プラハの恋人 第18話

■第18話（最終話）　心の国の大統領

ついに最終回を迎えました。

チ会長が送った刺客からヨンウを守ろうとして刺されてしまったサンヒョンは、出血多量、意識不明のまま病院に運ばれました。
その頃、ジェヒは父である大統領に結婚式をドタキャンしたことで叱られていたのですが、ヨンウからの電話でサンヒョンが刺されたことを聞いた大統領は病院に電話して「チェ・サンヒョンをどうか助けてくれ。最善を尽くして、必ず助けてくれ。娘の婿になる」と本気でお願いしていました。

ヨンウは、チ会長に「自ら罪を認めるなら、待ちましょう。息子からの最後のチャンスです。このチャンスを逃したら、逮捕します。猶予は1日。決めるのは父さんです。」といつものチ会長のやり方で迫りました。

意識が戻らないサンヒョンに「その格好は何なのよ！ケガなんかして！もっと気を付けて！俺に任せろなんて、どう任せるのよ！もう信用しない。目を開けて、もう早く起きてよ、意地悪！」というジェヒの言葉で、ヘジュはどう思ってるんだろう？と気になっていたら・・・

ヨンウは、ヘジュに会いに行っていました。ヘジュは、「罰は受けます。むしろ、会長より私が悪いんです。報いを受けています。」という覚悟をしていました。ヨンウは、ヘジュに事実を証言するようお願いしました。ヘジュが事実を明らかにすれば、ヘジュと会長の関係が世間に知られ、ヘジュは女としてすべてを失うことに・・・「それでも構わない、ウンウのために胸を張れるよう事実を明らかにします」と決意したヘジュは、サンヒョンに会いに行きました。
依然、意識不明のサンヒョンにヘジュは語りかけます。「私は、あなたにとってジェヒさんに出会う前の通り雨みたいなもの。ジェヒさんに会えたのだから、幸せにならなきゃ。そのために、目を開けて！起きてジェヒさんを見て！寝てる場合じゃないでしょ？」

ヘジュが見舞っているあいだ病室の外で待つジェヒ。そこにヨンウが現れました。ヨンウ、まで結婚式のリハーサルの時の服装のままだったのね・・・ジェヒはヨンウに「式のこと、ありがとう。あなたの気持ち、一生忘れないわ。」と言いました。「気まずい思い出だろ？忘れてくれ。僕は忘れたよ。」とヨンウ。これが、ヨンウなりの優しさなんですよね。そう簡単に忘れられるはずないのに・・・

ヘジュはヨンウと約束したとおり、警察へ行き、「テソングループのチ・ギョンファン会長の使いをしました。」と自首しました。そしてそのことにより、チ会長は公職選挙法違反、政治資金法違反、贈賄により逮捕されることになりました！
逮捕される父親の姿を複雑な心境で見つめるヨンウ、父親としばし見つめ合っていました。これで良かったんだよね？

未だ意識が戻らないサンヒョンにジェヒは、これを歌うといつもサンヒョンが現れるという歌（「ああどうしよう、お別れだなんて・・・」という歌詞の曲）を聴かせました。そして、サンヒョンがくれた指輪をサンヒョンの小指にはめました。すると、「痛い、外せ！」とサンヒョンが目を覚ましましたそれにしても、指輪キツ過ぎません？ジェヒの指が細すぎるのか？サンヒョンの指が太すぎるのか？
担当医にサンヒョンの意識が戻ったことを伝えるジェヒ、「見たところ大丈夫そうです。頭の方以外は・・・目がハートになっています。」なんて、ふざけ過ぎじゃない？
サンヒョンの意識が戻ったことを病室の入り口で密かに見守るヨンウ。自分の身代わりになってくれたサンヒョンの意識が戻ったことに安心したのか？優しい笑顔を浮かべていました。やっぱり、ヨンウは紳士的な方がいいですよね

回復したサンヒョンは、大統領に会うためにジェヒの家（青瓦台）にやって来ました。ジェヒの弟ゴンヒは、ちょっぴり反抗的な態度ゴンヒは、同級生のヨンスと順調に交際しているみたいですね～
「一生、心の大統領はユン・ジェヒか？」と質問する大統領に「はい。他の候補はおりません。税金を払い、法律を守ります。」とサンヒョン。大統領は、サンヒョンのことをジェヒの婿として認めてくださったようです。

世界各国の言葉で「I Love You」と書いた紙を敷き詰めた壁の前で、人形劇を振る舞うサンヒョン。「俺は、鍾路（チョンノ）署捜査3課のヒラ刑事です。俺は、何も持っていません。俺は、気の利いたことも言えません。こんな俺が、ある女性に惚れました。その人は、この世で一番美しい言葉を教えてくれました。ミルルユッテ」ジェヒの前に跪いたサンヒョンは、人形を使って指輪を差し出し、「俺と結婚してくれませんか？」とプロポーズジェヒも「はい」と幸せそうに笑いながらOKしました。そして、サンヒョンはジェヒの左手の薬指に指輪をはめ、抱きしめました。
このシーン、とっても良かったです～

そして、1年後。
結婚したジェヒとサンヒョンなんですけど、外交官として仕事を続けるジェヒは忙しくて、甘～い新婚生活とはいかないようですねプラハへ出張に出かけるジェヒをそっけなく見送りました。
そこに現れたヨンウとジェヒは久々に語り合いました。ヨンウは、ミュンヘンにいるスンウに会いに行くんだとか？ヨンウは、結婚式の時に渡そうとしていたアクセサリーをジェヒに結婚祝いとして渡しました。戸惑うジェヒに「君はもう、過去の人だから」とヨンウ。「すごく良い思い出よ。あなたも、過去のことも」と言うジェヒ、ヨンウとお互い笑顔で別れました。

プラハ、"願いの壁"にやって来たヨンウは、ジェヒとのことを思い出しながら、願い事を書いた紙を貼り付けて去って行きました。
そして、その直後に"願いの壁"にやって来たジェヒ。韓国にいるサンヒョンに電話するんですけど・・・そこにサンヒョンが現れました！その日は、ジェヒとサンヒョンの初めての結婚記念日だそうで、「カプちゃんにメチャクチャ会いたくて、地球を軽く半周して来た」とサンヒョンでも、ジェヒにお金がもったいないって怒られちゃうんです
サンヒョンにとって、一生解けない魔法、ユン・ジェヒなんだって2人は、願いの壁の前で愛を誓い合い、新たな願い事を貼り付けて去って行きました。

■ヨンウの願い
この世のすべてが終わる頃までに、彼女を忘れられたらいい・・・

■ジェヒの願い
カプトゥルとカプスンは、いつまでも幸せに暮らしました。

■サンヒョンの願い
天が落ちようとも、地が裂けようとも、地球を100周しようとも、俺はいつまでもミルルユッテ・・・

以上をもちまして、『プラハの恋人』終了です
視聴されていたみなさん、おつかれ様でした。

＜感想＞
前半、ジェヒの明るい性格のおかげで楽しく視聴していたんですけど、第13話のヨンウの自殺未遂からとても苦しく辛い展開になっちゃいましたね・・・後半はリタイアしようかとも思ったんですけど、ハッピーエンドであることは予想できていたので、最後まで見守ることができて良かったです。最終回のプロポーズのシーンがとってもお気に入りですサンヒョンがちょっぴり照れながらジェヒを抱きしめるところが良かったです。
サンヒョン役のキム・ジュヒョクさん、最初はイマイチだなぁ～と思っていたんですけど、一途にジェヒを想うサンヒョンの姿は本当にカッコ良かったと思います。
ヨンウ役のキム・ミンジュンさんは、『アイルランド』のジェボク役がとっても良かったので、このドラマの印象は残念ながらちょっぴり劣るんです・・・でも、ヨンウが悪人じゃなかったことは救いです。
ジェヒ役のチョン・ドヨンさん、大統領の娘で外交官という役柄が今までのイメージとは違って新鮮でした。プライベートでも2007年3月11日にご結婚されたそうで、おめでとうございます

全部視聴し終わってから振り返ってみると、強いインパクトのようなものはないんですけど、それなりに楽しめる作品でした。