だけども。だからこそ。
毎日毎日、同じ場所で足踏みしているような生活に焦れた。
どのみち進まないものならば、立って居るだけのが、よほど良いように思えた。
だって、そのほうが。見える風景が、たくさんあるよ。
そして、事が過ぎた現在に知ること。
なぜだか。ここは。
立って居ただけの場所とは、違うところなんだ。
ただただ、そこから逃れたくて足掻いていただけだったのに。
一歩も進んでいなかったはずなのに。
それとも、基礎体力でもついたのかな。
とんって地を蹴れば、ぐっと前に進めそうな気がしてる。
そか。人生、あながち無駄なことだけでもないんだね。