こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

デイジー (2006)

2006年11月01日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント ★★★

鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 125分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (東宝東和)
初公開年月 2006/05/27
ジャンル ロマンス/サスペンス/犯罪

ヘヨン(チョン・ジヒョン)は、"どこかで自分を見守りながら、デイジーの花を贈り続けてくれる男性"に恋をしていた。名前も顔もわからないその男性を、運命の恋人だと信じるヘヨン。そんなヘヨンの前に、ある日、ジョンウ(イ・ソンジェ)という男性が現れた。シャイなまなざしで自分を見つめるジョンウを、運命の恋人だと確信するヘヨン。だが、ジョンウの正体はインターポールの捜査官で、彼が追う暗殺者(チョン・ウソン)こそが、本当のデイジーの贈り主だったのだが…。

(NTT-X store解説より抜粋)

舞台はオランダ、俳優は韓国、監督は香港・・・って、なんじゃそりゃ!な感じですが、
そういう視点で観れば非常にオモロイ映画。

で、”オランダに住む韓国人の恋物語を、香港風味に仕上げた映画”かと思いきや、
なんと”香流(ふぁりゅー)”よりもバリバリ”韓流(はんりゅー)”のノリでした。


花の国オランダで話が展開するってだけで、あとは他の韓国映画とそんな違いません。
そうです。これはバリバリ韓国映画
だから韓流映画がお好きな方にとっては、またまたタマらないご馳走。

しかも主演は、ちょび髭イケメンのチョン・ウソン
彼のファンには特にお薦めかも、です。
あ、知ってました?チョン・ウソンの「ちょ」って、ちょびヒゲの「ちょ」なんですよ。
これ、皆さんに教えてあげて下さいネ。 きっと殴られますから。(笑)

今振り返ると、なんだかんだ言って、チョン・ウソンて『私の頭の中の消しゴム』が一番良かったです。
逆に一番痛かったのはやっぱり『トンケ』。 (何度も言うけど)あの高校生はちょっと無い。
”トンケ”っていうより”オッサンけ?”って感じだったもの。

で、この映画なんだけど、正直、もっと彼の魅力を引き出せたかもしれないのにと、
少々勿体ない気がしました。
本来、もっとイケてる人なのにね。 彼って髪切ちゃうと意外に普通の人なんだもの。
やっぱりロンゲっぽい方が似合ってる。 今回の映画でハッキリしましたね。

一方、もう一人の主役のチョン・ジヒョン
『猟奇的な彼女』や『僕の彼女を紹介します』での男勝りな口調が強く印象に残ってる彼女。

彼女もちょっと不完全燃焼っぽくない? どうもイマイチ魅力が出てないような。
後半、銃撃戦に巻き込まれちゃって、声出なくなってるし。
役としての狙い所は分かりますが、彼女ってやっぱり喋ってた方が良い女優さんなんだなと、
つくづくそんな風に思いました。

そしてこの映画の監督ですが、『インファナル・アフェア』シリーズの名三部作を監督した
あのアンドリュー・ラウ監督。
今や香港ノアールの旗手と呼ばれる彼・・・なんですが、そう聞くと益々「これってどうよ?」って言いたくなる感じ。
どーも痒いところに手の届かないような、そんな微妙さ。
個人的には、展開のモタつき感が終始漂い、125分の上映時間は長く感じるし。

結局、自分にとっては標準的な感激度に終わってしまいました。
これだけ良いキャストを揃えておきながら・・・です。
だって、演技派のイ・ソンジェまで出てますからね。
なのに、ですよ。

なんだかな~。
ちょっとアンドリュー・ラウ監督の最近の評価は、自分的には低いです。
『頭文字D(イニシャルD)』だって、もう完全に踏み外してましたからね。

彼、このまま壊れて行くのでしょうか? ううむ・・・。

ただストーリーとしては、全然悪くない。脚本は良いです。ほんと、切ないロマンスなんですよ。
犯罪がらみですけどね。

届け主不明のデイジー。目の前に現れた素敵な男性を花の贈り主だと思い込むその女性。
殺し屋、インターポールの捜査官、絵描きの女の三角模様。ここが見どころ。

”デイジー違いの人違い” 勘違いから生まれる恋もあるのねぇ・・・みたいな。

”男は想いがつのるたび花を贈る。女は優しさに対する接し方に迷うたび絵を贈る”
これだって、なかなか良いじゃないですか。
いや~つくづく勿体ない作品です。こんなにいい要素がありながら・・・。
ま、終わったことをクドクド言っても仕方ないのですが。

さて、この『デイジー』。 実はこんな興味深い話があります。
それはなんと!『デイジー アナザー・ヴァージョン』が存在するということ!

先に公開された『デイジー』は、インターナショナル・バージョンと呼ばれるもので、ヒロインであるヘヨン(チョン・ジヒョン)の視点から描かれたものになっています。

そして新たにお届けする『デイジー アナザー・バージョン』は韓国のみで公開された超プレミアバージョン。チョン・ウソン演じるパクウィからの視点で描かれたものです。

チョン・ウソンファンの皆様、見逃さないでくださいね。彼の魅力が全開ですよ!

 

【DAISY THEATER INFOより】

ほえっ?(・o・ノ)ノ

どうやらこれは、「エンディングだけ変えました」というのとは違うようですね。
編集を巧みに組みなおした感じなのでしょうか?・・・っていうか、なんです?
結構、余力あったんじゃないですか! だったら本編にもっと力を注いで下さいよ。(笑)

と、そんなこと言いながらもこっちゃんは、この『アナザー・ヴァージョン』が観たかったりします。(笑)
思うに、この話だったら絶対『アナザー・ヴァージョン』の組み立て方の方が良いのではないか、と。
ストーリー重視の視点としては、そっちの方が自然じゃないでしょうか?
ま、それも好き好きですかね、結局。(結構テキトー)
中には「ジヒョンちゃんメインで何故悪い!」っていう人も当然いらっしゃるでしょうし。

ところで・・・そのジヒョンちゃんの描く絵は、非常にびみょーだったような・・・。
これも ま、いっか。( ̄∀ ̄*)

そんなこんなで自分としては「悪くはないけど★★★★には至らない」という映画でした。

 

【セルDVD】

デイジー

【セルDVD】NTT-X store 新品

【セルDVD】DMM.com 新品

【セルDVD】amazon 新品

【セルDVD】楽天 新品

 

【オンラインDVDレンタル】

デイジー

【DVDレンタル】DMM.com (入会手続きが必要です)

 



最新の画像もっと見る

21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
凹み女王です ()
2006-11-01 09:10:46
韓国映画、まだデビュー出来ずにいます。

手始めは、どれがいいっすかね

返信する
結局は (Anvil)
2006-11-01 12:49:43
バリバリの韓国映画なのね(笑)

チョン・ウソンの「ちょ」って、ちょびヒゲの「ちょ」なんだ。
一つお利口になったなー^^
返信する
アナザーは・・・ (Swan)
2006-11-01 18:08:11
韓国で上映されたのはアナザーバージョンの方なんですよね。
私もまだ観てないけど、観るつもりです。
日本版(インターナショナルバージョン)でよかったジヒョンちゃんの「カムサハムニダー!サンキュー!」がないと聞いたことあるんだけど。。。
確かめなくては!
返信する
でいじ~~ (和流かぶ)
2006-11-01 19:33:29
アジアごちゃ混ぜの製作なんだね、これ。
でも、バリバリ韓国かぁ~。微妙だな。

チョン・ウソンは好きだよ、自分。
男前だよね~、自分ソックリじゃん。(ウソだけど)

脚本が良いのに、映画はそれほどでもないって事は、監督が悪い!(*`◇´*)/
返信する
Unknown (マダムかぶ様)
2006-11-01 19:52:58
マダムの二枚目論から言えば、「短い髪で普通はイケメン」です。
命がけで愛を貫く・・・なるほどね。

そうそう、Esquireの表紙が短髪あの方でした。
うふふ、これから読みます!
返信する
(○ ̄ ~  ̄○;)ウーン (m52387177)
2006-11-01 21:07:45
つまらなくはないけど、ストーカーストーリーになっているのがね~~。(´▽`*)アハハ

題材はかなり良かったんだけどね。
恋に落ちた理由なども好きだったんだけど、ラスト近くに展開がね~~。_| ̄|○
返信する
(○ ̄ ~  ̄○;)ウーンだよなぁ。 (【お返事】こっちゃん)
2006-11-01 21:32:14
▼るさんへ
あ、凹み女王サマ。ゴキゲンいかがでしょうか?
そろそろ韓国映画で元気だされますか?
そうだな~、るさんみたいな人何がいいだろ。
難しいな。
考えておきます。


▼あんびるさんへ
あ、それは他の人に言っちゃうと尊敬されちゃうので
自分の中だけにしまっておいて下さいネ。(笑)
一つお利口になれてヨカッタね。


▼Swanさんへ
「アナザー」はさすがのSwanさんもご覧になってないんですね。
ぜひ観て教えて下さい。
これジヒョンちゃん中心に展開するからウソンがストーカーに見えちゃうんだよね。
だから逆に「アナザ~」は普通に見えると思うんです。
どうでしょ?


▼和流かぶさんへ
そうだねぇ。これね、単にアイドル映画で終わっちゃってるような気もします。
本当はストーリーとかもシッカリしてるんですよね。
それが分かるだけに残念。
監督ね、今もうオダっちゃってるんだと思います。
すこしズレてきてるかもしれませんね。
(て、こっちゃんに合わないだけかも)


▼マダムかぶさまへ
じゃこの場合のウソンさんもマダムかぶさんの二枚目論にハマってますね。
でもほんと普通ですよ。
そんな殺し屋にも見えませんし。

あ、マダムのホンモノのイケメンさんがご登場ですね。
じっくり楽しんでね♪


▼mちゃんへ
そうなんだよね。視点がね。
あんなにツケ回したら完全にストーカー呼ばわりされますよね。
これある程度前半で感情移入できてないと、
後半はかなりキツイと思いますね。
TBあんがと!
返信する
んん~ (くみょん)
2006-11-01 21:46:27
これね、期待が大きすぎて撃沈した記憶があるな~

「究極のストーカー男と思い込みの激しい女のラブストーリー」
と一言で感想終わった気がします。

チョン・ウソンはいい男ウォッチャーとしてははずせません!
返信する
なるほど (miyu)
2006-11-01 22:39:03
★4つにはちょい届かない★3つって感じなのかしら?
映画よりも"チョびヒゲ"の"び"がどこに
行ったのかが気になります。
返信する
あっ・・・。 (【お返事】こっちゃん)
2006-11-01 23:03:20
▼くみょんさんへ
やっぱりそうでしたかー。
なんかそれ分かります。
でもチョン・ウソンはやっぱカッコ良いですよね。
作品になかなか恵まれない気もしますが。
キャストを活かしきれなかったのは監督の演出不足ではないかなあ。


▼miyuぽんへ
そうですよ。
そんなケナすほど悪くはないんです。
でも、もっと面白くなったはず。
そんな思いを込めて★★★です。
あ、「び」の行方は現在調査中です。
返信する