こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

4人の食卓 (2003)

2006年08月19日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 126分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (東芝エンタテインメント)
初公開年月 2004/06/05
ジャンル サスペンス/ホラー
映倫 PG-12

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インテリア・デザイナーのジョンウォン(パク・シニャン)は、愛する人との結婚を目前に控え、忙しくも充実した日々を送っていた。そんなある日、ジョンウォンは信じられない光景を目にする。地下鉄で毒殺された姉妹が、なんと自宅の食卓に座っていたのだ。そしてもう一人、その姿が見える女性ヨン(チョン・ジヒョン)が現れる。宿命の糸に引き寄せられたジョンウォンたち。ジョンウォンは実は7歳までの記憶がなく、ヨンには過去を見通す謎めいた力があった。やがて、なんの関連もないように思われていた事件と人々とが繋がっていく。ジョンウォンはヨンの助けを借りて、失われた記憶を取り戻そうとするのだが…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

いまだに”猟奇的な”印象の強いチョン・ジヒョンが、
その「猟奇的な彼女」の次に選んだという作品。

これがなんとホラーです。

ええっ?チョン・ジヒョンがホラー主演?
ピンと来ないひとも多いかもしれないけれど、
別に彼女がゾンビになるわけでもサダコになるわけでもありませんのでご安心を。
この映画ではチョット鬱(うつ)で弱々しい主婦を演じてるんですよね。

今までの”猟奇的な”イメージを一気に払拭するためか、今回は”気絶”を前面に押し出しています。
(ほんとか)

事ある毎に倒れる、倒れる、まあ倒れる。

これ実は、心理的にかなりイヤ~~~な想いの残る映画。
一応、心霊現象付きなのでジャンルはホラー扱いになるものの、
その”恐怖”の切り口は人間の内面に至ります。
怖いというよりも、目を背けたくなるような人間の行為に、
やり切れない想いが湧き上がるといった具合。

彼女が何故にこの映画に出演することを望んだのか、とても理解に苦しむところですが、
この作品からは、彼女らしいオーラをうかがい知ることはできません

その風貌はモデル上がりの女優とは思えぬほどダサく、そしてやつれた表情に終始。
まるで彼女本来の持ち味である、明るく快活、そしてスマートで清潔なイメージを
あえて意図的に打ち消そうとしているかのようにも見えます。

これが、この映画における彼女のコンセプトなのだと受け止めました。

レンタルショップの”ちょん・じひょんコーナー”では、
何気に「僕カノ(僕の彼女を紹介します)」の隣などに この作品がポンと置かれているものだから、
思わずおおっ!と身構えてしまいますね。
彼女目当てに、うっかり軽いノリで借りてしまった人も多いのではないでしょうか?

内容は、かなりマニアな印象も受けるサイコホラー的な作りで、
幼児虐待、幼児殺人を中心に、心理的にジワジワと揺さぶりをかけてきます。
視覚的より心理的な描写に振った作品ですね。

おまけに話の結末もスッキリ解決させないというタチの悪さ。
歯切れが悪い分、余計に後を引くわけです。

このホラー作品の監督はなんと女性。
ストーリーだけ追えば物足りなくも感じますが、男性的な視点とは確かに一味違い、
構図、そして編集に徹底的なこだわりを見せる作品でもあります。

結婚間近の一人暮らしの男性。
フィアンセとの新居になるはずの彼のマンションには、
4人掛けの食卓がお洒落にライトアップされている。

しかしそこに座るのは、まったくもって望まざる人たち・・・。

そして、封印された過去の記憶。
パンドラの箱を開けてしまった時、果たして人間は正常でいられるのでしょうか?

まったく嫌な映画です。

だったら紹介するなって話ですが。

 

【作品】4人の食卓 【ヨン】チョン・ジヒョン
【監督】イ・スヨン 【ジョンウォン】パク・シニャン


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ホラー祭りは (m52387177)
2006-08-19 18:12:15
まだ開催中なのですね。_| ̄|○



そろそろやめませんか?

ホラー祭り?(笑)



やっぱり、ジヒョンは明るく清楚ななくが似合うね。

うっふ~ん(o^-^o) ウフッ



ホラーの〆は



やっぱり、あれでしょ?

いやよいやよも好きのうち。



「死霊の盆踊り」(笑)



返信する
こっちゃんも (ニゲラ)
2006-08-19 19:41:39
やっぱり、ホラーですか・・・

私も昨夜は「輪廻」に続き

「ロック・ユー」で癒され

続いて、「呪霊」を閉めに見てしまった。

ホラーって止められなくなるのでしょうか・・。



この映画全く嫌いの割りに★★★なのね。

観なくてよいのでしょうか?
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ナゾ。。。 (Swan)
2006-08-19 20:38:31
これホントにすっきりしなかった!!



わざと真相をはっきりさせずに観客に解釈を委ねているというつくりだから、モヤモヤ感がいつまでも残りました。



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本当もやもや~ (miyu)
2006-08-19 23:13:40
オススメなのか?でもキライなのか?

こっちゃんの葛藤なのでしょうか?

でも妙に気になるので自分で確かめようかしら?
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ホラー祭りは続くね。(・ω・)bグッ (かぶ)
2006-08-20 00:59:29
って、なぜか嫌いな映画を紹介しちゃったの?

クセのあるホラーみたいだけど、ジヒョンちゃんは綺麗だね。(~o~;



ホラー祭は、まだまだ続くぜー!!
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ほんとはね、まだまだ観てるのホラー作品。 (【お返事】こっちゃん)
2006-08-20 01:01:18
▼mちゃんへ

お?ヒイてるね。

はっはっは。

まだやめないよーだ。

〆ってなんだい!〆って。

そっちは隊長に振りました。





▼にげらさんへ

「ロック・ユー」で癒されるあたりがもうオカシクなってると思われます。

少しホラーから離れた方がいいかも、ね。



あ、この映画はチョン・ジヒョンちゃんが好きなら観てもいいか、と。

そうでなければ特に観なくて差し支えないです。

紹介しておいてなんですけど・・・





▼Swanさんへ

ねえ。これってねえ。

なんとも韓国にもこんなホラーがあるんだな、と。

今まで「ボイス」とか「箪笥」とか比較的ハッキリ終わるホラーを観てたのでねー。

このラストはちょっと尾をヒキますよね。

モヤモヤ残る~~~~

TBドーモね。





▼miyuぽんへ

オススメではありません。

チョン・ジヒョン目当てならどーぞってくらいですね。

だから何!って最後に言いたくなるかも・・・よ。

あ。気になっちゃった?

止めませんけど。(結局どっち!)
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▼かぶ隊長へ (【お返事】こっちゃん)
2006-08-20 01:03:39
いや。嫌っていうのはこの映画が嫌いって意味じゃないんですよ。

イヤ~な気分になるってことで。

でもやっぱ人には薦められないですね、これ。

ホラー祭りはこんなモンじゃ終わらないよね。

目指せ!mちゃん撃沈!
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