メカニックという職業がが職人のそれと同義であった時代は終わった。今やメカニック業とは完全にサービス業である。
人と話すのが 苦手だから、ただ機械いじりが好きだからと言った理由でメカニックという職業を選んだ人は不幸だ。そんな時代はとっくに終わってしまったからだ。
最近のディーラーではメカニックが直接顧客に作業内容を説明している光景を頻発に目にする。自動車業界がサービス業だと理解している最先端のポジションだからこれは至極当然なことだ。フロント担当者は勿論整備における顧客窓口だから当然説明責任というものもあるのだろうが、直接作業をしたわけではないのだから時には顧客からの質問に対して都度担当メカニックに確認しなければならないこともあるだろう。これは不効率というより顧客が不信感を抱きかねない。やはり作業内容の説明はメカニックがすべきなのだ。顧客の前に出て説明するのだから髪型や服装は勿論のことコミニュケーション能力も求められることになる。これはもはや完全にサービス業である。メカニック業はサービス業なのだ。
エンドユーザーの顔が見えれば自分の仕事に対する責任の実感は言うまでもなく、引いては常日頃から仕事への心構えも変化するというものだ。なにより人との会話は仕事への新たな喜びとなるに違いない。その喜びはそのまま明日からの仕事への活力になる。ときには嫌な顧客に当たり翌日まで尾を引くほど嫌な想いをすることもあるだろう。しかしそれを乗り越えて人間力も自然と増えてくる。そうやって技術だけじゃなくサービス業としての資質も向上させていくのだ。
前にも書いたが最近のユーザーはディーラーのメカニックよりもガソリンスタンドの店員の言うことを重視する傾向にある。ユーザーが年に1回会えば良いメカニックよりも毎週会うであろう店員の言う事を聞くのは当然だ。先日とある社長が面接に来たメカニックとの会話で何故前の職場を辞めてしまったのか聞いたところ「顧客対応や車検を取って来い等、整備と関係のない仕事を要求された」からだそうで、その社長は「顧客と絶対会うことのない勤務先で頑張って下さい」とお引き取り願ったそうだ。給料を貰う以上雇い主の指示に従うのは勿論だが、その給料は顧客が払っていることを忘れてはいけない。
SNAP-SHOT!
スナップオン製エアラチェットFAR2505を発見した南くん!
かなり気になる模様。偶然にも1月キャンペーンアイテムだ。
おもむろに取り出したエアラチェットに耳をやり突然問い掛け出す南くん。
どうやら2人?の間で契約が成立したらしい(笑)。めでたくお買い上げとなりました。
価格は先取りでキャンペーン価格にしときましたよ。
その同僚であるトニー。
さすが名に恥ない買いっぷりで1/4ラチェットセットと72ギアベンツを購入なのでした。
それではまた。
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