桐生でのこと、いつものこと
本番を控え、舞台袖から荷物を出そうと舞台下手袖の外の廊下に待機していたら、
どこかの学校の生徒が、通り過ぎながら進行方向を見ながら「おはようございます」と言いました。
私はその直前に生徒に、上演の邪魔にならないように「舞台袖の廊下では声を出す挨拶は止めよう」と告げていましたので、皆が無言でそれを見送りました。
通り過ぎながら「おはようございます」と言った高校生は、去り際に「返事しないや」と批判的な気持ちを込めて言っていました。こちらに聞こえるように。
「あいさつ」って何なの？って日々思っています。
本校でも失礼な挨拶が数々あります。
朝すれ違う生徒が「こんにちは」。昇降口から下校する生徒が「こんにちは」。
通り過ぎた生徒がわざわざ振り返って「こんにちは」。廊下の向こうからやってくる生徒集団が、次々と順番に「こんにちは」「こんにちは」「こんにちは」。
本校の教員でも「挨拶されてイヤな気持ちになる人はいない、しっかり挨拶しよう」という人がいますが、私は不必要な挨拶をされて一日中イヤな気持ちです。
挨拶してるのではなく、挨拶してることを押しつけてくる態度。すごくイヤです。
生徒が教員に向かって挨拶するのは当たり前？凄くイヤです。それを部活動の顧問が指導するのももっとイヤです。
気持ちのいい「おはよう」を言い合いたいものです。