出発する前の週に、上二人が流行りの胃腸炎になり、旅行そのものが暗雲立ち込めていました。
中古車一台分くらいの航空券代。
新婚旅行以来、出番のなかったパスポートは失効してて、全員のパスポート申請代は5万円。
5人分の海外旅行保険代。
荷物と人数の多さに、成田エクスプレスを諦め、成田の民間駐車場を予約したため、滞在中の駐車場代。
出発前から、一万円札が飛ぶように出て行き、もはや金銭感覚は麻痺気味。
当日の朝まで胃腸炎の感染にヒヤヒヤしながら、看病で進まなかった荷造りを強引に仕上げる(-_-)
早めに出たのに渋滞に巻き込まれ、駐車場にギリギリ到着。
そしたら搭乗予定の飛行機が遅延の表示
結局1時間遅れで飛び立つ。
これがのちに…
5人並びに座りたくて、HISで航空券を手配したのだが、なぜか4+1にわかれてしまう!
手数料返せ!(怒)
機内食は、末っ子だけを幼児食にしたのだが、一食目にしてパスタが出る。
案の定、狭いテーブルで苦戦して食べさせ、服を汚し、飲み物もこぼす(笑)
狭い機内で、上二人のトイレ連れて行きマシーンと化し、前半は無事着陸。
出発自体が遅れたので、乗り継ぎの時間がなくなり、着陸時間が次の離陸時間みたいなことに。
同じ航空会社だから平気なのかなー?どうなっちゃうのだろう…と思っていたら、
乗り継ぎの飛行機、行っちゃいました!!!!
頭が真っ白に。
搭乗カウンターは、乗り継ぎの人でパニック!( ̄◇ ̄;)
どうなるかわからない状況に緊張し続け、トイレすら行きづらい感じ。
結果、乗り継ぎの中国・広州に一泊。
航空会社が手配してくれたからタダだけど、したくもない入国手続きなどを受け、小型バスでホテルに連れて行かれたが、運転荒すぎ!
恐怖に慄きながらホテルに到着。
共に移動した日本人たちと、結束さえ生まれていた(笑)
ホテル自体は悪くないが、スーツケースは預けたままなので、着替えも何もない…
何も出来ぬまま疲労困憊で全員就寝。
日本時間、中国時間、行きたかったオーストラリア時間が混ざり、時間の感覚が混乱気味。
弟に借りようと思っていたWi-Fiも無く、バカ高いドコモの「国際ローミング」に手を出す(笑)
朝ご飯を5時に用意してます、と
言われたが、数時間後に子供達を起こして支度して、食べにいく自信がないのでパス。
翌朝、再び荒い運転で空港に連れて行かれ、たった数時間の滞在のために出国手続き。さらに搭乗手続きに再トライ。
お腹が空いたが、中国のお金を持っていないので、クレジットカードでサンドイッチとコーヒーを購入。
本来メルボルンに到着するはずだった時間に、再び飛行機に乗り込むのでした。
あの状況で、子供たちがよく頑張った!
あの時はどうなるかと。
しかし、後日談。
楽しく遊んだオーストラリアからの帰りの飛行機で、再び中国の広州で乗り継ぎの搭乗手続き。
トラウマに怯えていた我々だったが、行きのトラブル時に我々家族の対応をしてくれた空港の中国人グランドスタッフと再会。
英語で「私たちを覚えていますか?12月◯日に、あなたに対応してもらったこと、感謝してます」とお詫びに子供達がもらったマスコットを見せながら旦那さんが伝えたら、覚えてくれていて、お菓子をくれました。
お互い笑顔で新年の挨拶をし、心が温かくなり、良い思い出に変わりました^_^
続く