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英語民間試験延期について 参考用

2019-11-05 07:37:49 | 日記
先週末、ご存知の方が多いと思いますが、延期が決定しました。
現段階では、5年後、我が子が大学受験の年となります。

何が問題だったのか?
先週も書きましたが、やはり一番問題なのは、お金がかかるということ。
地方の学生は、例えば、最高額2万5千円の検定を受験すると、
飛行機・電車などの交通費、宿泊代、食費など、1回で10万円かかる場合もあります。
また、たった2回しか受験できない場合、事故・病気などのため、
1回しか受験できない学生もいるかもしれません。
中には、経済的に苦しい家庭の場合、高校で実施されている模試も、
3回に1回しか受験しない、中には模試そのものさえ受けない子もいます。
模試の価格は、大体5千円から1万円前後が多い。
その費用さえ捻出できない家庭が、10万円もかかる受かるかどうかさえわからない、
英語認定試験を受験するのかどうか…
実際、この英語認定試験を受験しなければならなかったことで、
受験そのものを断念した学生もいたようです。
また、進学校に進学していない学生で、予備校にも通学していない場合、
情報が取りにくい部分はあります。
そういう意味で、経済格差のある不平等試験と言われていました。

また、決定されてから話題になりましたが、障がいのある学生は、
受験さえできないので、大学進学の道さえ閉ざされてしまうかもしれません。
もちろん、この試験で合格・不合格のすべてが決定するわけではないのですが、
やはり精神的にきついものがあるでしょう。

また、共通テストは、英語に限らず記述式と言われ、
50万人分の回答用紙を10日足らずで採点し、合否を決定しなければならない。
現実的に、間違いなく、それができるかどうかという不安もあります。

それで引き合いに出されたのが、今度は数検や日本語検定。
もし、これも、都市部が主な受験会場先になれば、かなりの負担。
準会場の塾や進学校で受験できるのが、親としてはいいのですが。

以前九州の大学入試と薬剤師の国家試験、アーチストのコンサートが重なった時、
ホテルが取れない事態に発展したことがあります。
会場の確保もですが、交通網やホテルも限りがあるので、
実際都市部のみでしか受験できないような試験は、無理がある気がしますね。


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