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日本の宇宙補給機こうのとりHTV7号機に搭載された小型回収カプセルの着水回収に成功!!

2018-11-11 16:58:47 | 防衛
11月11日は、日本が米露に続いて、大気圏から再突入した物資を無事回収出来たことを記念する日として、今後の日本の歴史に記録されるでしょう。

11月11日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は理事長談話として、「宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)のミッション完了について」の題にて次のように公式声明を出しました。

『本日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)は軌道離脱を実施し、計画どおり、大気圏に再突入しました。 「こうのとり」7号機は、平成30年9月28日に国際宇宙ステーション(ISS)への結合に無事成功した後、約41日間、ISSに係留いたしました。その間、ISS運用に欠かせない補給品・利用物資などをISSへ移送し、ISSからの不用物資を搭載して、本日の地球大気圏への再突入を無事完遂することができました。今回で7機連続の成功です。

 「こうのとり」は世界最大の補給能力を有し、ISS運用の根幹を支える補給船です。7号機では、これまでで最重量となる約6.2トンの輸送を実施しました。6号機に引き続いての日本製リチウムイオン電池を使用したISS新型バッテリや、アメリカやヨーロッパの大型実験ラックなど、「こうのとり」でしか運べない大型の貨物を確実に輸送しました。 同じく7号機で輸送した超小型衛星放出機構から超小型衛星3機の放出に成功し、「きぼう」船外では、今回輸送した実験装置を使って技術試験衛星9号機に採用する高効率排熱技術の実証実験を今まさに実施しているところです。

また、被災地を含む北海道、宮城県、岡山県、愛媛県、佐賀県から提供いただいた生鮮食品は、約2週間の打ち上げ遅延を乗り越え、鮮度を維持したままISSへ届けられました。宇宙飛行士の活力の源となっただけでなく、保存技術についてもISS船長から称賛されました。

 この後、海上に着水したHTV搭載小型回収カプセルを回収する作業に入ります。小型回収カプセルの技術実証では、日本で初めてのISSからの物資の回収能力の獲得を目指し、低加速度で機体を揚力飛行させ目標範囲に誘導する技術および国産防護材により再突入時の高温から機体を守る技術の実証を実施します。これらの技術が、将来の宇宙活動の自在性の確保につながることを期待しております。

 最後に、これまで多大なご協力、ご支援をいただきました国内外の関係機関の皆様方及び国民の皆様方に心からお礼を申し上げますとともに、小型回収カプセルの技術実証について引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

平成30年11月11日
宇宙航空研究開発機構
理事長 山川 宏』

また、JAXAは同日、宇宙飛行士の若田光一「有人宇宙技術部門長」が、「「こうのとり」7号機(HTV7)大気圏再突入完了と小型回収カプセルの回収にあたって」の題で次のように声明を出しました。

『本日、「こうのとり」7号機(HTV7)が無事大気圏再突入を完了し、10時25分に、HTV7から分離した小型回収カプセルを船舶で無事回収致しました。まずは、HTV7による国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給ミッションとカプセル回収が無事成功し、大変嬉しく思っております。

小型回収カプセルのミッションでは、揚力誘導制御技術と世界水準の軽量熱防護技術を用いて、我が国として初となるISSからの実験サンプル回収技術の獲得を目指しています。今回の技術実証で得られる成果は、我が国の地球低軌道からの実験機器等の回収における自在性確保と共に、将来の有人宇宙船にもつながる技術の獲得です。

カプセルを回収した船舶は南鳥島に向かい、回収された実験サンプルについては航空機での搬送を経て筑波宇宙センターに輸送し実験ユーザに届けられます。引き続き実験サンプルとカプセル本体の輸送を確実に実施して参ります。

今後は小型回収カプセルのミッションで得られた各種飛行データの解析を行うと共に、今回のミッションで得られた様々な知見を活かし将来の有人宇宙活動の自在性確保に向けて一同更なるチャレンジに取り組んで参ります。引き続き皆様のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。』

日本はこれで、独自に開発した耐熱フィルムを張って大気圏に突入してサンプルを持ち帰った「はやぶさ」に続いて、大きな技術的、政治的、そして外交安全保障上の大きな基礎技術を確立したことになります。


日本の宇宙補給機こうのとりHTV7号機に搭載された小型回収カプセルの着水回収に成功!!

歴史に残る大成果だ!!



11月11日、小型回収カプセルが南鳥島沖で着水し、回収された様子
出典:JAXA HP

『宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)より分離された小型回収カプセルが船舶により回収されたことを、11月11日(日)午前10時25分に確認しました。』


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「はやぶさ」のサンプル回収や小型回収カプセルの着水回収に成功する事が世間では理解が難しい訳

2010年6月13日、「はやぶさ」のカプセルが大気圏に再突入する様子、そしてサンプルの回収成功は、日本中を興奮と喜びに沸かせました。
筆者も当時の報道で、熱く、そして心から成功を喜びました!!
そして、世界中に日本の宇宙技術のレベルの高さを見せつけたことも確かです。

今年11月11日には、既に報道されておりますがISSより大気圏に再突入し南鳥島沖で無事着水した小型回収カプセルを回収しました。

その一方で、一部の無理解極まりないトンデモWebサイトでは「こんな事はあり得ない」などと、技術的な事実や実情を完全に無視した愚かな論調があります。

「はやぶさ」のサンプル回収や小型回収カプセルの着水回収に成功する事が世間では理解が難しい訳、とは??



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