Aloha Days

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プライドと偏見

2006-01-31 | 映画 ハ行
ジェーン・オースティン原作の映画は以前から大好きでした
「いつか晴れた日に」、「エマ」、「待ち焦がれて」など、何回も繰り返し観ちゃうほど
そしてとうとうオースティン作品の金字塔「自負(高慢)と偏見」が新たに映画化されました
これは観ないわけにはいかないでしょ~
予告編を見かけるようになったときから楽しみにしてたんだ♪

キーラ・ナイトレイ、ロザムンド・パイク、マシュー・マクファディンなどの若手に加えて、ブレンダ・ブレシン、ドナルド・サザーランド、ジュディ・デンチなどの蒼々たるメンバーの共演も楽しみでした
あらすじなどはこちらで → 公式サイト


実は以前、友達に貸してもらったコリン・ファース主演のイギリスBBC製作の「高慢と偏見」を観て、ものすごくはまっちゃったので、新キャストでの映画はどうかなと思ってたんだ
だって、こっちがあまりにもいい出来だったんだもの
コリン・ファース演じるダーシーが文句なしに素敵すぎて、エリザベス(次女)とジェーン(長女)、お人好しなビングリー氏もイメージ通りで最高だったし、ベネット夫人とリディアにはイライラさせられるし(笑)
イギリスでは当時(1995年)放映時間帯に「町から人が消える」現象を巻き起こしたってのも納得でした
DVD2枚組みで約5時間のお話だったので、時代背景や登場人物の描写も丁寧に描かれていて、じっくりと楽しむことができました
さらには、TV映画にしておくのがもったいない程の美しいカメラワークに溜息もののロケーションの数々
こっちを先に観ていたら、マーク・ダーシーをメインにして「ブリジット・ジョーンズの日記」が楽しめたかも、と思うとちょっと残念・・・

さて、映画版の話に戻って・・・
観る前から予想はしてたんだけど、はしょられてるところが多かったのは残念なところでした
2時間強にまとめ上げなきゃいけないんだし、仕方ないのは十分理解できるんだけどね
特にエリザベスとダーシーが惹かれ合う過程が物足りなかったなぁ
ベネット家の問題児、リディアのおバカ加減もあっさりだったし、なぜウィッカムと駆け落ちする羽目になったのかが語られていなかったし、そもそもウィッカムの登場が少なかったので「あんた誰だっけ?」状態になってたのではないかな・・・?
コリン・ファース版での有名なショット「池に飛び込むダーシー」もなかったし(ちぇっ、笑)
途中で何度か映るベネット家のお手伝いさんの場面をカットして、こっちのストーリーを足して欲しかったわ、ってのは勝手な言い草かな
そんな中で、ベネット氏(ドナルド・サザーランド)は光ってましたね☆
BBC版よりも威厳があって、最後もベネット氏のいいショットで終わってたし
あの場面で終わりってのは賛否両論あるかもしれないけど、私はあれはあれで良かったと思いました
ベネット夫人のブレンダ・ブレシンもさすがにこういうイライラさせる演技は上手いよね(笑)
「リトル・ヴォイス」に次いでイライラさせられました~(褒め言葉です)
長女ジェーン役のロザムンド・パイクも素敵でした!
そしてエリザベスとダーシーが再開する夜明けの場面が・・・溜息もの~
今作は風景がとても美しかったですね
ペンバリー邸(ダーシー家)もBBC版と同じお屋敷のように見えたけど、どうだったんでしょう
(追記:違うお屋敷のようです。でも原作者が参考にした場所らしいです!マダムSさん、コメントありがとうございます♪)
イギリスでロケ地ツアーしたいよぉ~

そう言えば、エンド・ロールで「Special Thanks to Emma Thompson」ってあったんだけど、監修でもしたのかな?
エマ・トンプソンは確か、同じオースティン作品の「ある晴れた日に」でアカデミーの脚本賞か何かを取ったんだよね(違ってたらゴメンナサイ)
(追記:エマ・トンプソンが受賞したのはゴールデングローブで脚本賞、アカデミーで脚色賞でした)