ただいま東京に来ております。来て最初になすべきは、早く届きすぎたパソコンデスクをどうにかすること。家具屋さんのデスクなので当然組み立て方式となる。やり方は簡単だが板のサイズが大きいので、メーカーは二人以上での組み立てを推奨している。実際には、わたし一人でもなんとか足りる程度だが、家によっては買っても手に負えないところもあるだろうと心配に思う。なお、わたしは生来の不器用さもあってこの手の組み立て作業が好きだったりする・・・。ちょうどいいのよ! 達成感と難易度のバランスが! 思っていたより大きかったし、図面が一部間違っているとかネジ穴の位置が0.1ミリ単位でズレているところがあったりと少々不安な要素が多々あったが、作業時間1時間たらずでほどなく終了。今、そのデスクの上に乗せたPCで作業を行っている。もうちょっとデスクの高さが低くてもよかったかな? とも思ったが、普通は座椅子とかに座ってもう少し座高を高くして使うので、こんなもんなんだろうか。わたしは座布団に胡坐が好きなので気持ち高く感じる。でも、全体的なつくりはしっかりしているし、木のにおいや質感は気持ちがいいし、スチールのように冷たくならないし、やっぱり買ってよかったかも。ちなみに自宅でも木の机をPCデスク代わりに使っております。
さて、そういう作業に追われているうちに、いろいろ書き込みをいただきまして、ありがとうございます。ちなみにHDFury2のアダプタは、サクッと空き時間を利用して秋葉原で先ほど買ってきました。480円。ちなみに通販では相変わらず本体は22800円と高いのに、秋葉原の店舗では15800円(うろ覚え)くらいでしたぜ! 22800通販のみ、地方人の足元を見たボッタクリ価格でした。ほしい人、電話で文句言うべし。
さてさて、いただいた書き込みの中で興味深いのが、GeForce・CUDAによるエンコードのパフォーマンス。ついにbadaboomが正式に1.1にバージョンアップし、当初pro版として搭載予定だった機能をほぼ搭載した、満を持しての登場ようで、N.Shim@さんとFRSさんのお二人からレポ、届いています。こちらに転載してみました。
N.Shim@さん
日本時間で今日の午前中、待望のbadaboom 1.1が公開になりました。ホント待望。この為に8800GTにしたんだからっ!
早速ベンチ。
テストはいつものデータ、マクロスF地上波放送MPEG2-TSを、TMPGEnc MPEG Editor 3にて、音声のみAC-3に再エンコードしたMPEG2-PSです。1440x1080iですね。
badaboom 1.1の設定は
OUTPUTテンプレートをCustom Media Centerにした上でADVANCED設定へ。
VIDEO ENCODERは
Main Profile、CABACをOn、LevelはAuto、VBRで4170kbps。
PICTUER SETTINGSは
Display Resを1280x720、Fill Screen、Film-modeをOff、DeinterlaceをチェックOn。
AUDIO SETTINGSは
Audio mixはAuto、128kbps。
これで、36.6fpsが出ました!
イヤッッホォォォオオォオウ!
PS3での再生も問題ありませんでした。
でもう~ん、ちょっとビットレートが足らないかもなぁ。
試しにVBR 6380kbpsにしてみます。35.2fpsでした。1.0と同様で解像度等が速度を大体決定しているようで、画質の調整はあまり仕上がり時間に影響しませんね。
この設定ではPS3での再生時も一部のシーンで気になったブロックノイズが収まりました。8090kbpsも試しましたが、この場合は34.2fps、6380kbpsよりは画質が上がっていると思いますが、気になる差ではないような気がしますね。
1.1はMain ProfileでVBRの場合、Bitrateが500kbpsから25000kbpsまで設定可能になっています。
また、1440x1080や1920x1080が選択できるようになっています。
試しに1440x1080iでエンコードしてみましたが、流石に実時間よりは掛かるようで23.3fpsでした。
また、PS3での再生時はデインタレースとは違う感じに表示されるので、インタレース保持でのエンコードはダメかな。
1440x1080を保存解像度とするかはもうちょっと検証が必要ですね。
いずれにしても、これでHD録画のドラマとかなら、保存向けにすぐにエンコードに入れるレベルに達したのではないかと思われます。アニメソースの場合は、動きの量によるかもしれません。落ち着いた動きのソースなら、私は実用になると思います。
いやー、待って良かった!
私はPS3と、PCではVLC media player 0.9.8aで再生しています。
PowerDVD 7.3のバンドル版も持っているのですが、うちのバンドル版はMPEG4-AVCとAACの組み合わせではAAC音声が出ないので、試していません。
1.0と比べて音質について改善されました。1.0の時はどうも音が曇るような症状があったのですが、1.1では問題ないです。
FRSさん
こちらでも試してみました。
[Badaboom1.1@9600GT]
主だった設定はN.Shim@さんのものを流用し、下記部分のみを変更しエンコード。
ソース:24分15秒のアニメ
Display Res:1440x1080
レート:VBR 5640kbps
9600GTでは18.5fpsの39分14秒という結果になりました。
[エンコードした映像の画質]
同じレートでエンコードしたX264と比較すれば
X264に軍配が上がるものの、個人的には十分な画質かと思われる
但し、以下の点が気になる。
1.日本語を含むパスに対応していない。
2.Progressiveでしか出力できない。
3.tsMuxeRでm2tsにmuxするとエラーが出る。
4.PowerDVD 7.3で再生すると内部エラー、Media Player ClassicもしくはPS3ならOK
5.カメラがパンするシーンがスムーズにいかずカクカクとなる。
出力ファイルの互換性を含め、今後のアップデートに期待したいところ。
(転載ここまで)
どうもありがとうございました。badaboomも今バージョンから1440x1080出力が可能になったようで、ほぼSpursEngineと同条件でエンコードできるようになっているようです。専用ハードであるSpursEngineですら実時間の5~7割程度の時間がかかることを考えると、1280x720での結果とはいえ、8800GTの36.6fpsという数字は驚愕に値しますね。東芝は
「他のPCが追いつくには5年かかる」というような発言をしていますが、GPGPUなら来年には追いつかれそうな感じがします。
ただ、8800GTはちと発熱が強く、3Dゲームをバリバリやるのではないユーザーとしては選択肢とするには厳しいものがあります。特に日本ではPCでやるゲームはMMORPGとギャルゲーが双璧で、それほどハイパワーな3D処理を求めていませんからねぇ。とはいえ、GeForce系の売れ筋、9600GTでもかなりのパフォーマンスは持っています。もちろん録画派としてはGPGPUでもSpursEngineでもどちらでもいいので、対応ソフトが早く充実してくれるものを、多いに活用したい。それに尽きますね。