こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

ピアノ・レッスン (1993)

2006年09月25日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター 
上映時間 121分
製作国 オーストラリア
公開情報 劇場公開 (フランス映画社)
初公開年月 1994/02/
ジャンル ドラマ

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19世紀のニュージーランド、エイダ(ホリー・ハンター)は9歳の娘(アンナ・パキン)を連れて愛用のピアノと共に英国から嫁いできた。6歳のときからしゃべることを止めたエイダは言葉の代わりにピアノで話す。しかし、新しい夫のスチュアート(サム・ニール)はエイダのピアノを、重過ぎて運べないとして浜辺に置き去りにする。ある日、エイダに密かな思いを抱くベインズ(ハーヴェイ・カイテル)が、彼女にある提案をした。ピアノ弾きたさに、条件をのむエイダ。一方、夫はエイダの心情が次第に変わってゆくのを知り…。

(NTT-X store解説より抜粋)

色んな観かたはあるでしょうが、
個人的には、これほど褒めるに苦労しない映画も、そうザラにないという思いです。

いくつもの印象的なシーンがしっかりと脳裏に刻み込まれ、それを想うたび心を揺さぶられる。
これぞ名作という感じですね。

これを撮ったのはジェーン・カンピオンという女性監督
それを聞けば、ストンと胸に落ちるものがあります。
これは男の感覚では到底撮りえないであろう作品。
凄いですねえ。エグリかたが。(笑)
普通、指落すまでやりますか!

物語は自らの意思で言葉を捨てたエイダが、幼い娘を連れて
スコットランドから開拓期のニュージーランドに嫁いでくるところから始まります。
しかし他の無教養な顔面刺青男に心を奪われ、やがてそれがモミアゲ夫にも知れてしまう、というお話。
母親よりも娘の方が分かっているというか、冷静に状況の良し悪しを判断出来ているのが
妙に可笑しいのですが、じつはコレが悲惨な結果を招くことに。

雨の多い天気。ぬかるむ足元。そのどれもがこの物語の大事な要素となっていましたね。

ピアノを言葉代わりにしてきた彼女が奏でる旋律は、美しくも悲しすぎる。
浜辺に置き去りにされたピアノを弾くエイダ。それに合わせバレエを踊る娘。
何よりこのシーンが大好きです。

主演は、ホリー・ハンター。
ハーヴェイ・カイテルとサム・ニールのキャスティングも見どころです。
なんと今観ると、娘役は「X-MEN」シリーズのアンナ・パキンだったんですね。
ビックリしました。
彼女、当然幼いんですが、顔・・・変わってない!(笑)
顔はそのままで身体だけ大きくなったって感じです。
そういう意味では安達祐美とカブります。

主演のホリーについては、この官能映画の主役を演じるにはちょっとゴツゴツした感はありますが、
実は当初、このキャスティングは全くあり得ないものだったそうですね。
監督は、もっとスラッと背の高い絶世の美女をイメージしていたのだと。
しかし、そこにホリー自身がやってきて「どうしてもオーディションを受けさせろ!」と熱烈なオファー。

これに関して、「まったくもって拾い物だった」と言う監督。
何しろこの映画の中ではホリー自らがピアノを弾いています。
彼女、10歳の頃からピアノを習っていたそうですね。
弾けるんです、彼女。

そうして出来上がった映画のなんと美しいことか。

マイケル・ナイマンの音楽がとにかく良いですね。
それまでマイケルといえば「ジャクソン」か「富岡」くらいしか知らなかったこっちゃんが
彼を知ることになった思い出の映画でもありました。

海の底で奏でられるあの旋律は、永遠に心の中でリピートします。

 

  それこそ何をしとんじゃ、って話ですよ。

 

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こっちゃんが ()
2006-09-25 13:33:46
見てなかったコトの方がいがい~

もうみてるもんだと思ってた



そうそう痛いの苦手なんで

あの「指」のシーン、

ぎゃあああああ~ってなったのよ~



で、ハーベイ・亀腹・カイテルの

お腹は確認しましたか?
返信する
ワタシャも少し背が欲しい byホリー (PU-KO)
2006-09-25 15:28:20
あの指シーンは女性監督ならではなのか~、と、やたら感心してしまいました。



これ、ハーヴェイおじさんの体がもう少し締まってたら、もっといい評価だったのに…。残念。



最後の俳句に爆笑です。ホントよね



TBさせて下さいね。
返信する
かんのうだぁ~~ (マイケルかぶ)
2006-09-25 18:49:23
素敵な映画を観ましたね、アナタ。( ̄∀ ̄*)

モミアゲ・サムに仮面ライダー・カイテルも素敵ですね。

あんな・ぱっきんも子供ながら名演でした。

でもやっぱりホリーさんが最高です。(・ω・)bグッ



最後の一句は感動した! By じゅんいちろう

あっ、トラバします。
返信する
有名だけど (m52387177)
2006-09-25 20:27:50
おいら見ていないのよね~~



なかなかよさそうなのね。

廉価版あるかな?探してみよう。
返信する
官能よねぇ~ (にげら)
2006-09-25 20:31:01
いい映画ですよねぇ。

ピアノの旋律も感動を呼びました。

でも、なんたって熊さんカイテルのお腹は

目が…だったわ~。



何回でも観たくなります。

で、こっちゃんは鑑賞は何回目なの?



えっとTBしますね。
返信する
コレは (miyu)
2006-09-25 22:12:25
あたしも大好きな映画です!

でも久しく観てないなぁ~。

nigeraさんも記事にしてたし、

あたしも久々に観て記事にして

仲間に入れてもうおうかしらん(´∀`*)ウフフ
返信する
みんな好きなんだね~。大人だねえ。 (【お返事】こっちゃん)
2006-09-25 23:26:19
▼るさんへ

いやいや。

もう何度も観てますよ。

で、今回久々の鑑賞です。

それよりも亀腹って・・・





▼pu-koさんへ

ほんと、pu-koさんの言うとおり「怒らせると怖いひと」でしたね、サム・ニール。

ホリーはも少し背が欲しい言うてますか?

なるほど。

指詰めまでやるのは、やっぱ女性の感覚でしょう。

時として男よりも百倍怖いですよ。ぶるるっ!





▼まいける・かぶさんへ

そうです。

今日は素敵な大人の映画をUPです。

しかし、仮面ライダーって。(笑)

「あんな・ぱっきん」も、もう折れちゃったような名前だし。(笑)

好きに言うてますな。

確かにホリーの生涯一番の作品になるかもしれませんね、これ。

う"ーん。人生イロイロ。  byじゅんいちろう





▼mちゃんへ

いやーん!コレは観てちょんまげ。

怖いでっせー。サム・ニール。

廉価版探してね。





▼にげらさんへ

熊さんて・・・。

ここのブログは誰一人ハーヴェイをマトモに言ってませんね。(笑)

おじさんやら、仮面ライダーやら、亀腹やら。

どんな扱いやねん。

ちなみにこっちゃんは5回目くらいの鑑賞になりますでしょうか?





▼miyuぽんへ

うん。これはちょっと前の映画だもんね。

もう13年ですかあ。

早いなあ。

でも、その時に憶えたメロディーが耳に残ってるってのはスゴくない?

それくらい印象的な美しいメロディだったってことだよね~。

今観るとまた感動が蘇るもんですよ。
返信する
心にしみる・・・ (ありばば)
2006-09-25 23:39:46
イイ映画んなんだなぁ~~~

って、思いきや!

こっちゃんの今日の一言に、びつくり!

エロエロ系ですか?

んん~ん、ちょっと観たい。

きゃー♪
返信する
▼ありばばさんへ (【お返事】こっちゃん)
2006-09-25 23:47:54
そうです。

心に染みるエロエロ系です。

・・・って、官能と言ってください。官能と。(笑)

大人の方限定で観れますよ。

ありばばさんは大人かな?( ̄ー ̄)ふふっ
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うんうん。 (may)
2006-09-26 14:05:28
こっちゃんのレビュー読んでたら、

あの情景と音楽がすぐに浮かんできたよ。

本当に素晴らしい映画。

一つ一つが印象的で忘れられないんだな。。。

浜辺のピアノのシーン、私も好きです。
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