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録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

CRI SpursCoderとイベント大会

2008-12-06 12:15:02 | FIRECODER Blu/SpursEngine
そろそろ秋葉原のSpursEngineイベント、人が集まっているころですかねぇ。予定されている内容といい、じゃんけん大会の景品といい、魅力いっぱいですが、わたしはその様子を空の向こうから指を咥えて羨んでます。レポート、誰か書いていただくと嬉しいです。ちなみにウチは長文歓迎ですので(笑)

SpursEngineと言えば、無償公開されているCRI・ミドルウェアさんのCRIspurscoderがバージョンアップしているようです。改良点はいくつかあるようですが、わたしにはアスペクト比が指定できるようになったこととが一番嬉しいです。これでトランスコードでいい動画はほぼspurscoderでもOKになったかな? そりゃ音声無視は残念ですが、TSファイルを扱う際には音ずれという大きな問題がありますので、うまくいくようになるまではその調整や多重化くらい自分らでやっておきましょう。それにしても、PxVC1100とFIRECODERに添付されているcandi.dllはバージョンが違ったのか。知らなかった。そういえば、今まで全部FIRECODERの添付版だけ使ってました。両バージョンで違いはあるのかも。
と、書いたのなら試すべきなんだろうけど、ただいまWinFastPxVC1100搭載のPCが大変なことになっておりまして、24時間耐久録画状態で、これが明日まで続くのです。刺激して失敗したくないので、触れません。試すのは明日以降かな。
天気が悪いです。大荒れです。録画しているCSの番組の画質がボロボロになってなきゃいいのですが・・・。
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FIRECODER Blu 総括

2008-12-03 12:11:44 | FIRECODER Blu/SpursEngine
ブログやっていて一番悲しいとき。
それはなんと言っても書いたエントリーが送信失敗で吹っ飛んだときである。

いや昨日の夜、書いたエントリーが送信されなかったときのショックと来たら。他は知らないが、gooの場合、ちゃんとLOGINして原稿を書いているにもかかわらず、記事の送信ボタンをクリックすると「LOGINしろ」とかなんとかIDとパスを入力する場面に飛んでしまうことがある。こうなると、記事はパァ・・・。同じ内容の文をその時の勢いを思い出しながら、消えた直後にもう一度書く、こんな苦痛は他にありません。
「バックアップとっとけばいいじゃない」
えー、その通りですが、どうも本文直入力じゃないと「よっしゃ、記事書くぞ~」って気にならないんだよなぁ。それでも普段はコピーをとってから送信することが多いのだけど、このときはたまたま・・・。

ちなみに消えたエントリーは、PT1とFriioを搭載した別のPCでBonCasLinkを使ってB-CASカードを共用し、有料CSの同時視聴・録画が出来たことで
「レコーダーは一枚の登録でスカパー!e2を同時に2チャンネルまでしか録画できず、増やすこともできないが、PCなら電波が分配に耐える限り、いくらでも増やせる。やっぱりPC録画はすごい。録画はPCで進化する!」
ってシメ。もちろん簡潔に書けば数行で終わる記事をながながと十倍のボリュームで書いておりました。短文が苦手なせいもあって、毎度長文であります。それだけに、再書き込みがつらい・・・。gooさん、記事書いている間にログアウトだけは勘弁して~。


で、本題。ボチボチFIRECODER Bluを返却することにした。いつまでも使っていたいが、そういうわけにもいくまい。なので、すでにPCから外して梱包もすませている。よってこのサンプル版FIRECODER Bluで書く記事はこれが最後になる。

FIRECODERと同じSpursEngineのPxVC1100を比べた場合、若干FIRECODERの方が早く、冷却能力も優れているので安定性が高い。外部への排気型ファンを搭載しているのも、HDRECSなどと組み合わせて使うことを考慮にいれてのことだろう。巨大なHDRECSと並べて使うと、前述の通り、PxVC1100はエラーを起こしてしまうが、FIRECODERはなんともない。まぁ位置を入れ替えて使えばすむ話だけど。
最後に行うのは画質調査。でも、FIRECODERの欠点として、専用ソフトがビットレートの指定が出来ない、というのがあるため、うまく条件を同一に出来ない。さらにPxVC1100側のDMWも、ULEAD系の伝統として指定ビットレートの予想ファイルサイズより小さくなってしまうのも痛い。条件をそろえるなら同じソフトを使うのがやはりベスト。でも、残念ながらPxVC1100ではFIRECODERのソフト、FWは使えない。なら、CRIのSpursCoderにしようか。と考えていた。ふと、そういやFIRECODERってPxVC1100のDMWで動作するんだろうか、と思い立ってみたら。

あっさり動作しました。

これで同じ条件で実験が出来る! でも、実験以外では、DMWでFIRECODERが動いてもあまり嬉しくないわな。どっちかというとTSが音声つきで読めるFWでPxVC1100が動いた方が嬉しいわな、とか邪なこと考えてました、ええ。
で、せっかくなので速度実験もしようか、と、Athlon64x2 5200++Geforce8200+XPMCEなPCで試すと、

59分43秒

PxVC1100が58分16秒だから、やっぱり遅い? あれ? 前にも同じような結果が一度出たことがあったけど、FIRECODERの性能を安定して引き出すのはそれなりのシステムがいるのかも。

さて、画質比較。サイズは1440x1080、DMWを使い、ビットレートは4Mbpsの可変。

元データ


FIRECODER


PxVC1100



それぞれをクリックで拡大していただけると分かるが、もう同じデータから切り出したようにしか見えないほど、全く一緒。まさかここまで同一になるとは思わなかったが。PxVC1100派の人も、画質面ではなんの心配もないわけだ。


さて、FIRECODERの総括をしよう。値段は高めだが、メイドインジャパンらしく非常に高品質なつくりであり、機能面はともかく安定性では上をいく。かつてトムソン・カノープスがカノープスであったころ、グラボをコンシューマ向けの中心機器においていた時代を思い出す。あの時も高額だが高画質設計・独自ドライバで異彩を放っていたものだ。もっとも高くて買えなかったけど。それだけに、画質面でも味付けが欲しかった。
添付ソフトのFIRECODER WRITERも、それだけを使っているときにはビットレートが指定できないことや入力ファイルに制限があることが気になったが、PxVC1100のDVDMovieWriterはそれ以上に制限が大きく、ちょっとガッカリさせられた。また、直感的に使えながら過剰気味に親切なマニュアルがあったのも好感がもてる。なにせPxVC1100はインストールマニュアルだけで、肝心のエンコードのやり方は書いていないし、しかも分かりにくい。一度分かれば簡単だけど、全く迷いもせずにエンコードできた人は少ないだろう。FIRECODERはほとんどの人がマニュアルを全く読まなくても十分使えるはずだ。
FIRECODERの最大の利点は、今後トムソン・カノープスの発売するソフトが間違いなく対応することだろう。出来ることならそのソフトが使えるコーデックが全てFIRECODERに対応し、かつ安く提供できるものも用意して欲しい。ただ、CRIのように汎用的にSpursEngineに対応するソフトを開発するメーカーが出てきたことで、また状況は変わりつつある。今回の実験でも、Corelから新ソフトが出てSpursEngine対応となっていた場合、PxVC1100もFIRECODERも両対応になるだろう期待のもてるものとなった。そうなると、安いPxVC1100の方が魅力的に見えてしまう。これは仕方のないことだし、確実な未来でもない。だが、少なくとも2社が製品を用意してくれたことで広がりの可能性が出てきたことは、歓迎するべきことだ。

前にGPGPUとSpursEngneを比較し、速度ならSpursEngine、画質ならGPGPUの方が有利ではないだろうか、と考えたことがある。が、SpursEngineの基本画質はアニメ向きでこそないものの、思った以上に良い。まだRADEON用はコンシューマの目に見えるところにないのでなんともいえないが、GeForceに対応したTMPGEncがフィルタにしか対応していないところを見ると、GPGPUのエンコードが必ずしも速い、というわけでも無いように見える。現在はSpursEngineがスタートダッシュに成功したように感じるのはわたしのヒイキだろうか。このままエンコードはSpursEngine、フィルタはGPGPUが担当し、今までは長時間PCを束縛していた高画質エンコード作業中も、CPUはほとんど空いているので普通の作業なら全く問題ない、という時代が来るかも知れない。これからは脱CPUエンコードの時代である。
ただ、おしむらくは、SpursEngineの先駆けであるQosmio G50と同等の勝手を、PxVC1100もFIRECODERも全く実現していないこと。"Qosmio G50新兵器、SpursEngineがスゴすぎる件"などを読むとうらやましくなってしまう。ぜひソフトメーカーさんにはどんどん対応してもらいたいものだ。そのためにも、SpursEngineが普及して欲しいと思う。

さーて、もうすぐRADEON用コンバータも出るかな。普及のために無料提供版もあるということだし、使うのが楽しみ楽しみ。・・・AMD780Gでも使えるのかな?
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SpursEngineベンチマークテスト

2008-11-30 02:02:03 | FIRECODER Blu/SpursEngine
もっと早くあげる予定だったのに、こんな時間になってしまった。いや~時間測定系の記事じゃしょうがないか。
ウチに二種類のSpursEngineがあるウチにやっておきたいことその2、それは両ボードの速度を比べることだ。もちろん添付ソフトが異なるのでそれのせいで差が出ることは十分ありうるし、実際に出ている。が、ソフトまで込みで製品である、という考えはLeadtekもトムソン・カノープスも共通だろう。もうひとつ、全く同条件で検査できるCRIのCRISpursCoderが出たのは僥倖だった。おかげでもう少し純粋な性能を見ることもできる。基本的に両方とも同じチップ、同じライブラリのドライバを利用しているだろうが、設計思想が異なることはあって当然だからだ。

その前に、FRSさんからいただいたPxVC1100の画質レポートを転載させていただこう。

ソースはTMPGEnc MPEG Editor 3で吐き出したMPEG2-PS、音声はAC3 2chに変換済み。
エクスポートでHD1440 H.264を選択し、オプションを弄りながら何パターンか出力

結果「品質」はトランスコードの際に変更できますが
機能はしていません、ただの飾りです。
レートを固定から可変にすると、2Passがチェックできるようになりますが
これも機能していません。
まぁこの辺りは元が元なので想定の範囲内ですw

吐き出したファイルをVS11+で読み込みAVCHD出力をしたところ
こちらは問題なく機能し、スマレンで再エンコなしにDVDが焼きあがりました。

画質に関しては事前の情報通り、要求されるビットレートに対して
レートの増加が鈍く、最大ビットレートも抑え目になっていることもあり
動きの多いシーンでは破綻が生じます。
レートの指定を上げてやれば、それなりの画質で出力されるので
この部分の調整がSDKやCriSpursCoderでできるとよいのですが・・・。
(ここまで)

どうもありがとうございました。
レポートを見る限り、DVDMovieWriterのエンコード設定でPxVC1100に反映されるのは、音声の設定やビットレートだけのようである。と、いうわけで特に気にせずにビットレートだけ変えて検査した。なお、使ったPCは
OS:WindowsVista64 HomePremium
CPU:Phenomx4 9350e
メモリ:DDR2-800 6GB
VGA&チップセット AMD780G
ファイル:1440x1080、MPEG2-PS、1時間38分
といういつもの組み合わせ。あ、そうそう。パッケージには特に書いていないけどPxVC1100はVista64で動きますので。ただし、32bitエミュレーション動作なので少し遅くなるのかも知れない。32bitならもっと早いかも。

まずはFIRECODERとPxVC1100両方の専用ソフトでの比較。どちらも「保存」をクリックした瞬間から作業中を表すバーが表示されなくなるまでの時間。

FIRECODER:46:23
PxVC1100 :53:51
となった。だいぶ差があるが、PxVC1100、というよりDVDMovieWriterはかなり一歩目が遅い。最初の1%が出るまで8分ほどもかかってしまった。ただ、FIRECODER WRITERはそこまで考慮に入れて作業バーのパーセンテージを書いているようにも見えるので、その差だけがが両者の差とは思えない。

次はCRIウェアの比較。速度を重視するため、コマンドは

CriSpursCoder -in=ts.mpg -out=ts.mp4 -bitrate=4000000,8000000 -yuv=raw420

これだけ。

FIRECODER:1:10:05
PxVC1100 :1:13:10
わずかの差といっていいが、FIRECODERの方が早い。

次はもう少し遅いシステムに変えて再実験。
OS:WindowsXP32 MCE
CPU:Athlon64x2 5200+
MEM:DDR2-800 2GB
VGA&チップセット:GeForce8200

FIRECODER:46:53
PxVC1100 :58:16

傾向はPhenomと同じ結果だが、やはり少し遅くなっている。当たり前だがいくらハードウェアエンコードと言ってもCPUの性能が完全な無関係ではないわけだ。なお、DVDMovieWriterの1%が出るまで13分もかかっている。
次はCRIソフトで

FIRECODER:1:32:48
PxVC1100 :1:26:55

今までと逆の結果になってしまい、PxVC1100の方が早く終わってしまった。実のところ、再実験したいところだが、時間が遅すぎる。後にしよう。

最後の結果さえなければ、FIRECODERの方が早いと結論づけたいが、そうならなくなってしまった。専用ソフトならともかく、CRIを使うことを考慮するなら、CPUも早いに越したことはなさそうだ。

追記:再検査。Athlon64x2 5200+プラスFIRECODERでもう一度やった結果、1時間23分13秒で終了。あれ?計算10分間違えた? やはり速度はFIRECODER>PxVC1100で間違いなしのもよう。

追記2:LalfさんがFIRECODERとPremire Pro CSでのH.264の画像比較を行ってくださいました。
http://www.grouptron.org/~lalf/hikaku.png
ぜひ一度ご覧ください。
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MySpursEnginey到着!

2008-11-29 00:32:03 | FIRECODER Blu/SpursEngine
久々にワクワク感を感じている。WinFast PxVC1100専用でもなく、FIRECODER Blu専用でもない汎用ソフトの登場や、参入をほのめかす多数のメーカー、それにSDKの一般公開?と思われる予告というここ一連のSpursEngineを取り巻く環境の動きに、単なる新ハードの登場というより、新しいプラットフォームの誕生のような息吹を感じているのだ。もちろんコケる可能性もあるが、もし巻いた種が育つのなら、非情に面白いことになる。わたしが見る限り、SpursEngineの速度にCPU性能が追いつくには数年かかる。その間にエンコードの主流となる可能性だってあるのだ。さらなる発展を期待しようではないか! 

・・・と、なると、やっぱり自分のが欲しくなる。幸いなことに人より早くSpusEngine搭載のFIRECODERを使う機会に恵まれたが、しょせん借り物だし。で、買うとなるとやはり持っていない方、LeadtekのWinFast PxVC1100となってしまう。動作速度の比較とかやっぱりやりたいしねぇ。で、なかなか手に入らなかったんだけど、なんとかBLESSで注文を受け付けてくれたので、さっさと申し込む。で、今日~正確に言えば昨日~、ようやく届いたのだ~! まずやるべきことは、これでしょ。



無意味なツーショット(^^;) ちなみに例によってWILLCOM03で撮影した写真なので、ひどい画質なのは勘弁。なお、FIRECODERはMADE IN JAPANだけど、PxVC1100はTAIWAN。

さーて、早速直前までFIRECODERが挿さっていたPCにそのままPxVC1100を挿す。ちょーっと期待していたんだけど、やっぱりFIRECODERのドライバでは動かず、ついでに言えばFIRECODER WRITERでもPxVC1100は動作せず。やっぱりドライバレベルでの互換性はないのねぇ。汎用ソフトへの対応に一抹の不安。
まず試すは、いつも速度確認に使っているCanopus HQの動画。PxVC1100のエンコードソフトはDVD MOVIE WRITER。まずは「DVDの作成」を選び、「新規プロジェクト」を選択。「ビデオディスクの作成」の3つの選択肢は適当でOK。開いたプロジェクト画面下部にファイルをドラッグ&ドロップ、ファイルを右クリックして「ビデオをエクスポート」を選択。条件を満たしていれば1920x1080や1440x1080のH.264が選べるはずなんだけど・・・。選べない orz。対応性低そう。実質MPEG2だけかも。しょうがないので1時間38分のTSファイルを用意する。おお、こっちはちゃんとH.264が選べる。後はオプション画面からビットレートを選んで実行するだけ。でも、出来た映像は音が入っていなかった。
もうやけくそ。MPEG2-TSをVLCでMPEG2-PSに変換してからエンコードをかけると、しばらくしたらなんと「HARDWARE Error」を起こして止まってしまった! のだ。電源を落としてPxVC1100に触ると、かなり熱い。うーん、HDRECSの横という、めちゃくちゃ空調の悪いところに挿していたのがまずかったか。FIRECODERはこれでも楽勝に動き続けていたんだが。外部排気型のファンが効いていたのかも。
しょうがないので、空調のいいPCに移して同じファイルで速度テストをしている。でも、ファイルの柔軟性がFIRECODER以上に低いなぁ。さらには冷却能力も劣るときている。これだけだとスマートさに欠ける、というのがちょっと触っただけだけど、PxVC1100に対する感想。

2万円の差は伊達じゃない。どうりで借りる時「他社製品と比べてもいいですか」と聞いて快諾されたわけだ。ただ、汎用性を持たせることもPxVC1100、またはFIRECODER専用にしてしまうこともソフト開発者にとっては自由自在のようなので、LeradtekのSDKの仕様によってはPxVC1100の方がいいのかも。でも、質を問うのならFIRECODERという当たり前の結論が現在のところだ。
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SpursEngineはやはり一味違う

2008-11-27 21:55:56 | FIRECODER Blu/SpursEngine
PxVC1100、結局注文しちゃいました。SpursEngineは思った以上にオープンな規格へと変貌していくようなので、やはり自分のが欲しいです。FIRECODER Bluと迷ったのですけど、手元にまだFIRECODERがあるうちにPxVC1100と直接比べたい、という誘惑に勝てなかったので・・・。なんとかギリギリ間に合いそうです。

その第一弾だ、昨日もちょっとだけ書いた「CRI SpursCoder」 でしょうか。これ自体の完成度はさほど高いものでなく、まだ実用にはなりませんが、オープンなソフト開発がこれからも進むのではないか、という希望を抱かせてくれます。過去のこの手のハードウェアエンコード・トランスコードボードは付属のソフトしか対応していないのが普通でしたが、複数のソフトから好きなものを選んで使うことが出来るようになればより活用の幅が広がるかも知れません(フィルタはGPGPU、エンコードはspursEngineなんて強力カップリングエンコードもあるかも)。夢は広がりますね。

すでにHOさんからコメントで情報が寄せられていることもあり、ご存知でしょうが12月6日に秋葉原の「カフェソラーレリナックスカフェ秋葉原店」で東芝主催の"SpursEngine™のすべてがわかるイベント"が開催されるそうです。

http://www.semicon.toshiba.co.jp/event/news/spursengine1206.html

かなりたくさんのメーカーさんがデモを行うようですね。でも、注目はやはりLeadtekと東芝のSDKの発表でしょう。特にLeadtekはてっきりボードだけ作って後は放ったらかし、と思っていたのですがどうやらこのボードを魅力的なものにする気マンマンのようです。Leadtekさん、すみません。

ものすごーく行きたいのですが、東京ではちょっと無理です。もっと年末なら休みも取れるのですけど・・・。と、いうわけで誰か詳細なレポート、書いてください。
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朝の情報に追加 CriSpursCoderとFIRECODER

2008-11-26 22:30:31 | FIRECODER Blu/SpursEngine
本日二度目の更新。トムソン・カノープスのサイトにFIRECODER Bluのアップデートファイルが乗っていたので、ためしにアップデートしてみたのだけど・・・。正直何が変わったのか分からないです。前のバージョンでエラーが出たファイルはやっぱりエラーが出たし、パラメータが増えたわけでもなし。残念ながらより柔軟な対応とはいかないみたい。

さらにもう一つの話題といえば、やっぱりこちら。

●SpursEngineコンソールエンコーダ「CRI SpursCoder」

おお、SpursEngineに汎用ソフトが! と落としてみたら、readme.txtによるとuleadフォルダに入っているファイルをコピーして使え、という記載がありまして、どうやらPxVC1100を前提にしているよう。まぁFIRECODERも同じ名前のファイルがあるので、多分使えるだろうと勝手に予想。指定とおりに

CriSpursCoder -in=test.avi -bitrate=8000000,2000000

こんな最低限度の式を書いて、未圧縮のaviファイルを作って実行してみたものの、何度やっても

[ASVE] ERROR : [CB] candi::set_param(CANDI_C_PARAM_H264_MAIN, ...) failed.(CANDI_STS_ERR_INVALID_PARAM)

このエラーが出て先へ進まないのですよ。ただ、開き直って

CriSpursCoder -in=test.avi

これのみにしたところ、無事実行。ただ、これじゃ肝心のビットレートの指定が・・・。ひょっとしてFIRECODERのcandi.dllはビットレートの指定に問題があるか、PxVC1100と異なる部分があるんじゃないでしょうか。予想でしかないですが。

と、思ったらビットレートの記載が間違っていただけでした。「ビットレート,最大ビットレート、最小ビットレート」じゃないとダメなわけです。

で、今度は
CriSpursCoder -in=test.avi -out=test.mp4 -bitrate=3000000,4000000,2000000

としたらOK。やはり同じSpursEngine、汎用性はあるみたいです。

もうちょっと弄ってみたいですが、とりあえずわたしとしては、アスペクト比の追加をお願いしたいですな。1440x1080を入れたら4対3になっちゃいましたし。
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FIRECODER Blu ついに発売!?

2008-11-26 09:27:32 | FIRECODER Blu/SpursEngine
今日はわたし一人で店をやりますので、暇な今のうちに軽いアップをしておきます。

昨夜言い出した「スカパーチューナー、あげます」ですが、予想外にもすでに複数の希望者が出ております。やっぱり「D端子付き」というのはスカパー!SDユーザーに訴えるものがあるようですね。わたしも、D端子付きモデルだから欲しがる人がいるかも知れない。ならプレゼント企画にしちゃおうと思ったわけで、なければ黙って廃棄してました。それでも、一人いるかどうか・・・と思ってたんですけど。11月いっぱいは希望者募ってますので、「タダだし、予備機やテスト機に」程度の興味でもかまいませんのでメッセージ、ください。12月1日になった時点で締め切り、くじ引きによる抽選を行った結果、当選者にいただいたメアドに、わたし名義のgooメールで連絡を取ります。

確か当初の予定では21日にも発売となっていたFIRECODER Blu、通販サイトでは28日だとか30日だとかいう話になり、延期は確実だったようですが、FRSさんからいただいた情報によると、昨日発売されているとか。

SpursEngine搭載の高速AVC変換カードがトムソン・カノープスからも登場! 約5万円

さらに、「エンコード時にはビットレートなどの品質設定も可能という」と、実に魅惑な情報が書かれています。おお、改良されたのか。わたしもビットレート変更可能版が欲しい! と、メーカーサイトに飛んでみました。別に「発売中」にはなっていません。ムムム。
なら、ダウンロードにはどうだ、と見ると、なんと昨日の日付でFIRECODERのアップデートファイルが! 発売していない限り、FIRECODERの一般ユーザーはわたし一人しかいませんから、アップデートファイルが公開されるわけがありません。どうやら発売されたようです。LeadtekのWinFast PxVC1100は品薄のようですから

SpursEngine搭載カードがついに登場!!――「購入層はPT1と被ってるっぽい」

FIRECODERに興味を持つ人もいるかな? PxVC1100はあまり情報が表だって出てきていませんけど、FIRECODERはMPEG2-TSを確実に音声付で読み込めます。PT1と層が被るのなら、これは結構無視できない要素だと思います。後は簡易でいいので編集機能があれば・・・と思いますね。

で、アップデートの履歴を見ると

以下の機能を追加・改善しました。
・Blu-ray出力時の処理時間を短縮しました(NTFS ファイルシステムで使用する場合のみ)。
・プレビュー画面の画質を改善しました。
・Blu-ray作成時にトランスコードの必要がない素材の場合にはオリジナルのファイルを使用する機能を追加しました。

以下の不具合を修正しました。
・MPEG/AVCHD素材をトランスコードした際にフレーム長が短くなる場合がある。

うーん、ビットレートや編集機能の追加、という項目がないですね。後で試しますが。それと、マニュアルもPDFファイルで公開されています。わたしがいただいたものと同じファイルのようでしたが、興味のある方は一読しておいた方がいいでしょう。
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超改造vsアップコンバート放送

2008-11-23 01:15:31 | FIRECODER Blu/SpursEngine
そういや、予定ではすでにFIRECODER Bluが出ているはず、ひょっとしたらWinFast PxVC1100も入荷しているかも、と、もう一度各店舗を回りに行った。

やっぱりなかった。

もっとも特に発表はなくともFIRECODERは延期になった、という話なのでそっちはなくても仕方の無いことなのかも。
で、しょうがないのでブラブラしていたら、東芝のレコーダー、RD-X8が早くも約10万円。確か発表段階では予想価格14万円だったはず。思った以上に値崩れ早いな。ただ、この価格が年末までキープされている保証はないわけだけど。
BD内蔵にこだわる気は全くないし、スカパー!HD録画用に入手すべきか、うーん。


2日ほど更新してないわけだけど、もちろんサボっているわけではない。いろいろ実験なりなんなりはしているのですよ。ただ、本来検証用に借りたFIRECODERを自分のライブラリ作成用に使ったりしているので、手が空いていないのだ。HDRECS→FIRECODERと渡すだけであっというまにHDのH.264ができてしまうのは気持ちがいい。ただ、やっぱりビットレートの微調整ができないのが痛い。この間も4.3GBなんていう微妙な容量のH.264になってしまったのでモードをひとつ下げたら、3.2GBまで落ちてしまった。これは人情的に心苦しい妥協だ。トムカノさん、標準ソフトでもビットレートの調整をやらせてください。
で、今回のテーマは「アップコンバート放送と超解像の映像、どっちがキレイか」だ。一度は気にする話である。素材は、熊さんのリクエストで"見るからに「アプコンを通した」"アニメ。ただ、この手の画質チェックの「アニメ」というのは、当然"ち○ま○子○ゃ○"や"サ○エ○ん"、"ド○え○ん"とか、ましてや"ク○ヨ○し○ちoん"だののことではないだろうが、地方の"地上波アニメ"とはこういう作品のことだけを言うのだ。それに、結構画質いいし。と、いうわけでBSデジタルから素材を用意した。BSデジタルでアプコンといえばアップコンバートの王者、BS-i、BS-iのアニメといえば、やはりこれだ!



いやー、結構面白いじゃないですか。でも、特にオープニングにドット妨害や滲みが目立つのが不満。で、Friioで録画したtsファイルと、同時にレコーダーで録画した同じ番組をわざわざコンポジット出力して取り込んだ。最初はPX-TV432Pでhuffyuvの720x480で録画してCanopus losslessに変換、FIRECODERに放り込んだんだけど、なぜかそのまんまの画角とみなされ、左右に黒幕を入れたピラーボックス化されてしまった。カノープスさん、超解像の時はアスペクト比の指定もできるようにしてくださいorz
しょうがないのでアスペクト比指定で録画できるHDRECSで、一度画像安定装置でY/C分離をかけてからS端子でCanopusHQで録画した。これだと少々画質面で不利になるのだが、仕方が無い。
なお、わたしはアップコンバート放送を「帯域と容量の無駄使い」としかみておらず、録画規制とドサマギの利権構造の次にデジタル放送でキライなところであり、「SD放送を3分割するくらいならアップコンバートで無理やり帯域を消費した方が楽、それで十分」と判断したプロデューサーは全員クビにすべきと思っている。もしこの比較でアップコンバートが超解像に負けるようならば、とりあえずそういう判断を下した人間はテレビ界から去っていただきたい、と過激に言っておく。超解像はMPEG2-ts出力で画質優先モードにした1920x1080、tsはBS-iなために1440x1080な映像をLanczos 3-lobed 拡大縮小で1920x1080に拡大。まずは先にあげたタイトルから。アレはTS版、今度は超解像版。



判断はいろいろ違うだろうが、タイトル部分のドット妨害が減り、滑らかさが増した分ボケの部分の解像感が失われたようにも見える。ただ、超解像の方がナチュラルな映像に見えると思う。


←ts  ←超解像

こっちだと、ややつぶれていることがわかる。やはりコンポジット出力が厳しかったようだ。






上がts、下が超解像。これなどは超解像映像の圧勝といっても言い過ぎではないだろう。これだけドット妨害で絵が邪魔されているにもかかわらず、見事に元の映像がよみがえっている。枯れた技術の3次元Y/C分離と最新技術の超解像の融合の勝利と言える。






目玉の再現やヘンなゴーストが消えているのはいいが、二又がつぶれてしまっている。ボかした処理にはやはり弱い。メガネの形もゆがんでいる。

と、こんな感じ。正直視聴なら超解像に分がある。ただ、エンコードの素材とするなら、ボかした部分を再現できていないこともあり、tsの方がいい。個人的にはこのクラスの映像ならtsのまま残すより、なんらかの形でエンコードした方がいいと思う。やはりアップコンバートは容量の無駄使いと言えるのではないだろうか。
ただ、超解像はアニメ向けではないように思った。
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PxVC1100 買えなかった

2008-11-19 22:49:38 | FIRECODER Blu/SpursEngine
連日の更新が続いてます。
ウチのやり方として、冒頭に本編とほとんど関係のない無駄話から入ることがしばしばあります。最初は「あまりに普通のブログらしくないことばかり書いているので、出だしだけでも普通のブログっぽいものを入れよう」と思ったからなのですが、最近は理由が変わっていて、この方が筆が乗るといいますか、その回の文章の勢いや方向性を決めるのが目的だったりします。ところが、最近は本文のネタが忙しすぎて冒頭文も新製品情報とかそこら辺だけ。書く暇がないわけでなく、全く思いつかないのですよ、これが。なーんにもない時は日々の生活から「う、これは面白く書けばいける」と思うと本文も自然といろいろやっている中から湧き出てくるわけなのですよ。ところが、本文用ネタが有り余ってくるとこの序文が全然思いつかないのですな。

知らなかった。わたしは序文のために本文を書いていたのか。

ほとんどの方は気にもしていないと思われる、この序文が書きたくて今日の本文は存在します。


いよいよ本日はLeadtekのWinFast PxVC1100の発売日。すでに手に入れた方もあるようです。なにか「添付のVideoStudio11Plusではハードエンコードできない」という残念な情報も舞い込んでで降りまして、拡張性にはやや欠けるのかな? という気がしてまいります。そうなると、すでにほかのソフトへの対応を表明しているFIRECODERもまた別の魅力をかもし出してくる、というものでしょうか。
なお、わたしは買えませんでした。と、いいますか、あまりにも今日は天気が荒れているので、そこそこ遠出しなければ販売の可能性のある店(市内どころか県内でも一軒しかない)には行けなかったのですよ。まぁ地方ですから雑誌などでも一日遅れが普通なので行っても買えたかどうかあやしいものですが。
変わりにFIRECODERの搭載PCを変更しました。前はIntel・XP・32bitという王道PCでしたが、今度はAMD・Vista・64bitというやや王道から外れた~というとMicrosoftとAMDに怒られそうですが~PCです。ちなみに、
CPU:Phenomx4 9350e
マザー:GA-MA78GPM-DS2H
メモリ:DDR2-800 1GBx2+2GBx2=6GB
OS:WindowsVista HomeBasic 64bit
VGA:オンボード
という編成。なお、挿すPCI-Expressはあえてx16のスロットを使用。すると、全く問題なく起動。経験からいってフルATXはPCI-Ex16にグラボ以外のものを挿すと動かなくなりますが、MicroATXは割りと動く可能性が高いようです。
インストールは途中でVisual C++ 2005のエラーが起きたものの、後は問題なくインストール完了、ソフトも起動、エンコードも全く問題なし、と、何の面白みもなく動作いたしました。HDRECSとかはIntel機は問題なくてもAMD機はまともに動かないで力技で解決、とかもやったのになぁ。FIRECODERはそこら辺PCを選ばない仕様みたい。なお、エンコード時間も、正確に測ったわけではないけど前のPCと変わらないものでした。当たり前といえば当たり前だけど、64Bitだから早くなるんじゃ・・・とかちょっとだけ考えたのですが、さすがに考えが甘かったようです。動いているからいいんですけど。あと、こちらのPCは前のPCより動作音が静かなのでFIRECODERの動作音が影響を及ぼすかどうか聞いてみたのですが、ほとんど分かりませんでした。ファンの回転音は気にすることはないと思います。

そういうわけで面白くもなんともない結論ではありましたが、こういう編成でも動く、というのは少々情報価値があるかな? ということで。
コメント (8)
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PxVC1100の販売前に「超解像」を悪条件で試す。

2008-11-18 23:55:54 | FIRECODER Blu/SpursEngine
Corei7が正式に公開だそうで、これで地方でも買えるようになり、高速な最新コアを堪能できる・・・と、いいたいところだけど、発売するマザーボードが軒並みPCIバススロットが少ないものばかり。フルATXでも多くて2つ、1つも珍しくなく、ヘタすりゃ0、という悲惨なもの。変わりにPCI-Exressx16をたくさん搭載しているようだけど・・・。これじゃ乗り換えできないでしょ。わたしは複数台のPCを扱っているけど、その理由の一つがPCIの数の少なさを補うため、というのがある。昔のPCならPCIが5つや6つあったので一台でまかなえたものを3つないし2つしかない現在のPCなら2台必要、という感じだ。わたしらPC録画派にはPCI-Expressx16なんてどうがんばっても2つあれば十分以上、PCIは根強い需要どころか、また需要が増してきているのに、せっかくの最新CPUもこれじゃ生かしようがありません。またマザーやメモリが入手できなくなるまで旧アーキテクチャにとどまり続けるしかないか。と、割と最近まで478SocketのPen4や754SocketのAthlonにとどまっていた人間は思うのですよ。

さーて、明日は・・・と言いたいところだが今日はいろいろ資料を用意するのに時間がかかりすぎてしまったため、おそらく今日になるはずだが、いよいよWinFast PxVC1100の発売日である。FIRECODERよりいち早く発売されるSpursEngine搭載ボードに、期待半分不安半分というところではないだろうか。ウチを見て回避した人もそこそこいるかも知れないなぁ(^^;)。
で、その発売を前に、基本レビューの最後をやっておこう。実はこちらこそ最大のウリかも知れない、超解像技術だ。残念ながらFIRECODERはDVDの再生ソフトが付属しておらず(ウチに来たサンプルだけかも)、変換することのみでしか見ることはできない。しょうがないので、変換してみた。素材は、emanonさんのリクエストで、VHSのとてもいいとは言えない状態の映像。

ちなみに元データはコレ(クリックで拡大してね)


うわ、古! ちなみにこの番組、Wikipediaで見たところ、1992年の番組だってさ。よくもまぁこんな番組残しておいたもんだ。われながら。しかもゴーストがはっきり出てるし。今では考えられない低画質。でも、ちゃんと視聴できる。

で、もう一つ(やっぱりクリックで拡大してくださいな)

こちらの映像を、超解像技術を使って拡大してみる。VHSから一度HDRECSで取り込んだものを、FIRECODERで1920x1080(ピラーボックス化される)の、H.264、標準画質に変換してみた。なお、比較用として同じ映像をAviutlを使って、特にフィルターもかけず、サイズの変更を「Lanczos 3-lobed 拡大縮小」を使って1440x1080(ピラーボックスにならないので)に拡大し、x264の2passでエンコードしたものを貼ってみた。なお、一部分しか映していないのは、gooが1MBまでしか一枚の画像に容量を割り当てられないから。ほかのサーバーとかにおいてもよかったんだけど、まぁこれでもいいか。

で、超解像のデータその1(クリックで・・・以下同文)


こちら、aviutl


超解像2つめ


同じシーンのaviutl


インターレースが維持されていることもあるが、超解像の方が滑らかかつクッキリした映像になっていることが分かる。サイトのイメージ映像ほどではないが、効果は結構強い。実際にテレビで視聴しても、x264映像よりそれは感じる。
ただし、超解像化するには、実時間以下のエンコード時間とはならない。実時間の2倍ほどかかってしまった。それでも、さらに10倍(2pass、C2Q6600上の場合)かかるソフト変換と同等以上ではあるから、その効果は実感できる。ようやくSpursEngineがソフトエンコードを超えた気がする。
どうも超解像にあわせてクッキリ目の映像になるように調整してあるようだ。先日の画質比較の時にボケをうまく使わなかったのもそのせいかも知れない。トランスコードはオマケ機能であり、超解像こそ真の機能である、と解釈した方がよいのかな?
さて、PxVC1100、とりあえず、ショップに見に行きますが、地方なんで入っているかどうかもあやしいものです。先に買った方、レポよろしく!
コメント (13)
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