画寫庵Progressive

松平惟光の写真日言己巾占。

干物~第二章

2006年10月24日 | 御飯庵・菓子屋庵

ようやく手頃なアジが手に入り、お日柄もよろしかったので干す。
手頃とは言ってもやはり理想よりやや大きい。
あと三重産なのも少し残念。いや、三重がどうとか言っているのではなく
せっかくなら明石産とか淡路産とか近場で取れた物がいいかなーという意味で。
お値段は2尾で298円、この点では文句なし。



塩水につける作業は、サイズの問題上、例のイカナゴタッパーではなく
フライパン使用。ぴったり。

天日でササッと乾かしてしまうつもりが
日が差したのは最初の1時間ほどであとは曇りが続き、今回もほぼ陰干しに。
身の表面が、指で触ってみて軽く跡が残るぐらいに干す。

 干し前。

 干し後。

見た目も立派に干物らしくなりました。ちなみに腹開き。
アタマは包丁では難しいのでハサミ使用。



今回もちゃんと干物になりました。塩をして干せば干物になります。
当たり前だけれど、すんげーー不思議。

しかし今回もやっぱしょっぱかった。
昔の干物はこれぐらい塩気があったから、スタート地点としては
コレで良いのだろうと思うのだけれど、もちょいうす塩が好みだなー。
しかし塩分濃度が薄過ぎると身に弾力が出なくなってしまうし、
その辺は加減を見ていくしかないのかな。
鶏ハムみたいに塩と蜂蜜をまぶして2日ほど冷蔵庫で寝かせると
どんな感じなんだろう。
甘い干物になりそうなイメージだけれど
鶏ハムは別に身が甘くなるわけではないし。どうかなー。
カワハギあたりは鶏ハム方式いけそう。
根拠はカワハギの身の見た目が鶏ももっぽい、っていうだけですが。