9月も末日となり、紅葉が美しく色付く秋の10月が間近に迫っているにも関わらず、台風は8月型のようなコースで次々と日本を襲っています。
9月上旬に日本を襲い、千葉県や神奈川県などで大規模で広範囲な被害や停電をもたらした台風15号に続いて、10月初めには台風18号が日本に上陸する可能性を示す気象予想が出ています。
9月29日05時10分にweather mapがmsnにて「東日本太平洋側で雨強まる あすからは台風18号の影響も」の題で次のように伝えました。
『きょう日曜日は、日本海の前線が北上することで、全国的に湿った空気が流れ込みやすく、あちこちで雨となるでしょう。とはいっても、雨が降る所もあれば降らない所もあり、変わりやすい天気です。
一方、四国沖の低気圧が東へ進むため、伊豆諸島では激しい雷雨となるおそれがあります。活発な雨雲が少し北上すると、千葉県なども雨脚が強まるかもしれません。
また、フィリピンの東海上では、台風18号が発生しています。あす月曜日~火曜日には、強い勢力となって南西諸島に最接近。その後は西日本から雨風強まり、週後半には東~北日本でも荒天のおそれがあります。今後の台風情報にご注意ください。
(気象予報士・杉山 真理)』
さて、話は変わりますが、ここで面白い、そして注目すべき記事をご紹介します。
9月18日にzakzak by 夕刊フジが「個々で巨大災害に備えよ! 我が家は井戸と貯水槽で「実践」」の題で「日本の元気 山根一眞」の特集項目にて、次のように伝えました。
『9月9日午前5時前、千葉県に上陸した強い台風15号によって千葉県は長期にわたる大規模停電に見舞われた。復旧作業が遅れている東京電力への批判が目立ったが、この台風は観測史上最大の暴風が記録されるほどの規模ゆえ、不可抗力に近い被害と理解すべきだろう。海水温の上昇が台風の勢力を増したとされるが、地球温暖化の進展で今回のような巨大気象災害の到来は数十年前から警告されていた。個々が自主的な備えをすべき時代を迎えていると思う。
では、何をどう備えればいいのか?
1995年の阪神淡路大震災の現地取材以降、私はほとんどの巨大災害の現場取材を続けてきた。災害と防災・減災は私の大きなテーマだが、自ら災害への備えの「実践」なしには説得力はないと考え、99年に新築した自宅を防災機能を備える実験住宅とした。
阪神淡路大震災で学んだことは、巨大災害で最も困るのが水とエネルギーと通信だということだった。
まず水の確保だが、自宅の小さな庭に27メートルと15メートルの2本の井戸を掘った。その井戸水(1年を通じて16-17度)を、平時は冷暖房の冷熱、温熱として利用している。理想的な冷暖房システムの開発施工を行っているピーエスグループ(東京都渋谷区)の代表、平山武久さん、平山禎久さんと意気投合、井戸水利用の輻射熱冷暖房システムを構築したのだ。
冷暖房のエネルギーとして利用後の井戸水は地下に戻す仕組みだが、それではもったいないと小さな庭に地下貯水槽を作った。地下貯水槽には、シンシンブロックという1日で工事できる優れた技術を見つけ採用した(シンシンブロック株式会社・茨城県日立市)。
貯水槽の水の容量は常時4・5トン。平時はモーター式のポンプで井戸水をくみ上げているが、停電すればポンプは止まる。だが停電が続いても4・5トンの水がくみ出せるよう昔懐かしい鋳物製の手こぎ「ガチャコンポンプ」を設置した。そのレトロな人力ポンプの製造メーカーがまだあったのだ。停電時にはいくらでも使える「人力」エネルギーを生かせばいいのだ。
飲料には向かない地下水だが、沸かせば問題ない。ガスや電気が途絶えても、火をおこせばお湯を沸かすことも可能だ。それには、弟子たちが手作りしてくれたレンガを積み上げた炉を利用、平時はこでバーベキューを楽しむ。災害時に燃料の炭や薪の備えがない時も心配ない。新聞紙を硬くねじったものを薪の代用とすればいい。この新聞紙燃料利用法は、屋外でのホームレス生活を25年続けた老人に教えてもらった、サバイバル・ノウハウの一つなのである。
断水して困るトイレも、貯水槽からバケツにくみ出した水を使えば汚物をきれいに流せるし(ウォッシュレットは使えないが)、夏ならシャワーとしても使える。
なお、ガチャコンポンプのある自宅庭と道路を隔てている壁を可動式にし、災害時にはこの壁を開放し地域の皆さんにもこの水を使ってもらうことにしている。
私の「実験」はちょっとやり過ぎであるが、水、電気、ガスが止まって困らない安心感は大きい。
■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、福井県年縞博物館特別館長。愛地球博愛知県総合プロデューサーなど多くの博覧祭を手がけてきた。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。「週刊東洋経済」で「新・メタルカラーの時代」を連載中。理化学研究所名誉相談役、JAXA客員、福井県交流文化顧問、獨協大学非常勤講師、日本文藝家協会会員。』
筆者も井戸を掘る事を検討した際、多くの方々に相談したところ、「真面な井戸水を得るには10~20mは掘った方が良い」「費用は120万円くらいは掛かる」などのアドバイスを頂きました。
井戸水の利用は、その地域事情や条例等を勘案して検討すべきでしょうが、少なくとも近くの小川等の水の利用は出来るか、湧水はあるか、などの配慮や検討は避難場所の検討や非常用の持ち出し品の検討や備えをする事と同様の価値はあるかと存じます。
また、国や自治体等は今以上の更なる防災体制や減災対策の充実をするべきでしょう!!
台風15号での大規模被害に続いて台風18号も日本上陸か!?
防災・減災体制の更なる充実を!!
2011年3月26日、護衛すらも付けずに世耕氏(前 経済産業大臣)らと共に東日本大震災の被災地である福島県等に救援物資をトラックで運んだ、当時野党であった自民党の安倍晋三衆議院議員(現 内閣総理大臣)
画像は宮城県での救援活動の様子
出典:自民党参議院議員の和田政宗氏自身のツイッター
台風18号の予想進路
出典:気象庁HP
十分な備えと警戒を!!
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9月上旬に日本を襲い、千葉県や神奈川県などで大規模で広範囲な被害や停電をもたらした台風15号に続いて、10月初めには台風18号が日本に上陸する可能性を示す気象予想が出ています。
9月29日05時10分にweather mapがmsnにて「東日本太平洋側で雨強まる あすからは台風18号の影響も」の題で次のように伝えました。
『きょう日曜日は、日本海の前線が北上することで、全国的に湿った空気が流れ込みやすく、あちこちで雨となるでしょう。とはいっても、雨が降る所もあれば降らない所もあり、変わりやすい天気です。
一方、四国沖の低気圧が東へ進むため、伊豆諸島では激しい雷雨となるおそれがあります。活発な雨雲が少し北上すると、千葉県なども雨脚が強まるかもしれません。
また、フィリピンの東海上では、台風18号が発生しています。あす月曜日~火曜日には、強い勢力となって南西諸島に最接近。その後は西日本から雨風強まり、週後半には東~北日本でも荒天のおそれがあります。今後の台風情報にご注意ください。
(気象予報士・杉山 真理)』
さて、話は変わりますが、ここで面白い、そして注目すべき記事をご紹介します。
9月18日にzakzak by 夕刊フジが「個々で巨大災害に備えよ! 我が家は井戸と貯水槽で「実践」」の題で「日本の元気 山根一眞」の特集項目にて、次のように伝えました。
『9月9日午前5時前、千葉県に上陸した強い台風15号によって千葉県は長期にわたる大規模停電に見舞われた。復旧作業が遅れている東京電力への批判が目立ったが、この台風は観測史上最大の暴風が記録されるほどの規模ゆえ、不可抗力に近い被害と理解すべきだろう。海水温の上昇が台風の勢力を増したとされるが、地球温暖化の進展で今回のような巨大気象災害の到来は数十年前から警告されていた。個々が自主的な備えをすべき時代を迎えていると思う。
では、何をどう備えればいいのか?
1995年の阪神淡路大震災の現地取材以降、私はほとんどの巨大災害の現場取材を続けてきた。災害と防災・減災は私の大きなテーマだが、自ら災害への備えの「実践」なしには説得力はないと考え、99年に新築した自宅を防災機能を備える実験住宅とした。
阪神淡路大震災で学んだことは、巨大災害で最も困るのが水とエネルギーと通信だということだった。
まず水の確保だが、自宅の小さな庭に27メートルと15メートルの2本の井戸を掘った。その井戸水(1年を通じて16-17度)を、平時は冷暖房の冷熱、温熱として利用している。理想的な冷暖房システムの開発施工を行っているピーエスグループ(東京都渋谷区)の代表、平山武久さん、平山禎久さんと意気投合、井戸水利用の輻射熱冷暖房システムを構築したのだ。
冷暖房のエネルギーとして利用後の井戸水は地下に戻す仕組みだが、それではもったいないと小さな庭に地下貯水槽を作った。地下貯水槽には、シンシンブロックという1日で工事できる優れた技術を見つけ採用した(シンシンブロック株式会社・茨城県日立市)。
貯水槽の水の容量は常時4・5トン。平時はモーター式のポンプで井戸水をくみ上げているが、停電すればポンプは止まる。だが停電が続いても4・5トンの水がくみ出せるよう昔懐かしい鋳物製の手こぎ「ガチャコンポンプ」を設置した。そのレトロな人力ポンプの製造メーカーがまだあったのだ。停電時にはいくらでも使える「人力」エネルギーを生かせばいいのだ。
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なお、ガチャコンポンプのある自宅庭と道路を隔てている壁を可動式にし、災害時にはこの壁を開放し地域の皆さんにもこの水を使ってもらうことにしている。
私の「実験」はちょっとやり過ぎであるが、水、電気、ガスが止まって困らない安心感は大きい。
■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、福井県年縞博物館特別館長。愛地球博愛知県総合プロデューサーなど多くの博覧祭を手がけてきた。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。「週刊東洋経済」で「新・メタルカラーの時代」を連載中。理化学研究所名誉相談役、JAXA客員、福井県交流文化顧問、獨協大学非常勤講師、日本文藝家協会会員。』
筆者も井戸を掘る事を検討した際、多くの方々に相談したところ、「真面な井戸水を得るには10~20mは掘った方が良い」「費用は120万円くらいは掛かる」などのアドバイスを頂きました。
井戸水の利用は、その地域事情や条例等を勘案して検討すべきでしょうが、少なくとも近くの小川等の水の利用は出来るか、湧水はあるか、などの配慮や検討は避難場所の検討や非常用の持ち出し品の検討や備えをする事と同様の価値はあるかと存じます。
また、国や自治体等は今以上の更なる防災体制や減災対策の充実をするべきでしょう!!
台風15号での大規模被害に続いて台風18号も日本上陸か!?
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2011年3月26日、護衛すらも付けずに世耕氏(前 経済産業大臣)らと共に東日本大震災の被災地である福島県等に救援物資をトラックで運んだ、当時野党であった自民党の安倍晋三衆議院議員(現 内閣総理大臣)
画像は宮城県での救援活動の様子
出典:自民党参議院議員の和田政宗氏自身のツイッター
台風18号の予想進路
出典:気象庁HP
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