恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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俺の気持ち…~その4

2015-08-22 07:31:05 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


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 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

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俺の気持ち…~その4

〈譲二〉
 翌日、早めに店を閉めて、汐里ちゃんを連れ出した。


汐里「ねぇ、デート? デートなの?」

譲二「いや、デートというほどのものじゃないよ…」

 汐里ちゃんはお父さんに会うのに、きちんとした服がないと言っていたので、ひと揃いを俺が買ってあげることにした。

今まで店のために一生懸命働いてくれたのだから、そろそろご褒美をあげてもいいだろう。

 派手ではなく清楚な感じの洋服を何着か選んだ。

汐里ちゃんはいそいそと試着室に行き、ファッションショーさながら俺に見せてくれる。

 「こんな洋服、着るの初めて」といいいながらとても嬉しそうだ。

そして、そういうきちんとした服装をすると、いいところのお嬢さんといって通りそうな容姿をしているのに俺は気づいた。

 俺が一番気に入った洋服を汐里ちゃんは選び、その服に合う靴とハンドバッグも揃えた。


汐里「マスター、ありがとう。本当にいいの? 全部出してもらって…」

譲二「ああ、汐里ちゃんには今まで随分働いてもらったからね。その特別ボーナス」

汐里「お父さん、気に入ってくれるかなぁ」

譲二「ああ、こんな美人の娘がいたら、男親としたらとても嬉しいと思うよ」


 汐里ちゃんは俺の腕にしがみつくように腕を組んで歩いている。

 本当に恋人気取りだなぁ…。

 ま、俺もまんざらではないんだけど…。

 

 

その5へつづく