趣意書
現在、京都と滋賀には朝鮮初級学校と朝鮮中高級学校が5校あり、これまで在日朝鮮人の民族教育の場として大きな役割を果たしてきました。朝鮮学校の教育は、日本に住む朝鮮人の子どもたちが民族の言葉や歴史・文化を学び、日本社会のなかで「チョソンサラム(朝鮮人)」としての誇りをもって生きていくための場として欠かせないものです。また、朝鮮学校との交流をもつことによって、近隣の小中高校や地域社会において、多民族共生をめざすさまざまな取り組みが積み重ねられてきました。
朝鮮学校の民族教育に対して、いくつかの地方自治体は不十分ながらも助成金を支給してきた経緯がありますが、国は一切の助成を認めてこず、それどころか在日朝鮮人による民族教育の権利を否定しつづけてきました。この数年では、国は高校無償化制度から朝鮮高級学校を排除し、地方自治体のなかには朝鮮学校への助成金を中止・削減するところも出てきました。そんななか、外国人排斥を煽る集団が、京都朝鮮第一初級学校に対して、レイシズム(人種差別、民族差別)をむき出しにした過激な侮辱的言動をぶつける事件を起こしました。この一連のできごとに、朝鮮学校の教育に携わる人たちや朝鮮学校で学ぶ子どもたちがどれほど傷つき、悔しい思いをしていることでしょうか。
朝鮮学校の歴史は、日本の植民地支配で奪われた言語を取り戻すことからはじまりました。日本に朝鮮学校があり、そこで子どもたちが学びつづけているなか、民族教育を受ける権利を保障していない社会をこれ以上つづけるわけにはいきません。これからの日本社会を、人種・民族で差別されることなく、互いの立場を尊重しあい、ともに平等に生きていくことのできる社会にすることが必要です。
そのためにも、朝鮮学校や在日コリアンの民族教育をもっとよく理解するとともに、朝鮮学校支援のための基金を創設して、支援運動の輪を広げていきたいと思います。このネットワークでは、教育の現場や地域で活動・交流している人たちとの信頼関係を深めながら、朝鮮学校と民族教育が発展していく社会をめざしていきます。
現在、京都と滋賀には朝鮮初級学校と朝鮮中高級学校が5校あり、これまで在日朝鮮人の民族教育の場として大きな役割を果たしてきました。朝鮮学校の教育は、日本に住む朝鮮人の子どもたちが民族の言葉や歴史・文化を学び、日本社会のなかで「チョソンサラム(朝鮮人)」としての誇りをもって生きていくための場として欠かせないものです。また、朝鮮学校との交流をもつことによって、近隣の小中高校や地域社会において、多民族共生をめざすさまざまな取り組みが積み重ねられてきました。
朝鮮学校の民族教育に対して、いくつかの地方自治体は不十分ながらも助成金を支給してきた経緯がありますが、国は一切の助成を認めてこず、それどころか在日朝鮮人による民族教育の権利を否定しつづけてきました。この数年では、国は高校無償化制度から朝鮮高級学校を排除し、地方自治体のなかには朝鮮学校への助成金を中止・削減するところも出てきました。そんななか、外国人排斥を煽る集団が、京都朝鮮第一初級学校に対して、レイシズム(人種差別、民族差別)をむき出しにした過激な侮辱的言動をぶつける事件を起こしました。この一連のできごとに、朝鮮学校の教育に携わる人たちや朝鮮学校で学ぶ子どもたちがどれほど傷つき、悔しい思いをしていることでしょうか。
朝鮮学校の歴史は、日本の植民地支配で奪われた言語を取り戻すことからはじまりました。日本に朝鮮学校があり、そこで子どもたちが学びつづけているなか、民族教育を受ける権利を保障していない社会をこれ以上つづけるわけにはいきません。これからの日本社会を、人種・民族で差別されることなく、互いの立場を尊重しあい、ともに平等に生きていくことのできる社会にすることが必要です。
そのためにも、朝鮮学校や在日コリアンの民族教育をもっとよく理解するとともに、朝鮮学校支援のための基金を創設して、支援運動の輪を広げていきたいと思います。このネットワークでは、教育の現場や地域で活動・交流している人たちとの信頼関係を深めながら、朝鮮学校と民族教育が発展していく社会をめざしていきます。