愛してる 第9話

■第9話　男たち　逃げる

「チョルスさんは私のことが好きよ」と言って宣戦布告したアヨンに引っ叩かれたヨンヒ。2人は髪を引っ張り合ってケンカになってしまうのですが・・・
そこにやって来たチョルス母とチョルス。アヨンはウソ泣きをして「腕が上がりません・・・」と演技をします
アヨンの演技に騙されたチョルスは、「結婚は取り消しだ！」とヨンヒを追い出すのでした

「私さえ我慢すれば、家の名誉は守られる・・・」ヨンヒは悔しい気持ちを歯を食いしばって抑えるのでした。

アヨンが帰った後、改めてヨンヒと結婚の話をすることになったチョルス＆チョルス母。ヨンヒは、チョルスがアヨンから絵を習うことを容認する姿勢を示し、これには「今まで何ひとつ気に入らなかったけど、物分りのいいところは認めるわ」とチョルス母も喜んでくれました
ヨンヒとチョルスは、挙式の日取りを相談することになるのですが・・・
チョルス母はまだ2人を結婚させないよう妨害するつもりでした

ビョンホは、前妻とのあいだに生まれた息子に会いに行きました。
息子サンジンは10歳。友人たちにビョンホのことを「叔父だ」と説明していました。
「新しいパパの苗字にしたい。ママが妊娠したんだ。僕はもう10歳だから、パクのままでいいけど、弟が可哀想。それに、僕とママ・・・今、本当に幸せなんだ。僕がママのおなかにいた頃、産むなって言ったんだってね？」と泣きながら話すサンジン
ビョンホは、生活が苦しかったことを説明するのですが、「それなら、僕なんかいなかったと思えばいい！それぞれ幸せに暮らそう。パパもいい人に出会って、再婚して子供も生んで、それぞれ幸せになろう。」とサンジン・・・
ビョンホはただ号泣することしかできませんでした。

チョルスがアヨンに絵を習っていたことを知ったヨンヒは激怒
その日、チョルスとは気まずいまま別れました・・・
ヨンヒの体調を気遣って、チョルスは自分のコートをヨンヒに貸してあげたのですが・・・ポケットの中には携帯が入ったままでした
すると、そこにアヨンからメールが！
ヨンヒは、「今、ヨンヒとデート中なんだ。愛は美しく偉大なものさアヨンも早く幸せになれよ！」とチョルスに成りすまして返信しちゃいました～
ムッとするアヨンでしたが、そこにチョルス本人から電話がかかってきて、さっきのメールがヨンヒからのものであることがバレちゃった

チョルスはヨンヒを家まで訪ねて行きました。
チョルスが携帯を取りに来たことを知ったヨンヒはちょっぴりショックを受けるのでした。
チョルスのことを信じられないヨンヒ。チョルスは、ヨンヒを外に連れ出し、一緒にオリオン座を見ました。オリオン座は、チョルスの初恋の人が教えてくれたそうで、「オリオン座をみると、初恋の人を思い出すんだ。それが愛だろう？愛しているか？と聞かれると返事に困るけど、これから俺たちも2人の星座が持てる。これから、2人の星座をもっと多く持てるだろう。つらいだろうけど、俺も日々成長しているよ。だから、お互いを信じよう。」と言ってヨンヒを励ましました。

ビョンホとイ・ヨンヒの第3次　対質尋問の日がやって来ました。
検事は、超音波の胎児の写真を見せ、「生まれてくる子供のためにも、最善策は2人が結婚することです。示談しなければ送検します。」と言いました。
警察を出た後、イ・ヨンヒは、超音波の赤ちゃんの写真を貼ったノートをビョンホに手渡し、「子供は必ず産むわ」と宣言して去って行きました。

家に帰ってイ・ヨンヒから預かった「赤ちゃん日記」を読んだビョンホは涙を流しました・・・
ところが、検診に行ったイ・ヨンヒは「胎児が確認できません。稽留流産で手術が必要です。」と言われてしまうのでした・・・
手術を終えて家に帰ったイ・ヨンヒは、母子手帳を見つめながら、「ごめんね・・・ママが未熟なせいで、あなたを守れなかったわ。あなたを授かったのに、誰にも祝福されなかったね。こんなママのせいで、愛されることもなく・・・本当にごめんね。ごめんね・・・」と泣くのでした

翌日、イ・ヨンヒに会いに行ったビョンホ。
「俺と結婚したいか？親のせいでこの世に生まれないなんて・・・サンジンにも情が湧かなかったが、今は可愛い。本当は結婚したくないけど・・・結婚しよう。結婚してみよう。俺と暮らそう。お前が望むのなら、そうしよう。」とプロポーズしました。

ミノの部屋を訪ねて行ったビョンホは、イ・ヨンヒと結婚することを報告。
すると、チョルスもミノを訪ねて来て、「結婚する自信がありません。ヨンヒを説得して下さい。」と頼むのでした。
「子供のためにまじめに生きる！」と宣言して、過去を反省するビョンホ。そんなビョンホに影響されたチョルスも「大事なのは子供だよな」と考え直しました。ところが、ミノは突然 ご機嫌斜めになってビョンホとチョルスを追い出してしまうのでした・・・

「子供のためにまじめに生きる！」と宣言したハズのビョンホとチョルスでしたが・・・
結婚式の前日に、荷造りして逃げようとしていました
エレベーターで一緒になった2人は、意気投合して一緒に麗水（ヨス）へ。ビョンホの故郷だそうです。

「ヨンヒは、14歳も離れた金もない三流漫画家にすぎない俺と結婚するのはもったいない。いい人に出会えるチャンスを奪うなんて・・・俺は本当に悪いやつだ」と言うチョルス。
「イ・ヨンヒも俺と結婚するのはもったいないです。悪態つかれても幸せでした。俺に同情してくれるのは、この世でアイツだけです。神様も仏様も俺を見放したのに・・・」とビョンホ。

でも、相手への同情や感謝の気持ちで結婚はできない！同情や感謝で人生を犠牲にできない！

2人の意見は一致しました

チョルスが逃亡したことを知らないヨンヒは、結婚式を目前に緊張して眠れぬ夜を過ごしていました。
「チョルスさんに多くを望まないで。寂しい思いをしても、違う星から来た人だと割り切った方がいい。一緒に暮らすと、ぶつかることも多いわ。いちいち文句を言ったりしないで。男が一番イヤがることよ。適当に妥協して、適当に認めて・・・心穏やかに生きなさい。私は寂しかったわ。結婚すると、寂しくないと思ったら、もっと寂しくなった。子供が生まれたら、大変かもしれないけど、あなたなら幸せになれるわ。私みたいにならないで、幸せになってね。私の妹よ・・・」
ジニは姉として妹ヨンヒにアドバイスしました

意気投合して一緒に逃亡生活を送っていたチョルスとビョンホでしたが・・・
ビョンホが眠っているあいだにチョルスが逃げ出そうとしています
さて、チョルスはどこへ！？

そんなところで、第9話終了です