夢の中でネタを誰かに説明している。
困ったことに説明している自分はそれをすごくいいアイディアだと思っていて
そしてもっと困ったことに、目が覚めてしばらくの現実の自分も
これはいいな、とその「よさ」をしばしハンスーなどしていたりする。
しかし時間が経ってさらに冷静に考えてみると
なにがどうよかったのかよくわからない。
主人公は骨董商。店舗は巨大な屋敷だ。
巨大とは言っても一階一階は広いわけではなく
いくつもの部屋が一列にずっとつながる長いフロアで
それが何階も積み上がって構成されている。
いわば人形の家の実寸版のようなものだ。
そこに家具や美術品を大量に置き、その中で男は
自分の家具(売り物でないため見かけ倒しの安物)で
寝泊まりもしている。
ある日富豪がやってきて男の商品を気に入り
(その富豪は特に時計にコダワリがある)
何点か購入するのだが、
それが骨董商を窮地に陥れることになる。
商品の一つが二束三文のまがい物だったのだ。
…というようなコトを熱心に語っていたのだが
どうもなんというか、説得力に欠けていてどうにもいまひとつ。
しかも最後のところで相手が興味ありげに「ほほお」とか言ったりで
……ああ恥ずかしい。
夢の中のひと、気を遣わせちゃってスミマセン。誰かわからないけれど。
まあ、富豪の人となりとかディテールをいくつか加えれば
なんとかなるのだけれど、
これだけでは説得力なし。なぜ窮地なのかよくわからない。
夢の中では自分はスラスラとストーリーを語っていて
結果的には殺人に発展していくらしいのだけれど
目が覚めてしまったために続きはわからない。
こういうことをなぜだらだら書いているかというと、
世の中には夢の続きや、連続モノの夢を見ることが出来るひとが
いるらしいのだけれど
自分はその経験がないわけで。
続きが気になるということを覚えておけば
その可能性が少しは出てくるんじゃないかと思っている次第。
夢の中の聞き手のひと、また気を遣わせてすみませんが
よろしくお願いいたします。