窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ダイゼンの幼鳥

2019-11-08 23:14:03 | シギ・チドリ

立冬の日に雪が降りました。ようやく寒さが降りて来たというのが今季の気候への感想です。

野付半島の干潟はシギチドリたちに変わってほぼカモ類とオオハクチョウに変わりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

             ★  ダイゼン幼鳥  ★

干潟に沿って車を走らせるとカモたちはほぼ飛び立って逃げてしまいます。諦めずに寂し

げな干潟を丁寧に探すとダイゼンが1羽、水辺にじっとして立っていました。

動くざるは保護色なり。忍者になる。観察すると今年生まれの幼鳥です。白と黒の鹿の子

模様をしています。双眼鏡で見ると一見派手に見えますが、白黒の模様はとても地味です。

眼はぱっちりと大きく、ほぼ黒色で目立ちます。真ん丸目だからとても可愛い。しかも、

頭が大きいから、より親しみが持てる雰囲気です。

8月、9月のダイゼンは警戒心が強く、なかなか近寄れませんが、幼鳥はおっとり。

しかも1羽だから接近しても逃げません。

北極海に面したツンドラ地帯で繁殖するダイゼンは寒さに強いようです。幼鳥は親より

遅く渡ってきます。飛べる力がついてからやってくるのですかね。

とにかく北極海域で生活してくるシギやチドリは寒くなってもやってきますね。