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しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

人気の無いレトロ店

2013年01月30日 | Weblog

昨日は昭和初期から3代に渡って営業しているという洋食屋を訪ねた。新潟市の白山神社の道路を挟む位置にある店だ。上古町地区の起点となる位置にある。

入口は小さく目立たない。いかにも古風な店の佇まい。目的がなければ通りすぎてしまう。そんな店だ。新潟のBSNパーソナリテイだった大倉修吾のTV訪問番組。新潟の老舗料理店巡りの番組で出ていた店だったことを思いだしていた。

ドアを開る。「いらつしゃーい!」と大きな声がした。中年の主人らしい人が店の中から声をかけた。店の広さは8畳ほど。10席とカウンター4席計14~5人入れば満員位な店だ。古風な椅子テーブル席。テーブルに洋食器の入っている篭が置いてある。中には使い古してキズだらけのスプーン、フォークが10数本入っていた。

メニューはあまり無い。「TVで見たのですが」と言うと。「ああオムライスです」と言う。

よく見ると当店の人気1番ですとメニューにも書いてあった。

「じゃあそれでお願いします」と注文した。

昼時なのに誰も他に店にいなかった。ペットボトル1本くらいの量が入りそうなこれまたレトロなガラスのコップで水を運んで来た。今時はやりの「氷入とか」「整水器の水」では無い。ただの常温の水を並々注いであるとき感じのコップである。

ほどなく出ていた「オムライス」。大きな皿にケチャップで味付けして卵でとじたオムライスだった。量がけっこうあった。2人前くらいの感じ。味付けは昔風。米も柔らかめ、卵とじも白身が糸を引く。特別感動する味付けというわけではない。

テーブル席にはナプキン、爪楊枝も、タバスコ、チーズ粉の容器も無い。実に大衆的な印象。驚いた点はボリュームと料金(1200円)だった。

12時20分頃から30分くらい居て他に誰も来店者がいなかった。

なんとか完食。店を出るとき主人に言われた。「残すと思った」。

ほかに感想は無いのか!

この店に2度と来ることはないだろう。3代も営業できていることが不思議なお店でした。

 


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