恋、ときどき晴れ

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『応天の門』の藤原常行(ふじわらのときつら)にlove

2016-06-08 15:45:36 | 日記

携帯小説の「カラダ探し」にハマってると書いた。

実をいうと他にもハマってる漫画がある。


その一つが『応天の門』 (BUNCH COMICS) (灰原薬)。

応天の門 1巻
応天の門 1巻
posted with amazlet at 16.10.13
新潮社 (2014-11-21)

 


前に書いたことがあるかも、だけど、私は平安趣味があります。

それで、平安時代の物語となると小説でも漫画でもつい買ってしまうのね。

今回も本屋さんで見て、「菅原道真と在原業平のコンビ? 面白そう」と衝動買いしてしまった。





さて、舞台は平安時代初期。

陰謀と策略渦巻く平安京。

あの学問の神様、菅原道真(まだ若い頃)と和歌の名手でプレイボーイの在原業平のコンビが不可思議な事件を解決していく物語。

この時代は、藤原氏それも北家が他の氏族を追い落として朝廷での地位を独占していく時期です。

姓をみれば分かる通り菅原道真も在原業平も藤原氏に追いやられていく一族の一人。

道真なんか太宰府に流されて怨霊にまでなっちゃうし。



題名にもなっている応天門とは内裏(天皇がいる御所)の正門らしい。

そして、応天門といえば歴史上の事件として「応天門の変」というものがあるの。

簡単に説明するとこの応天門が原因不明の失火で炎上したことを発端にした政変で、これにより伴氏、紀氏が失脚、藤原北家の一人勝ちとなった。

この漫画でもきっとクライマックスにこの応天門の変を持ってくると思う。



鬼だの物の怪だのが信じられていた時代なんだけど、豊富な読書の知識を使い理詰めで難事件を解決していく道真がかっこいい。

そして、全く違うタイプなのに道真といいコンビな業平が時々もらすプレイボーイらしい言葉がなかなかに深い。


『一度騙したのなら最後まで騙しきるのがいい女というものだ』


幼い頃に既に亡くなっていて、侍女たちによって絶世の美女に仕立てあげられた姫君(実は存在していない)を帝の求婚から逃れさすために打った大芝居の前にいう言葉なんだけどね。

恋多き業平らしい言葉だと思う。


それでね、ちょっとオジサンの業平もステキなんだけど、4巻から出てきた藤原常行(ふじわらのときつら)がなかなかよいの。

この人は藤原北家の嫡男で超サラブレッドなんだけど、貴族の御曹司としてはちょっと破天荒な人。


百鬼夜行が通るから夜外へ出るな、と言われてる日に童子姿になってまで女性のもとに通おうとしてみたり。

それで道真と出会うんだけど。



史実では、従兄弟の藤原基経に最終的に出世で大きく水を開けられてしまうのね。

漫画では、今のところ道真たちと味方に近い位置にいるのだけど、今後どうなるかな。


で、その藤原常行さんのお顔。


フフフ。

よい男だわ~。

顎のおヒゲといい、目のタレ具合といい、なんとなく譲二さんに似ている。

脇役ではあるけど、目の保養で楽しみにしてます。