このごろ気になること。

ちょっと気になったことを
書いていきます。

「かずちゃん」その6

2005-10-11 | 思い出
かずちゃんのアパートには1回だけ行ったことがあり
2階建ての4棟だけの小さいアパートでした。他の住民は
年の近い男の人たちで二人は挨拶もしたことがありました。
小向と田島と自分で昼間にかずちゃんのアパートにいきました。
小さい部屋でした。中に入るのは初めてでちょっとどきどきしました。
ベットルームが6畳くらいの部屋の中にかわいく作られていました。
台所とベッドルームの小さい空間にこたつを置いてマージャンをしました。
もちろん手積みだったので、かずちゃんの手は小向の手や田島の手に
触れています。ちょっといらいらして4回ほどマージャンをしましたが
自分が一番負けてしまいました。

1月の下旬になり
試験の季節になりました。自分は大学を1年留年していて
半年間は休学して地元の長崎のパチンコ屋さんで働き、
鹿児島に戻ってからは半年間は果物屋さんで働き、火曜日だけ
学校に通っていました。
とにかく1つの試験に受かれば進級できるのです。
進級するために自分は必死でした。
試験の1週間前、バイクが壊れた自分は友達の鳥崎のバイクの後ろに
乗せてもらってかずちゃんのアパートを朝早く訪ねました。
「試験があるからしばらく会わないから」と
一言だけいって帰ろうとしました。かずちゃんは眠そうで反応が鈍かったです。
そして帰ろうとしたとき、どうやらかずちゃんのお母さんと弟らしい人がきました。かずちゃんは父親がおらず、弟が一人いると聞いていたので気づきました。
この日から1月くらいかずちゃんと顔を会わせなくなりました。
この日から二人の距離が微妙に離れて行ったような気がします。




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