Aloha Days

2010年、ハワイ暮らしを始めます♪
今までありがとうございました

ブロークバック・マウンテン

2006-03-25 | 映画 ハ行
美しい映画でした
景色も、音楽も、愛し合う二人も、それによって傷つけられる家族も

ワイオミング州のブロークバック・マウンテンで、夏の間だけ放牧の仕事を任された二人のカウボーイ、イニス(ヒース・レッジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)
お互いを愛してしまったことから、周りをも巻き込んで20年に渡って苦しみ続けることになる
詳しいあらすじなどはこちらで→ オフィシャル・サイト

この映画ってどうしても「同性愛の映画」って取られちゃうけど(まぁそうなんだけど)、私には立派な「恋愛映画」でした
今まで苦しい思いをしたことがある人ならきっと、胸にこみ上げるものを感じると思うな
話は全然違うけど、「Before Sunset」の時に感じたものと同じ感覚でした

ヒース・レッジャー、いいね!
寡黙な思いつめたような表情の日々から、ジャックと再会したときの笑顔がね・・・
気持ちわかるわー!
そしてラスト間際にジャックの部屋でシャツを見つけたとき・・・
もう号泣でしたー!
もし時代と生まれた場所が違っていたら、幸せになれたかもしれない二人に最後まで涙が止まらなかったよ
H・レッジャーの西部訛りもお見事でした!

ジェイク・ギレンホール、まつげが長くてうっとりしちゃったよ
お母さんはラクダなのか!?ってくらいクリクリ・・・いいなぁ
って、そんなことは置いといて!
ジャック(J・ギレンホール)は最初からイニスが気になってたよね
後で「オレだってゲイじゃない」って言ってたけど、それはイニスに嫌われたくなかったから思わず言っちゃったんじゃないかなって思ったんだけど・・・
イニスと別れてる間も温もりと愛情に飢えてたジャック、イニスの悲観的な生き方にイライラする気持ちもわかるけど、もうちょっと大人になってイニスの置かれてる状況を理解できたら、少しは違う結末になったのかな

監督はアン・リー、見事にアメリカ西部の世界を撮ったと思います
何よりも時には美しく雄大で、時には哀しく見える景色の切り取り方が素晴らしかったです
音楽もまた映像に合っていて素敵でした
担当したのはグスタボ・サンタオラヤ
「モーターサイクル・ダイアリーズ」や「スタンド・アップ」もこの人の音楽でした
そうそう、これは言っとかないと・・・・・金髪のアン・ハサウェイは嫌いだ(笑)

ここからちょいとマジメな話・・・映画感想だけ読みたい方はここでストップして下さいまし
この映画を観て思ったのが、私は今まで同性愛とか異性愛とかを特に気にせず生きてきたんだなぁということでした(私自身は「♂派」だけど)
生涯のうちに一人でも全身全霊で「愛する人」に出会えた人は幸せなのかもって思ってるから、それが同性だろうが異性だろうがあまり関係ないような気がするんだ
少なくても私には、その人が誰を愛そうがそれは個人の自由、嗜好の自由であって、その人の人格をどうこう判断する材料にはならないんだよね
でもこういう考えを持ってる人間が少ないのもよくわかっているつもり
と言うか、かなりマイナーな考えなんだと思う、残念だけど・・・
同性愛とかに限ったことじゃなくても、「自分の世界観と違う」ものを排除するのではなく、その違いを楽しめるようになれたらいいのにな、と思います
ま、あくまでもワタクシ個人の考え方なので、悪しからず



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18 コメント

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TBありがとうございました (charlotte)
2006-03-25 20:57:07
こんにちは。

ジェイクのママはらくだですよねぇ~笑



あくまでも主人公二人に焦点があってる恋愛映画でしたね。二人の内面描写がほとんどの為、せつなさが引き立ってました。妻の方にも視点がいったらもっと泥沼の映画ですよね。

映像と音楽の繊細さが好きですが、見る人によっては物足りないかもしれません。
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恋愛映画 (kino)
2006-03-25 22:20:57
美しい映画でしたねー。

ジェイクに抱っこされてる子羊も可愛かった(笑)



同性愛の映画というより、不倫の恋愛の映画のような

感じで観てました・・・。

もちろん、同性愛であるがゆえの苦しみや

イニスのトラウマなんかもあるんですが、

それよりも、”逢いたい時に逢えない・

勇気を出して 何もかも捨ててくれれば・・・

とか、寂しいから渇きを癒したくて・・・”とか

そういうのが 男女の不倫恋愛の映画と

変らない感じがして・・・。

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全然映画見てないよ・・・ (riezo)
2006-03-25 23:15:57
ココちゃん



 こんばんは~。映画みたいよ。でも、全然見てない・・・



 これも見ようと思ってるんだけど、結局見にいけないかも・・・



 ココちゃん、私には、いろんな友達がいて、私も性別とか趣向とか全然きにしてないよ。だから、同性愛(両方ともね)者の友達もいるし、異性愛者の友達もいるし、両方(同性愛も異性愛も)の友達もいるし、国籍もばらばら。みんな私の大切な友達だよ。



 それでも、今は以前より理解者が増えたとはいえ、いろいろ社会の中で大変なことがあるみたい。



 やっぱり頑張って時間作って、この映画、見に行こうかなって思います。
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はじめまして。 (ココ(ココのつぶやき))
2006-03-25 23:17:11
TBありがとうございました。

ほんとうに同じ「ココ」なんですね。

コメントも色々書いていただいて、嬉しかったです。

この映画、見終わった後いつまでも心に残る名作ですね。

>、「自分の世界観と違う」ものを排除するのではなく、その違いを楽しめるようになれたらいいのにな

まったく、同感です。またいい映画にであいたいものですね。私もTBさせていただきます。
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TB&コメントありがとう♪   (マダムS)
2006-03-25 23:52:15
 >イニスに嫌われたくなかったから思わず言っちゃったんじゃないか

多分私もそうじゃないかと思いますよ~

だって、ジャックはその後も・・

恋愛って辛いものなんでしょうかしら。
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TB有難うございます。^^ (ルーピーQ)
2006-03-25 23:54:55
今晩は☆

雄大な景色や音楽、物語を包む雰囲気が美しい映画でしたね。

イニスの妻の描写が興味深かったです。

一番感情が分かるせいか、ついイニスやジャックよりもそちらに目がいってしまいました。^^:
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良作でした♪ (ココ@管理人)
2006-03-26 00:37:11
charlotteさん

コメントありがとうございます♪

やっぱラクダですよね~(笑)

アルマの視点を入れていたら本当に不倫の泥沼ドラマになっちゃってましたね

4年ぶりに二人が再会する現場をアルマが目撃してしまった場面では、同じ女として色々と想像しちゃって胸が痛かったです

実はもっと骨太の作品だと思ってたところで、この繊細さだったので驚きました





kinoさん

ホント、不倫映画でした!

もう最初から同性愛うんぬんとか頭からきれーになくなっちゃいました

それくらいジャックのあの恋する瞳が凄かったです

あとは回想シーンでイニスが後ろからジャックを抱きしめる場面とか、いいなぁ~って目で見てしまった(笑)

子羊ちゃん、かわいかったですよね~

焚き火のそばで寝てた牧羊犬も可愛かった♪





riezoちゃん

忙しそうだもんねぇ・・・でもたまには息抜きも必要だよ

長い目で見たら少しずつストレス発散させたほうが、仕事も上手くこなせると思うし

あまり無理してがんばりすぎないでね

riezoちゃんも同じ考えの人だと思ってたわ!

だって同じ匂いがするもん(笑)

私も学生時代から今まで、色んなタイプの人に出会えたことが大きく影響してるよ

ゲイだろうが、バイだろうが、その人の心が綺麗ならそれで十分だよね

そのうちriezoちゃんの仲間を紹介してね♪





ココさん

わ~♪いらっしゃいませ、コメントありがとう♪

これからも同じ名前同士、よろしくお願いしますね・・・ちょっとややこしいけど(笑)

そう、本当に後を引く作品です

そして時間が経つほど感想も増えてきて、でも上手く文章にできないもどかしさも感じます

アン・リーも外国人、特に東洋人としてアメリカで生き抜いていく過程で、差別や偏見を感じているはずだし、それをこの映画にも反映させていると思いました





マダムSさん

コメントありがとうございます♪

ジャックが初めてイニスを見た時に、すでに「おっ」と言う目線をしたように感じました

それはジェイク・ギレンホールの演技なんだけど、あまりにも自然で、なんだか映画を見ているという気がしませんでした

それになんといっても恋する乙女的なウルウル光線が凄かったです(笑)

若手2人(ミシェルも入れたいから3人)の底力を見せ付けられた作品でもありました





ルーピーQさん

毎度コメントありがとうございます♪

こちらからはなかなかコメント残せずごめんなさい

そうそう、「物語を包む雰囲気」がとても良かったです!(いい表現ですね~!メモメモ、笑)

妻のアルマの立場は私も痛いほどよくわかって見ていても辛かったですね

ミシェル・ウィリアムズもいい演技してましたよね!

釣竿の先につけたメッセージのところはウルウルしてしまいました(涙)
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こんにちは☆ (orange)
2006-03-26 10:49:36
こんにちは☆

実際に、男同士のラブストーリーと構えて観てしまうと・・・この映画の良さが伝わってこないですよね。

純粋の相手を思いやるその気持ちを雄大な景色の中で描いた傑作だと思います♪



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音楽 (kazupon)
2006-03-26 20:45:04
ココさんTBありがとうございました!

ゲイの映画ってこれまでも(モロにそういう

やつではない一般映画のほう)結構見た

気がするんですが、たいていは性的な部分の

描写も大きくフィーチャーされてるのに、

この作品はほんとに精神的な、一番描きにくい部分を描いているのがスゴイと思いました。書かれているように、そうすると

ちゃんと「恋愛映画」になるんですね~。

しかも成就しにくい障害だらけの恋愛です

からよけい切ないです。

「ビフォア・サンセット」と同じ感覚で

すか~。うーん。そういわれてみると。。

そちらの記事も拝見しますね!
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音楽 (kazupon)
2006-03-26 21:05:43
ココさん!上に「音楽」と書いて何も

そのことに触れずにエンター押してしまいました;;

自分も音楽が印象的だなぁと思ったんですが、「モーターサイクル・ダイアリーズ」

と同じ方なんですね。「スタンドアップ」

はそんなに記憶に残らなかったんですが。。

グスタボ・サンタオラヤって名前覚え

られるかなぁ。。ビフォア・サンセットの

記事も以前TBさせていただいたもの

でしたよね。最近ボケボケです;;すみません。

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