こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

飛べ、バージル/プロジェクトX (1987)

2005年06月20日 | いかすMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★

こっちゃんシアター

上映時間 109 分
製作国 アメリカ
公開情報 FOX
初公開年月 1987/08
ジャンル アクション/SF

ウィスコンシン大学心理学研究所のテリー(ヘレン・ハント)は、チンパンジーのバージルに手話を教え、人間と動物のコミュニケーションに成功した。ところが、その研究費が打ち切られ、バージルはロックリッジ空軍基地に送られてしまう。そこではチンパンジーを使って“プロジェクトX"という極秘の実験が進められている。そのチンパンジー達の飼育係に任命されたのは、元パイロットのジミー(マシュー・ブロデリック)だった......。
(goo映画より)

 

このタイトルを初めて耳にしたとき「え?ジャッキー・チェンの映画?」って思った。
それって「スパルタンX」+「プロジェクトA」だよね(笑)

1987年もの。のっけから登場するヘレン・ハントの若さにビックリです。この頃はシワ一つ無くチョットふっくら顔。もう一人の主役はマシュー・ブロデリックです。印象としては非常に良くまとまった映画。

そもそも、マシュー演じるジミーがチンパンジーの世話係になったのは、彼女をナンパするために空軍の飛行機を盗んで降格処分になってしまったから。とんでもない落ちこぼれ君デス。マシューってオチコボレ君とか、情緒不安定君が良く似合う。こっちゃんの中では永遠のトッチャンボーヤですから。(笑)

今回、彼が極秘任務ときいて意気盛んに付いた配属先はチンパンジーの世話係。でも内容はちょっと特殊。チンパン君に飛行機操縦訓練をさせるというもの。一体何のためにそんなことを?その背景には背筋が寒くなるような真実が隠されているというわけです。

とにかく映画そのものの組み立て方が非常に上手い。古い映画ですが、これは今観ても楽しめるレベル。笑いどころアリ、泣かせどころアリですからね。実に心得たつくりなのです。

一番の見どころはチンパン君たちの名演技!今なら安易にVFXでしょうが、この時代はそうは行かない。この映画はチンパンジー役者あっての作品と言えますね。

手話を使い自分の意思をはっきり表現するチンパンジーのバージル新入りメスパンジー(女の子のチンパンジーの事 ^^)にリンゴをあげたり、頭を痒がってるセンパイジー(先輩のチンパンジーです ^^;)にブラシを取ってあげたり。とにかく優しいんですね。”青ひげ”のシーンは、もう本当に泣いてるように見えちゃう。上手いな、てかスゴイな。

最後までタバコを欲しがるゴライアス君のシーンに涙、涙。あれは本当に可哀想な場面でした。

《2006.07.11記事一部改訂》

 

 
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