皆さんの周囲に、資産1億円保有者って
現実的にいらっしゃいますか?
「いやいやそんな大金持ちいるわけない」
「それはセレブの話でしょ」
私は現実に知っています。
昨日、ひゅうさんの日記にも
コメントしましたが、
以前職場にいて退職された方が
「自分は資産1億円ある」
と言われていました。
その時は、
「おお、すごい!!」
と感嘆しましたが、
「いや、現実に他にもいると思う」
と、あっさり言われました。
というのも、今のお年寄りがお金を持っているのは、
本人たちが高度成長期に働いて、
退職金や年金があるということもありますが、
親の資産という側面もあります。
例えば、兄弟が多く、遺産分配なら、
そんなに多くはありません。
でも、田舎の場合、
「財産は跡取りが継ぐ代わりに、
介護を主とし、墓などを
含めた土地管理をすること」
の暗黙の了解があります。
言ってみれば、跡取りは、
財産をひとりで受け継ぐのです。
それもあり、昔は、長男との結婚を
嫌がる女性は少なかったらしい。
ですから、亡くなった親が
資産があれば、その時点で
プラススタートなのです。
以前職場にいた方を
Sさんとしましょう。
Sさんも跡取りと言うこともありますが、
現在70代で未婚です。
お父さんは早くに亡くなったそうですが、
役場勤めで、昔は遺族年金が多かったので、
県内には珍しく、お母さんは、
家庭菜園程度の作物を育てるぐらいで、
外に働きに出ることはなかったそうです。
老後も遺族年金で、施設に入ると言われていましたが、
60代半ばぐらいで、
お母さんは心筋梗塞で亡くなったそうです。
※お父さんが亡くなったときは、
お母さんが遺産はすべて受け取っています
お母さんが亡くなったとき、
お兄さんと相談し、
土地・家屋はSさん。
その他は、折半で分けたそうです。
とは言え、折半だと、そんなに多額な財産ではなかったし、
県内とは言え、遠くて職場に通えないので、
Sさんは、職場近くのアパートに住んでいました。
週末自宅に帰り、家庭菜園に精を出し、
よく、職場で、
「今の時期は〇〇が収穫できる」など
話されていました。
一軒家を構えれば、
固定資産税や保険、光熱費など、
週末程度の帰宅でも、
それなりにお金は掛かります。
また、Sさんが亡くなれば、
当然似たような時期に
年の近いお兄さんが亡くなることもあり得るので、
甥御さんの負担を考え、
墓じまいをされました。
墓があれば、法事や寺関係の寄付もいるので、
結構な出費となります。
今から10年ぐらい前の
まだ浸透していない時期でしたので、
お寺は収入減が減るので、
すんなりとはいかず、結構苦労されていました。
ただSさんは出世が早かったので、
20年近く年収1000万円前後ありました。
ですから、20年で、2億円近い計算です。
なので、2軒の家を維持できていたこともあります。
それに、今のような投資を政府が推し進める前から、
株などの投資をされていました。
株の話をされた時、
「儲かりそうだからするのではなく、
応援したい企業だからする。
だからスカイマークが経営破綻した時はショックだったけど、
でも頑張って欲しいから、他の会社で取り戻せばいいかと思えた。
そしたら、1年後にはV 字復活をした。
JALも経営破綻した時、株を持っていたけど、
これも復活した。
イオンも厳しかった時もある。
ただ、何十社と持っていないと、
気持ちの余裕はないと思う。
例えば、環境保全に頑張っている、
この商品がおいしい。
そんな理由で持った方が、
下がっても、仕方ないって思える」
と言われていました。
ちなみに、今いる職場の方は、
親から株を引き継いでいるので、
Sさんより詳しいから、習うなら、彼のほうがいいかも。
と言われました。
でも、私は仲良くないから、まず無理です(笑)
彼の車の買い替えは、株の収益らしい…
黒のクラウン、光っています。
Sさんは、奥さんも子どももいない。
ご本人が言われるには、
「奥さんと子どもがいたら、
1億円は超えは、ちょっと厳しかったかもしれない」
でした。
確かに使う金額もありますからね。
現在は退職され、週一度は、友人と
ゴルフを楽しまれています。
また、外食や旅行もよくされています。
施設に入るまでは、悠々自適な生活を楽しまれるそうです。
また、夫婦共働きだったり、
専門職で高級取りな場合は、
1億円は、退職するときには
手に入れていると思うとも言われていました。
実際退職金が二人で5000―6000万円
なんて方もいらっしゃいますからね。
何はともあれ、意外といらっしゃるので、
その方の真似をしてみるのもいいかもしれませんね。