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空白の一日事件

2010-01-21 | 中年男
首が石膏で固められたように凝っています。

イッテー…。



今日は入居があり、入院があり、本社のおエライさんの来園あり…という一日で、緊張し続けだったためか、首から肩の付け根にかけてがコリコリになってしまったのです。

それと、今朝四時に目が覚めてそのまま眠れず…という久しぶりの早朝覚醒も手伝って、八時で仕事を切り上げ、ヘロヘロになって帰ってきました。

家に着くまでは、「こんな晩は酒など飲まずに清いカラダで早く寝よう…」と思っていたのです。

でも、夜食の「ワカドリの唐揚げ」とサラダを皿に載せたとたん、やっぱり焼酎オヤジがニュッと顔を出して参りました。

ホント、駄目ですねエ…。



ところで、唐揚げを頬張り、焼酎オヤジと仲良くしながら、私は、1月17日に亡くなった、讀賣ジャイアンツと阪神タイガースの元エース、小林繁氏の追悼番組を、YouTubeで見ていました。

語るのは、1978年11月21日、日本中を揺るがせた「空白の一日」の主役である元讀賣ジャイアンツのエース、江川卓氏です。



この事件がどれほど日本国中を大揺れに揺るがせたかは、今の若い人には想像もつかないことだと思います。

単にプロ野球界だけの問題ではなく、財界、マスコミ、果ては政界までも巻き込んだ途方もないスキャンダルでした。

30余年経った今振り返ると、当時23歳の江川卓氏と27歳の小林繁氏は、プロ野球選手としては一流でしたが、しょせんは純朴な「野球青年」で、周囲の魑魅魍魎の大人たちが、このスキャンダルを利用して商売を広げ、権勢を得ようとしていたのだ…という構図がクッキリと見えてきます。

弱冠23歳にして江川卓氏は「日本一の邪悪な男」と呼ばれ、小林繁氏は「悲劇のヒーロー」と賛美を受けました。

そしてその構図を利用して、マスコミも興行主たちも大々的に商売をもくろみ、見事に大きな収益を得たのです。



追悼番組の中の江川卓氏は、54歳になっていました。

むろん、もうただの純朴な野球人ではありません。

自分も大人になり、世の中の酸いも甘いも味わった江川氏は、57歳の若さで急死した小林繁氏のことを想い、眼に涙を浮べながら誠実に語っておられました。



江川氏と小林氏は、言うまでもなく富も名声も得た、才能溢れるアスリートです。

私とはどこも関わるところもないのに、ただ一点、「昭和後期に青春を生きた男」という共通項によって、私は、眼を赤くした江川卓氏の表情に心揺さぶられたのでした。



「空白の一日」を知らない若い人々や野球に興味のない方たちには、どうにもつまらぬ今日のブログでございましょう。

どうも、ご迷惑さまでした。







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