このごろ気になること。

ちょっと気になったことを
書いていきます。

僕たちに気づかせてくれた。

2010-01-19 | Weblog
僕が 視覚障害者の人たちと つながったのは ある地方局のテレビ番組だった。 それは 長崎県佐世保市の 1月にある「小柳杯ロードレース」 で10㌔レースに挑戦したO田さんの姿。 この番組で 紹介された したO田さんは 5年前に失明し 点字の勉強、白杖を使った歩行訓練などを 乗り越え、社会復帰し なおかつ 走ることに チャレンジしていた。 その番組を見て 僕が O田さんを 助けようと思ったわけで . . . 本文を読む

見ることが出来ない代わりに。

2010-01-14 | Weblog
僕が 視覚障害者の人と付き合ってて よく気がつくこと。 『見ること』 以外の感覚が鋭い。 一緒に走っていて 「海の匂いがする。」 「人が多いね。」 「日が射してきたね。」 と話しかけられる。 僕は目が見えるけど 視覚障害者の人は 僕と違って そのほかの感覚は かなり敏感だ。 聞いたことはないけれど 僕の「ニオイ」が 確実に 伝わっているに違いない。 僕の足とか たまに 自分でも驚くくらい . . . 本文を読む

本を聞く?

2010-01-12 | Weblog
僕たち 健常者は本を読むことが出来ます。 でも 視覚障害者の方は 本を読むことは通常の方法では無理です。 だから ひとつの方法は 点字に訳してもらうこと。 この場合1冊の本の値段は 普通の本の約十倍の 約1万5千円です。 他の方法として 「音訳」 本を誰かに読んでもらい それをカセットテープに吹き込んでもらう方法。 この方法はボランティアの人によるものです。 実際にこの方法は 頼んでから 半 . . . 本文を読む

待ち時間。

2010-01-11 | Weblog
視覚障害者の方は もちろん車の運転は出来ない。 当然公共機関を使うことになる。 都会では次から次に電車やバスが来るし、 タクシーだってすぐ拾える。 しかし 九州の西の果てに住んでいる僕たちは 30分待ち、1時間待ちは当たり前の世界。 待っている間 目が見える人は景色を眺めたり、 本を読んだり、そこいらをぶらぶら出来る。 でも 見えない人にとっての待ち時間は とにかく何もすることがない。 これほ . . . 本文を読む

目が見えない人は・・

2010-01-09 | Weblog
僕は「伴走」をしています。 視覚障害者の人と一緒に 一本の紐を握って走ります。 そこで気がついたことを しばらく 書いていきたいと思います。 目が見えない人は まったく見えない人ばかりではありません。 もちろん全盲の人はいます。 小さな穴をのぞくように見える人。 光がわかる人。 少しずつ視力が戻っている人。 何年か前 衆議院選挙で大勝した 自民党の党首が言っていた 『人生いろいろ』なのです。 . . . 本文を読む