恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

譲二さんの愚痴(一護本編7話)~その2

2015-11-15 08:42:35 | いっちゃんルートの譲二さん

 頼れるみんなの兄貴として、ヒロインと幼なじみたちとの恋愛模様を応援しつつ、自分の気持ちには蓋をして、ちょっと落ち込んでみたり…。

 そんなちょっと情けないけどラブリーな譲二さんを王道のいっちゃんルートでウオッチングしてみようと思う。

 自分のルートのヒロインにも自分から告白できない譲二さん。
 そんな譲二さんが他人のルートのヒロインに気持ちを打ち明けられるわけも無く…。



☆☆☆☆☆
譲二さんの愚痴(一護本編7話)~その2

 

クロフネの時間は、今日もいつも通りゆったり過ぎていく。


やがて夕方になり、みんながクロフネに集まってきた。

…除く、一護と百花ちゃん(泣)



春樹「ジョージさん、コーヒーお願い。ブラックで」

譲二「あれ? 珍しいね」

剛史「俺もコーヒーとサンドイッチ」

春樹「タケ、よく食べれるな」

譲二「どうしたの? タケはハニートーストじゃなくていいのか?」

理人「マスター、それメニューに載ってないじゃん」

譲二「そりゃそうだけど、タケはいつもハニートーストをたべてるから…」

剛史「甘いものは今日はいらない」

竜蔵「そうか…ならおれがハニートーストをもらおうかな」

理人「僕も! 一度食べたかったんだ!」

譲二「はいはい。だけど、ハルもタケも一体どうしたんだ?」

春樹「今日は調理実習でケーキを作ったんだよ」

譲二「てことは、一護や百花ちゃんもケーキを作ったの?」

剛史「一護のはいつも通りうまかった」

竜蔵「お前、それで自分のケーキはどうしたんだよ」

剛史「それももちろん、食べた…。一護のケーキの後だったから、パサパサして不味かった」

春樹「俺とタケがペアだったんだけど、ちょっと焼き過ぎたみたいでね…」

譲二「えらいね。ちゃんと食べるには食べたんだ」

春樹「うん。もったいないしね。でも、女子たちは一護のケーキの方を食べてたな」

理人「え?! いっちゃん、そんなにいっぱいケーキを焼いたの?」

剛史「いつものことだけど、みんなよく知ってるからな。一護にケーキを食べさせろって作らせてた」

春樹「みんな順番待ちしてたよ」

竜蔵「そうか…、それで2年の女子たちが食べてくれってケーキを持ってきたのか…」

理人「なんだ…リュウ兄もケーキ食べてるんじゃない」

竜蔵「お、おう。それでいつものスペシャルランチを食うには、胃がちょっと重たくてな」

譲二「それで、ハニートーストなのか…」

理人「いいなぁ。でも僕はどうせ食べるなら百花ちゃんが作ったケーキが食べたいな」

竜蔵「そうだな、百花の作ったケーキも食べてみたいな」

理人「リュウ兄は他の子が作ったケーキ食べてるじゃない」

竜蔵「百花のは別腹だ」

譲二「百花ちゃんはケーキ作りを倫護さんに仕込まれているらしいし、腕をあげてるんじゃないかな?」

理人「ホント?  なら、ますます食べてみたいな、百花ちゃんのケーキ」

剛史「俺も百花のケーキ食べてみたい」

春樹「そうだね。確かに佐々木の作ったケーキは俺も食べてみたい」

(俺も…食べたい)


百花ちゃんがクロフネに帰ってきたら、ケーキをリクエストしてみようかな?

ああ、待ち遠しいなぁ。

百花ちゃんとクロフネで暮らす日々…。

 

譲二さんの愚痴(一護本編7話)おわり



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。