私的海潮音 英米詩訳選

数年ぶりにブログを再開いたします。主に英詩翻訳、ときどき雑感など。

林檎つみのあとに 1~5行目

2014-12-13 18:09:31 | 英詩・訳の途中経過
After Apple-Picking

Robert Frost

My long tow-pointed ladder’s sticking through a tree
Toward heaven still,
And there's a barrel that I didin't fill
Beside it, and there may be tow or three
Apples I didin't pick upon some bought.
But I am done with apple-picking now.


林檎つみのあとに

       ロバート・フロスト

ながほそい ふたつのとがった梯子の先は樹を貫き
天を向いたまま
かたえの樽はみちきらず
ふたつみっつの摘まぬ実が
枝にのこっていようけど
これで摘むのはおしまいだ



 ※またロバート・フロストを試みてみます。私には珍しくアメリカの詩人…と、思いかけましたが、よく考えたらT・S・エリオットはアメリカ人でした。
しかし、これはこの先手を焼きそうです。散文調は何よりむずかしい…。〔1行目「貫き」は「ヌき」とお読みください。完全な散文詩は私の手にはあまるため、基本は7・5の変形でいきます。)


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