Mbps

上り18.9Mbps

つづいてプレミアム1DAY

下り35.2Mbps　

上り19.2Mbps

上りはほとんど誤差の範囲で語ることはないですが、肝心の下りが通常回線の２倍以上と非常に高速です。ただ、はっきり言いまして使っていての体感速度はほとんど変わりません。MVNOですから地域や同じサービスを使用している他者の利用状況によって速度は大きく異なります。ですが、パケット無消費で16Mbpsという速度はモバイルPCを使う分には十分以上な速度です。個人的には使う利用時間で4Mbps以下にならなければ、巨大データをダウンロードするわけではなくモバイルノートPCでブラウザなどでネットワークサービスを使う分にはまず不満は出ないと考えています。これだけ出れば、かつてのWiMAXには及ばずとも精神的体感的どちらも十分な実力の回線、と言えてしまうのです。多分我が地元がそこそこの地方都市であるがゆえに回線工事は十分に行われているにも関わらず、利用者が少ないという特殊な条件もあると思いますが。

ただ、それでもプレミアム1DAYは速いです。続いて今度はMVNOの鬼門、12時台の速度を測ってみました。これが早ければプレミアム回線の意味もあるのですが。

下り1.88Mbps

上り15.0Mbps

えー、下り1.88Mbpsという数字はMVNOということを考えれば素晴らしい速度です。この時間帯で1Mbpsを超えれば十分早い方、と言えるのがMVNOの世界ですから(MVNOの振りだけしてるサブブランドは別格ですが、その分高い)。ただ、mineoが言うところの｢プレミアム帯域｣、混雑時でも快適に利用できる、を謳っている回線と考えると物足りない速度です。｢昼休みの時間帯は混んでいるから速度が遅い｣とMVNOでは言われてきましたが、実は混んでいるのではなく、意図的に帯域を絞っているのではないか、という気がしてなりません。ちなみに通常回線では測定できません。というのも、わたしは昼休みと退社下校時間には速度に制限がかかるコースにしてまして(その分安い)、通常の速度を測ることが出来ないのです。

と、見てきました。正直あまり意味を感じないプレミアム回線ですが、夜間フリーだけでもmineoを当分使い続ける理由にはなります。あと注意点として、プレミアム1dayと使うと、その有効時間帯に対しては”ゆずるね"宣言が出来ません。意味がないからです。よって、平日にプレミアムを使うと事実上"ゆずるね"宣言に一回失敗することになります。はい、もちろんわたしは一回失敗しました。プレミアム1DAYは"ゆずるね"宣言対象外の土日にやったほうがいいです。