9月1日は、あの関東大震災の教訓を忘れないために制定された、防災の日でした。
2022年2月24日に、大規模なロシアによるウクライナ侵略が開始されてから早くも2年半が経過し、このままでは3年以上の長期戦争になる事は確実と見られています。
そのような中、ウクライナはロシアによる弾道ミサイルや長距離のドローン・滑空爆弾等による攻撃に晒され大きな被害を受け続けた反面、国産兵器や西側諸国からの支援による導入した兵器で反撃を続け、8月にはロシアに対する本格的な地上越境攻撃すら行っています。
ウクライナが示した防衛体制の教訓を日本が実現への動きが加速しています!!
全てを1つや2つではまとめ切れませんので、今後何度も、その動きをお伝えします。
8月30日より、乗りものニュースにて、「特別企画」として、2025年度の概算要求項目から日本の防衛体制の変革が進んでいる旨の記事を逐次取り上げています。
8月31日に同メディアが「海自「空前の巨大戦闘艦」新たなイメージ明らかに 武装テンコ盛り!? 建造へ準備着々」の題で次のように伝えました。
『(前略)
イージス・システム搭載艦は、配備が中止された陸上配備型イージス・システム「イージス・アショア」の代替となる艦艇です。従来のイージス艦は、対空レーダーとしてSPY-1を搭載するのに対し、イージス・システム搭載艦は「イージス・アショア」用だったSPY-7レーダーを搭載します。
基準排水量は1万2000トン、速力は約30ノット(約55.6km/h)。動揺に強く、居住性も向上させる方針が示されています。乗組員は約240人となる見込みで、これまでのイージス艦より20%以上の省力化が図られます。
就役後は、西側で最大の水上戦闘艦となる見込み。主にBMD(弾道ミサイル防衛)を担当し、「最新鋭イージス艦と同等以上の能力」が付与される予定です。これにより、既存のイージス艦8隻がBMD任務から解放され、南西諸島方面の洋上侵攻阻止に振り向けることも可能になります。
(以下略)』
一方、8月30日の同メディアが「海自「最古のイージス艦」いよいよ後継艦を検討へ 登場から30年以上が経過 防衛省が技術調査を実施」の題で次のように伝えました。
『(前略)
防衛省は2024年8月30日、海上自衛隊のイージス艦こんごう型について、後継艦の検討に着手する方針を明らかにしました。
こんごう型は、イージス戦闘システムを搭載するアメリカ海軍のアーレイ・バーグ級ミサイル駆逐艦をモデルに開発された海上自衛隊で初めてのイージス艦です。1993年から1998年かけて、「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」の4隻が就役しています。
アーレイ・バーグ級がベースとなっているものの、こんごう型の艦橋は旗艦機能が追加されたために大型化しており、外観の印象は異なっています。対空戦のほか、対水上戦や対潜戦においても高い能力を備え、弾道ミサイル防衛(BMD)能力を付加する改修も実施されています。
船尾にはヘリコプター甲板が設けられていますが、格納庫がなく、これが「あたご」「まや」など、こんごう型以外のイージス艦と大きく異なる点となっています。
防衛省は来年度予算の概算要求に、「イージス艦に関する調査研究」費として33億円を計上。こんごう型の除籍に伴う後継艦検討のため、技術調査を実施するとしています。
(以下略)』
筆者としては、「こんごう型」4隻の更新は、冒頭で取り上げたイージス・システム搭載艦やその改良型になる可能性が高いかと。
どう見ても、ロシアやその子分である中朝韓などの脅威が高まっている現状で、いくら先進的な「イージス・アショア」の艦艇版とも言えるイージス・システム搭載艦であっても、1隻が稼働していればそれで良い、と言える程、世の中は甘くはありません。
例えば多数のドローンやミサイルの飽和攻撃、機雷や魚雷等の従来兵器からの脅威、米軍すらも被害に遭った艦艇による自爆テロ等にも対処せねばならず、それを1隻で24時間、365日、完璧にこなせるかと言われれば、答えはNoでしょう。
戦闘艦1隻を、メンテナンス等をしつつ常に稼働させ続けるには最低3隻が必要です。
更にイージス・システム搭載艦のような複雑な兵器システムを持つ艦艇なら4~6隻は欲しいところです。
それならば、ある程度の数量をイージス・システム搭載艦であろうと、建造し確保しなければなりません。
防衛費が増額を続ける今であれば十二分に可能です。
「かが」クラスのDDHがF35Bを搭載し本格空母となる現在、可能ならば12隻~15隻は欲しいところですね!!
ウクライナが示した防衛体制の教訓を日本が実現へ!!
イージス・システム搭載艦の早期の建造や数量確保を急げ!!
令和6年版 防衛白書の表紙
出典:防衛省・自衛隊HP
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2022年2月24日に、大規模なロシアによるウクライナ侵略が開始されてから早くも2年半が経過し、このままでは3年以上の長期戦争になる事は確実と見られています。
そのような中、ウクライナはロシアによる弾道ミサイルや長距離のドローン・滑空爆弾等による攻撃に晒され大きな被害を受け続けた反面、国産兵器や西側諸国からの支援による導入した兵器で反撃を続け、8月にはロシアに対する本格的な地上越境攻撃すら行っています。
ウクライナが示した防衛体制の教訓を日本が実現への動きが加速しています!!
全てを1つや2つではまとめ切れませんので、今後何度も、その動きをお伝えします。
8月30日より、乗りものニュースにて、「特別企画」として、2025年度の概算要求項目から日本の防衛体制の変革が進んでいる旨の記事を逐次取り上げています。
8月31日に同メディアが「海自「空前の巨大戦闘艦」新たなイメージ明らかに 武装テンコ盛り!? 建造へ準備着々」の題で次のように伝えました。
『(前略)
イージス・システム搭載艦は、配備が中止された陸上配備型イージス・システム「イージス・アショア」の代替となる艦艇です。従来のイージス艦は、対空レーダーとしてSPY-1を搭載するのに対し、イージス・システム搭載艦は「イージス・アショア」用だったSPY-7レーダーを搭載します。
基準排水量は1万2000トン、速力は約30ノット(約55.6km/h)。動揺に強く、居住性も向上させる方針が示されています。乗組員は約240人となる見込みで、これまでのイージス艦より20%以上の省力化が図られます。
就役後は、西側で最大の水上戦闘艦となる見込み。主にBMD(弾道ミサイル防衛)を担当し、「最新鋭イージス艦と同等以上の能力」が付与される予定です。これにより、既存のイージス艦8隻がBMD任務から解放され、南西諸島方面の洋上侵攻阻止に振り向けることも可能になります。
(以下略)』
一方、8月30日の同メディアが「海自「最古のイージス艦」いよいよ後継艦を検討へ 登場から30年以上が経過 防衛省が技術調査を実施」の題で次のように伝えました。
『(前略)
防衛省は2024年8月30日、海上自衛隊のイージス艦こんごう型について、後継艦の検討に着手する方針を明らかにしました。
こんごう型は、イージス戦闘システムを搭載するアメリカ海軍のアーレイ・バーグ級ミサイル駆逐艦をモデルに開発された海上自衛隊で初めてのイージス艦です。1993年から1998年かけて、「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」の4隻が就役しています。
アーレイ・バーグ級がベースとなっているものの、こんごう型の艦橋は旗艦機能が追加されたために大型化しており、外観の印象は異なっています。対空戦のほか、対水上戦や対潜戦においても高い能力を備え、弾道ミサイル防衛(BMD)能力を付加する改修も実施されています。
船尾にはヘリコプター甲板が設けられていますが、格納庫がなく、これが「あたご」「まや」など、こんごう型以外のイージス艦と大きく異なる点となっています。
防衛省は来年度予算の概算要求に、「イージス艦に関する調査研究」費として33億円を計上。こんごう型の除籍に伴う後継艦検討のため、技術調査を実施するとしています。
(以下略)』
筆者としては、「こんごう型」4隻の更新は、冒頭で取り上げたイージス・システム搭載艦やその改良型になる可能性が高いかと。
どう見ても、ロシアやその子分である中朝韓などの脅威が高まっている現状で、いくら先進的な「イージス・アショア」の艦艇版とも言えるイージス・システム搭載艦であっても、1隻が稼働していればそれで良い、と言える程、世の中は甘くはありません。
例えば多数のドローンやミサイルの飽和攻撃、機雷や魚雷等の従来兵器からの脅威、米軍すらも被害に遭った艦艇による自爆テロ等にも対処せねばならず、それを1隻で24時間、365日、完璧にこなせるかと言われれば、答えはNoでしょう。
戦闘艦1隻を、メンテナンス等をしつつ常に稼働させ続けるには最低3隻が必要です。
更にイージス・システム搭載艦のような複雑な兵器システムを持つ艦艇なら4~6隻は欲しいところです。
それならば、ある程度の数量をイージス・システム搭載艦であろうと、建造し確保しなければなりません。
防衛費が増額を続ける今であれば十二分に可能です。
「かが」クラスのDDHがF35Bを搭載し本格空母となる現在、可能ならば12隻~15隻は欲しいところですね!!
ウクライナが示した防衛体制の教訓を日本が実現へ!!
イージス・システム搭載艦の早期の建造や数量確保を急げ!!
令和6年版 防衛白書の表紙
出典:防衛省・自衛隊HP
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