こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

ダイヤモンド・イン・パラダイス (2004)

2006年02月20日 | ふつーMovie
こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境  試写会 
上映時間 98分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開
(ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 2006/02/25
ジャンル サスペンス/アクション/コメディ

マックス(ピアース・ブロスナン)とローラ(サルマ・ハエック)は最高の泥棒コンビであり恋人同士だ。ふたりはナポレオンが所有していたとされる3つのダイヤモンドのうちの2つを、見事、手に入れる。しかし2つめのダイヤを盗んだ際に、マックスはスタン捜査官(ウディ・ハレルソン)に胸を撃たれる。姿を消した彼らは、バハマにあるパラダイス・アイランドで新しい生活をスタートさせていた。ローラはマックスに結婚の誓いを求め、危険のない生活を願うが、3つめのダイヤを展示した豪華客船がバハマにやってくる。

(goo映画より抜粋)

先週も色んな試写会の抽選に応募してました。

ま、実際に先週は試写会2本のご招待を受けたワケで、それに関してはとっても嬉しく思います。
でも、「別に当ってもハズレてもいーや」と思っている映画ほど当たってしまうの、
あれって何故でしょうねぇ?

本当はこのハガキの代わりに「ムツゴロウ王国物語-なるにあライオン出産の巻-」のご招待状が手元に届いて欲しかった。ところが実際に届いたハガキには、「ガぉ~ん!」ていうライオンの顔や、ましてや「よーし、よーし」のムツゴロウさんなんかぜーんぜん無くて、ソコにはうっすら不精ヒゲを生やしたオッサンが・・・。え?「そんな映画ないだろ」って?

ええ。もちろん、ないですよ。ただの妄想ですから。
「ナルニア国物語」とかけてみただけです。

ところでこの映画の一般公開は「県庁の星」と同じ日だそうで。もしかしたら、「県庁~」が満席で入れなかった人がコチラに流れるかも?な~んて。はじめからこの映画に狙いを定める人はやっぱり少ないような気もします。

正直、この映画をスルーしちゃっても、人生にはそれほど影響が出ない仕上がりとなっております。それ故、興業的に見るならば「オコボレ」程度の集客しか期待出来ないのでは?などと言うのが素直な感想でございますよ。

あ、「つまんない」という意味ではないんですよ。観る前のインパクトが薄いんです。
だからこんな試写会にでも当たらなければ、「こっちゃんはどーでも良いかなぁ?」っていうエリアに追いやったまま決して観ることはなかった類の映画でしょうねぇ。

その「どーでも良い」的な理由は下記の通りです。

気分がノってまいりましたので歌で聴いてください...。

 


 どーでもい~ですよ♫  ① 
「007」以外のピアース・ブロスナン。

 


 どーでもい~ですよ♫  
サルマ・ハエック。

 


 どーでもい~ですよ♫   
このありきたりな邦題。

 


 どーでもい~ですよ♫  ④ 
田原としひこの意味不明なTVCM。

 


 どーでもい~ですよ♫  
ホモネタ。

 

・・・だいたひかるネタです。ゴメンちゃい。m(_ _"m)ペコリ

 

しかしこの映画、観終ってからいざ感想を書こうとしたらこれが不思議なほど記憶に残っていない。ここまで残らないのも珍しい。(笑)

良く言えばアッサリ風味?  悪く言えば恐ろしくなるホドの軽さです。

それでもエンヤコラサと記憶の糸をたどると・・・・

 

思い出すのは  こんなシーンや、

 

 

こんなシーン くらいなモンで。(笑)

 

ったく、なんちゅー画だ、これは? まったく、イケてない。

 

大体ね、リゾート気分満点のバハマを舞台に、オトコたちがイチャイチャとサンオイルを塗りあっこしたり、同じベッドで一夜を過ごしたりなんてトキメくハズもないワケです。
って、実際にはモーホそのものじゃなくて、そんな場面をカン違いされちゃうってコトなんですけどね。

まぁ、メインの話としては単純明快なクライムストーリーですわ。

世界に3つしかないダイヤを2個まで手に入れた盗人カップルが、”仕事中”に撃たれてビビってバハマでご隠居生活。そこへ7年越しで捜査を追ってきたFBI捜査官がやってきてドタバタ♪ってカンジの映画です。

98分と短い上映時間はこの映画にピッタリですね。テンポ良く、ポンポンと話は進みます。

そーですねぇ。この映画の見どころを一言で言うならば、

 
ピアースとサルマのやっつけラブシーン・・・


 

ではなくて、ピアースの手の上でもてあそばれるウディ・ハレルソンかな?

彼のうろたえる姿は、この映画中何よりも笑えました。

あの初っ端からのラジコン監禁ネタなんて、ねぇ。
それこそピアースお得意の「007」を彷彿とさせますが、あの時のウディの顔は実に良いですね~。たしかに可愛そうですけど

事あるごとに、ピーアスに先を越される冴えないFBI捜査官は彼のイメージにピッタリ。役柄的には「スタンド・アップ」での弁護士役よりも、よっぽどコチラの方がハマってますよ。
もともと、ウディの顔ってどこかコミカルに見えちゃうんですけど、コレってこっちゃんだけでしょーかねぇ。

とにかく、この映画ではピアースよりもむしろウディの方が光って見えます。
ピアース・ブロスナンて、もう「007」のイメージが強く焼き付いちゃって、正直それ以外の映画で観なくても良いかなあって思っちゃうんですよ。カッコ良いオジサマなんですけどね。以前見たときよりシワが2、3本増えてましたけど(数えたんかい!)、それがまた一層カッコ良く見せているようでもありますもの。でも、演技に「魅せる」部分がないんだよなぁ、どーも。まぁ、それはサルマ・ハエックも同じで。

いや~コレはもう、こっちゃんの好みの問題だなぁ。はじめからこの主役二人が好きなら、本映画はもっと楽しめたはずだと。

でもねぇ、あのドン・チードルの使い方は勿体なさすぎる。出演作品次第ではメチャメチャ見せ場を作ってくれる俳優サンだけに、ホント痛ましいキャスティングだと思うわぁ。これは頂けないなぁ。

とかなんとか言っちゃって、ハッ!と気付けばコレって「単なるお遊び」映画なんですよね?撮影スタッフも含め、俳優たちが「バカンスついでに撮っちゃいまスたウフ♡」みたいなカンジで。
こんな映画を真面目に「映画鑑賞でござる」なんて臨もうものなら、「なんだ?チミは客をバカにしてんのか?」なんて言いたくなっちゃうんでしょうが、この映画を観る時にはその「お遊び」に乗っかっちゃう方がよっぽど利口ってモンでしょう。

何しろこれ、「ラッシュアワー」の監督ですからね。観れば納得ですよ。そんなつくりです。
肝心のダイヤを盗った盗られたのドラマよりも、むしろホモネタに精力を注ぐというこの姿勢は、ある意味拍手に値するのかもしれませんね。

そんなこんなで、「リゾート気分とホモ気分を同時に味わえる楽しい映画が今すぐ観たい!」という人にはとってもオススメできる映画なんじゃないでしょうか?(そんなヤツおるか!)
・・・って別にホモずくしの映画じゃないんですけど。(笑)そんなネタもあるよってコトです。

話自体に厚味はないものの、最後の最後までどんでん返しも用意されていますし、ラストのオチも、まぁまぁこっちゃん好みではあります。
笑いました。

楽しいですよ、それなりには (o^∇^o)ノ ソレナリ、ソレナリ。

ただ、チラシの宣伝文句である「今まで観たこともない最高のエインターティメント作品が誕生した!」というのは、またまた言いすぎでしょう?この程度の映画がゴロゴロ転がってるのは、ハリウッド自体がよーく知っているハズ。お客さんを騙してはイケません。
何もそこまで言わなけりゃ、黙って観た人はソコソコ楽しんで帰ってくれますよ。

あと邦題・・・・こんなありきたりなモノ取ってつけちゃうくらいなら、原題のままの方がよっぽど良かったでしょ?その方がこの映画のイメージに近いと思うけどなぁ、まだ・・・ ( ̄∀ ̄*) どだろ?

うっかりだろーが、騙されてだろーが、観てしまえば映画自体はそれなりには楽しめます。

あ。それと・・・オリジナルのポスター、カッコ良過ぎて映画のイメージとマッチしとりません。

《2006.08.15記事一部改訂》

【作品】ダイヤモンド・イン・パラダイス