園の後、子どもを連れて車を走らせた。
畑を見たかったのと、
子どもを遊ばせるため。
今日は、せみの抜け殻七つ。
六つは白っぽくてとても小さかったので
たぶんヒグラシかな。
残りのひとつがなぞなのだけど、
茶色で少し大きく、足の鎌が大きい。
アブラ?
もう?
それと、アマガエルたくさん。
とトノサマガエル大を一匹。
小さなカエルは身が軽いけど、
大きなトノサマは、さすがに貫禄がある。
ちょっとやそっと枝でつついても、
動じない。
びよん、と鈍い音がしそうな跳躍で
水に飛び込む。
一応、逃げとこかといった態で。
キウイ棚から未熟なキウイが
落ちているのを見て、
家にいる虫たちのエサになるかしらと、
数個持って帰った。
かえるたちは、持ち帰った。
日曜日にまたもといた場所に返す約束で。
たまには、いいかなと。
大きな発泡スチロールの箱があったので、
それに入れた。
ふたに穴を開けないといけない。
そこで、じいじいの道具箱登場。
熱で溶かして瞬時に穴を開ける
ドリルが出てきた。
なんでも出てくる玉手箱。
いまごろカエルたち、夜の澄んだ空気を
楽しんでいることだろう。