恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

ハルくんの独り言(本編8話)その2

2015-06-15 07:55:12 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

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☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆

ハルくんの独り言(本編8話)その2


とうとう準決勝になった。

これに勝てば、次は決勝戦だ。




審判「始め!」


気合を入れて相手を睨みつける。

しかし、今度の相手はさすがに一筋縄ではいかない……。

(だめだ……隙がない…)



百花「ハルくん…頑張って!」

佐々木の声が聞こえた。



焦りはミスを誘う。

あっと思った瞬間に敵の仕掛けに引っかかったことに気付いた。


審判「1本!」


(くそ! このままで終わってたまるか!! )


しかし、今になって昨夜の睡眠不足がたたってきたみたいだ……。

身体が…重い……。



一瞬の隙をついて相手が動いた。

審判「1本!」


(もう1本取られたら……、そんなことはさせない!)


あっ!と思った時には身体のバランスが崩れ…敵の技がキマッた…。



審判「…1本! そこまで!!」

春樹「…」

悔しさを噛み締めながら礼をする。



頭の中にはさっきの試合の光景が何度も蘇ってくる。

あそこで、こうしていたら……。

いや、あの時に先に仕掛けておけば……。

しかし、どれも後の祭りだ。



第一、身体がいつも通りに動けば、あんなに簡単にやられることはなかった。

悔しさに……唇をぎゅっと噛んだ。


その3へつづく



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