恋人 第16話

■第16話　真実

ガンジェと一緒にガンジェの部屋へ行ったミジュでしたが、そこにユジンがいたため、ガンジェはミジュを1人で帰らせました。
「予定通り、結婚しましょう。心なんて必要ない！抜け殻でもいい。あなたの子供は私が生むわ」と言うユジンでしたが、「別れよう。彼女（ミジュ）のことが好きなんだ。これ以上嘘はつけない。すまない・・・」とガンジェ。ユジンの前で泣きながら跪いて「行かせてくれ」とお願いするのでした。そんなガンジェの姿にユジンは驚き、去って行くのでした・・・

ガンジェのひざまずいた姿にショックを受けたユジンは、ミジュの部屋へ行き、「ひざまずくのはあなたの方じゃない！」とミジュを引っ叩きましたそして、「彼の一番最初の子の母親は私なの！いい子ぶってるけど、アンタはタダのクズなのよ！」と怒鳴って帰って行きました。自分がユジンに悪いことをしたということを分かっているミジュは、何も言い返しませんでした。

まだまだ会社員として不慣れなガンジェの仕事場にカン会長が訪ねて来ました。ガンジェのことを「こいつは不良品ですよ」と言うペク理事にムッとするカン会長。その後、カン会長はガンジェを食事に誘いました。
ペク理事のことを父親のように思っているというガンジェにカン会長は「父親だ何て軽はずみに言うな！」と怒るのですが、「両親を探したのか？捨てられたのには何か事情があったと思わないのか？」とガンジェに問いました。すると、ガンジェは「事情があったのは私の方です。息子がヤクザになって喜ぶ親はいません！」と答えるのでした。カン会長は、ガンジェのことをじっと見つめていました・・・

病院まで帽子を届けに行ったガンジェにミジュは、「謝るのは私の方だから、もう1人で謝ったり、ひざまずいたりしないで」と言いました。すると、「俺たちはユジンに許しを請うべきだ。俺たちは2人じゃないか。」と優しい笑みを浮かべるガンジェ。

ジンスから連絡を受け、カーセンターへ行ったミジュ。ジンスは、この前のレースの時にミジュがかぶっていた帽子を渡しました。ガンジェが届けてくれた帽子は本物ではなかった

ひとりお酒を飲むユジン。そこにセヨンがやって来ました。「妊婦がお酒を飲むな！」と注意するセヨンにユジンは流産を打ち明けるのでした。
セヨンはガンジェを呼び出し、「ユジンをこんなにするな！お前の罪にミジュを巻き込むな！」と殴りました。

その後、セヨンはミジュを呼び出し、ユジンの流産を伝えました。そして、「悪いのはガンジェだけど、君にも責任はある。君はガンジェのもとを去るべきだ」と言うのでした。

ドンギュ兄貴はガンジェに「カン会長が実の父親だ！」と話しました。最初は信じないガンジェでしたが、会長が以前「愛していた女性がいた」と言っていたことや、セヨンの言動、そして会長がセヨンよりも自分を可愛がってくれたことなどを思い出すのでした・・・

真実を知ったガンジェは、「仕事がつまらないから会社を辞めたいんです。性に合わないんです。私は生まれながらのヤクザなんです。」と会長に話しました。すると、会長は激怒し、「顔も見たくない！出て行け！」と言うのでした。

仕事をする気になれないガンジェは、会社を休んで信島のミジュの実家へ行きました。でも、ミジュの父親はガンジェを歓迎しませんでした。「道を教えてください。」と牧師であるミジュ父に問うガンジェ。すると、ミジュ父は「迷える子羊に交通整備をしてやれ」とミジュを呼び出し、ミジュも信島へとやって来ました。

ミジュはテサンにスンジョンとのことについて話をしようとするのですが、「もう話はついていますから、ご心配なく」とテサン。

ミジュはガンジェに初めて会った日のことを話し始めました。2人が初めて会ったのはブティック。セヨンとのお見合いのためにセヨン母がドレスを買ってくれたんだけど、ミジュはお見合いが散々で怒って返品したんですよね。そして、ミジュが返品したドレスをガンジェが購入して、ユジンにプレゼントしたっていうエピソードもありましたね。
「あのドレスは素敵だったけど、私とは縁がなかったの。あなたも素敵だけど、私とは縁がなかったのよ。縁のない人間が出会うのは事故なのよ。私たちは結ばれないの。何もなかったって言えるうちに別れましょう。」と別れを切り出すミジュに対し、「なぜ突き放すんだ？ここ以外来る場所もないのに、出て行けというのか？何もしてやれない俺が君に最後にできるのは、立ち去ることだけなのか？」とガンジェ・・・

一方、ユンはヤングム（セヨン母）に「写真の女は、ハ・ガンジェの実母です！」と調査結果を話しました。驚くヤングムでしたが、セヨンがそのことを既に知っていたという事実に、更に驚くのでした・・・「私の目の前に息子を隠すなんて・・・さすが会長だわ。だからあの人が好きなのよ」とヤングム。「これでお互い様だわ」というヤングムの言葉が気になります。

会長への報復を考えるヤングムは、チャンベに相談します。すると、チャンベは「報復のためには、一番大事なものを傷つけることが効果的だ」と言い出しました。一番大切なもの・・・それはミジュ。ミジュの行動を監視していたヤングムは、ミジュがセミナーで江陵へ行くことを知っており、そこでミジュを襲おうと計画するのでした・・・

チャンベの店にはガンジェの子分が働いていました。チャンベとヤングムの会話を聞いていたガンジェの子分は、すぐにテサンに報告。そして、ガンジェも知ることになるのでした。ミジュの宿泊先へ行き、「ここに泊めてくれ！」とガンジェが言ったところで第16話終了です。

【ハングルメモ】
第16話最初のシーンで、ユジンがガンジェに「答えてよ！」と問い詰めた時の「テタッペ」が気になったので調べていました。韓国ドラマではよく耳にする言葉ですね。
☆대답해：答えてよ！
*대답：對答（返事）