小日向白朗学会 HP準備室BLOG

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巨星逝く~鈴木邦男氏死去~合掌

2023-01-31 | 小日向白朗学会 情報
 今年に入って、1月11日のことだという。あの鈴木邦男氏が逝ってしまった。私は一度くらいは会いたかった人だ。会って話を聞きたかった人だ。いつのことだったろうか、遠くから見たことはあった。≪あっあの人が鈴木さんだ≫と思った私が道路に立っていた。場所は、いろんなイベントなどの会場となる中野ゼロホールの前の道路だ。道路なのに人がいっぱいいた。制服の警察官もいた。なんだか大きな声で映画の上映に抗議するやや与太者風の人たちも数人いたような気がする。彼らは右翼なのだろうか、いや左翼なのだろうか‥まあどっちでもよかった。
 そんな景色の中に鈴木さんがいたのだ。表現の自由(日本国憲法21条)を守る立場だったのだろうか。そう、その日は「創」編集長の篠田博之氏主催による映画「ザ・コーヴ」の上映会とシンポジウムがあったと記憶している。あれは2010年6月のことだったようだ。
 ところで当白朗学会の会員に素敵な作家が一人いる。織江耕太郎氏だ。彼がニコニコしながら「目んたまをスプーンでくりぬくんだって…」などと、いろいろな拷問のお話をされるのを、レモンサワーを酌み交わしながら聞くのが、私は大好きだ。彼の主著の一つに「キアロスクーロ」(水声社)がある。この本の帯を書いてくれたのが鈴木邦男氏だった。曰く『「標的は・・・・・根っこだな。日本という国」3.11へと至る日本の戦後を支配してきた原発利権がついにフィクションとして描かれた。この意味は大きい。━━鈴木邦男(一水会最高顧問)』・・・・と。
 昨年12月に防衛三文書が出された。明治40年の帝国国防方針に比べるといかにも品がなく見劣りがするだけでなく、表現自体にも頻繁に体言止めが出てきたりで本来持っている日本の言葉の美しさが一筋もない。「自由、人権、民主主義、法の支配」・・・などというどこぞの国の翻訳言葉をそのまま頻発させているのだから仕方ないだろう。これから経産、財務及び防衛省だけでなく海保所管の国交省や科技庁所管の文科省なども広く巻き込んで防衛利権がじわじわと俎上に上るだろう。そう、原発利権もその一つだった。さすが、織江氏だ。「利権」の呪縛から離れられない我が国の指導層を見通していた。防衛利権をネタに新たなキアロスクーロが醸成されつつあるということだ。ああ、おそろし。おそろし・・・・・・。(文責:吉田)

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