4月16日に発生し死者・行方不明者304人を出した韓国の貨客船セウォル号沈没事故から、10月16日で半年になる。
10月15日に時事通信が伝えたところでは、依然10人が行方不明で、珍島沖では船内の捜索が続く。7月を最後に犠牲者の遺体は発見されていないが、遺族らは全員が見つかるまで捜索を続けるよう要求。港や体育館には今も約40人が待ち続ける。
朴槿恵大統領は事故後、涙ながらに「国家大改造」を訴えた。しかし、国会の空転が続き、海洋警察解体や刑罰強化などの再発防止策は実現のめどが立たない。
一方、10月15日付けの韓国の新聞「ハンギョレ新聞」は、「『ハンギョレ』と「参与連帯」、朴大統領「空白の7時間」の情報公開を要求」と題して、
『朴大統領「ライフジャケット着てるのにどうして?」
セウォル号事故が起こって7時間がすぎてした質問
事故当日の14回にわたる大統領への書面報告内容に疑問
非公開ならば行政訴訟の方針』
とした記事を伝えた。
ハンギョレ新聞は反日反政府的な姿勢が良く知られており、北朝鮮や中国でも読まれている新聞である。
そのハンギョレ新聞が、4月16日当日の朴槿恵大統領の動静の情報公開を要求するとして、
以下の内容を伝えている。
『大統領府は今になっても事故当日である4月16日の大統領の動線や細部業務内容を公開しろという要請に「大統領指定記録物なので公開できない」という態度を維持している。 緑色党などの政党やマスコミの情報公開請求にも同様な趣旨の返答で公開を拒否している。
これに対し『ハンギョレ』と「参与連帯」は、今月8日セヌリ党チョ・ウォンジン議員が大統領府から提出させ公開した朴大統領のセウォル号関連業務現況に基づき「セウォル号事故当時の大統領に対する報告および大統領の措置事項関連情報公開」を請求した。 国家安保室長と安保室、政務首席室などを通して計14回にわたりなされた書面報告に関連しては、各文書の登録番号とその全体の公開を要求し、文書が破棄されている場合に備えて破棄および紛失の有無、その時点および理由などを請求した。
今後、ハンギョレと参与連帯は大統領府が非公開決定を下せば行政訴訟を提起する方針だ。』
ハンギョレ新聞にまで、ここまで酷評される朴槿恵大統領は、はっきり言えば犯罪者以下の境遇、まるで針の上のムシロに座らされているような状況ではないだろうか。
筆者がもし、朴槿恵大統領と同じ立場であれば、4月16日当時の動静をすぐに公開し、非があるのであれば国民にすぐ謝罪するだろう。
セウォル号沈没事故から半年も経過しているのに、朴槿恵大統領や韓国政府、韓国の国会などは情報公開一つでも解決が出来ていない。
一体何をしているのだ??
筆者は本ブログで、何度もセウォル号沈没事故を取り上げ、その中でこの事故原因が公表されていないのは怪しい、韓国の海洋救助体制は全くなっていない、等と批判してきた。
詳細は関係記事をお読み頂きたい。
セウォル号沈没事故の事故原因は、韓国政府が発表した内容では説明が出来ないことは、ここではっきりと申し上げておきたい。
セウォル号沈没事故で、改めて朴槿恵大統領と韓国政府の無知無能ぶりが明らかになった。
朴槿恵大統領の無能な政治の影響で韓国は四面楚歌の五里霧中状態になってしまった。
セウォル号沈没事故の教訓すら得られない、事故防止対策すら進められない、朴槿恵大統領、韓国や韓国政府は正に烏合の衆だ!!
事故の犠牲者や遺族が泣いているぞ!!
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エボラ出血熱の流行に過去の感染症流行から学ぶ点とは?
10月15日の菅官房長官の記者会見にて、安倍首相がオバマ大統領と日米電話会談を行い、エボラ出血熱の流行に対して国際平和と安定に対する脅威であり日米が連携して対処することを確認し、日本が現地で目に見える支援を続ける意向を示しました。
一方、同日夜のNHKニュースでは、西アフリカで広がるエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は、12月の初めには1週間当たりの新たな感染者数が、現在の10倍に当たる1万人に急増するおそれもあると警告し、国際社会に対策を急ぐよう求めました。
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