恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

シェアカフェ~その7

2016-09-10 07:36:53 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

お待たせしました。

ほぼ二ヶ月ぶりです。

『譲二の勝手に3年後編』の続きをupします。


☆☆☆☆☆

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。

『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


シェアカフェ~その7


〈百花〉

今日は少し早く帰れた…。

譲二さん、お店にいるかな?

店の扉を開けると玲さんが一人でいた。


百花「ただいま」

玲「おかえり、百花」

百花「譲二さんは?」

玲「実家から急に連絡があったらしくって、昼前には出ていったみたいよ」

百花「そうですか…。桃護さんももう帰られたんですか?」

玲「そうなの。今日はお客さんもあまり入らなかったし、後はアタシがやるからって言ったら帰ったわ」

百花「そうですか…。じゃあ、私部屋に行ってますね」

玲「よかったら、着替えて降りてらっしゃい。何か冷たいものでも作ってあげるわよ」

百花「いいんですか?」

玲「ええ、いいわよ」

百花「そしたら、アイスティをお願いしようかな」

玲「どうせならフルーツも入れてソーダ割りにしてあげるわよ」

百花「わあ、なんだか美味しそうですね」

玲「じゃあ、作っとくから早く着替えて降りて来てね」

百花「はい!」


玲さんは最初の印象とは違い、とても気さくで、オネエなしゃべり方も最近では気にならなくなってきた。

今日のように譲二さんがいない時など、色々気をつかって相手にしてくれる。

もちろん、夜の店の方はちょっと怖いので、開店してからは店には行かないようにしているけど。


準備中の時には飲み物や簡単なデザートを出してくれるので、玲さんとお喋りするのも楽しみになっていた。

 

その8へつづく



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